第16話 相談イベント(トリスVer.)

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藍空れぃん。様/いがぼー様

フォルテ

フォルテ
「そいつは、お前が決めることだよ トリス
人の考えや言葉をわざわざ借りなくても
お前の中には、お前だけの言葉が眠ってるはずだぜ?
かけ値なしの、本当の気持ちがな・・・」
トリス
「それはわかってるわよ でも・・・」
フォルテ
「なぁに、大丈夫さ?
自分の足で歩き出して こうして、ここまでやって来た時点で
トリス お前はとっくに自分で答えを見つけているんだぜ?」
トリス
「・・・!!」
フォルテ
「だから、お前はもう何があっても大丈夫だ オレが保証してやる
さあ! 行って、そいつをぶつけてきな!!」
トリス
「・・・うんっ!」

ケイナ

ケイナ
「トリス 前に貴女は、私に言ってくれたよね?
失われた記憶が戻ったとしても、私は私で
なにひとつ変わらない 心配することなんかないんだって・・・」
トリス
「・・・!」
ケイナ
「貴女はなにも変わってなんかいないわ アメルも、ネスティもおんなじ・・・
私たちにとっては大切な仲間だもの
だから、心配なんかしなくてもいいのよ」
トリス
「ケイナ・・・」
ケイナ
「二人とも、すごく貴女のことを気にしてつらそうだった
早く行って、安心させてあげなさい? いいわね?」
トリス
「・・・ええ」

ロッカ

ロッカ
「僕たちには貴女の一族のことを責める理由なんてありませんよ」
トリス
「だけど、デグレアが村を襲った原因は 召喚兵器を手に入れるためで・・・」
ロッカ
「そう、襲ったのはデグレアです
貴女はそれと戦って アメルを今日まで守り抜いてくれた
感謝していますよ 今でも・・・」
トリス
「ロッカ・・・」
ロッカ
「トリスさん 貴女の先祖は、大きな過ちを犯したのかもしれません
だけどそんな理由で 貴女が僕たちにしてくれたことは、無意味にはなりません!」
トリス
「・・・!」
ロッカ
「おそれないで・・・あの子に会ってあげてください
きっと、貴女のことを待っています・・・アメルは・・・」

リューグ

リューグ
「あいつな・・・泣いてやがった・・・
涙をこぼしたり、声をあげて泣いてるんじゃねえんだ
俺たちを心配させないように、心の中だけで泣いているのさ」
トリス
「・・・・・・」
リューグ
「悔しいけどな・・・お前じゃなけりゃ あの涙は止められねえ
あいつは、自分のためじゃなくて、お前のために泣いているんだ」
トリス
「あたしのため・・・?」
リューグ
「お前だって、わかっているだろうが!?
あいつが・・・っ アメルが、そういう女だってのはよ・・・」
トリス
「・・・・・・」
リューグ
「止めてやってくれよ あいつの、涙を・・・頼むから・・・っ
俺じゃあ・・・ダメなんだよ・・・っ」
トリス
「リューグ・・・」

ミニス

ミニス
「私は、召喚兵器なんてキライだわ・・・
あんな可哀想なことを召喚獣にした、調律者たちは、もっともっと大キライ・・・っ!」
トリス
「・・・・・・」
ミニス
「でも・・・アナタのせいじゃないものね」
トリス
「え・・・?」
ミニス
「私だって、マーン家を名乗ってる貴族の一員なのよ?
一族の背負った罪を個人に重ねたって意味がないことぐらいわかってるわ
それにね・・・私は知ってるの
トリス 貴女は、私とおんなじ
召喚獣と友達になれる人なんだって!」
トリス
「ミニス・・・」
ミニス
「だから、ご先祖様と同じ間違いなんてするはずがないもの
みんなだって、それはわかってると思うよ?」

モーリン

モーリン
「まったく・・・! さんざん人に心配かけといて・・・」
トリス
「ゴメン・・・」
モーリン
「あんたが過去のことをどう思ってんのかは あたいにゃわかんないけどさ・・・
あたいにしてみりゃ過去は過去! それだけのことさ
先祖が悪人だろうが今のあんたが胸張って生きていりゃあいいんだよ」
トリス
「モーリン・・・」
モーリン
「安心しなよ もしもあんたが人の道を踏み外すようなことになったら・・・
グーで殴って あたいが、引きずり戻してやるからさ?」
トリス
「う・・・そ、それは勘弁してほしいなぁ」
モーリン
「あははははっ その様子なら、まず大丈夫みたいだね」

カザミネ

カザミネ
「お主たちと似た境遇に苦しんでいた者たちを拙者は知っておる」
トリス
「え・・・?」
カザミネ
「その者たちは、肉親の野望の道具としてこの世に生を授かり
歪められた運命の中で居場所を求め、必死にもがいておった・・・」
トリス
「その人たちは・・・どうなったんですか?」
カザミネ
「一方は救われ そしてもう一方は闇へと呑みこまれてしまった・・・」
トリス
「・・・・・・」
カザミネ
「両者の運命を分かつきっかけとなったのは人のきずなだ・・・
差し伸べられた手にもっと早く気づくことができておれば
あの男も、あるいは救われたのかもしれぬ
トリス殿
どんな苦境に立たされたとしても、心だけは閉ざしてはならぬ
お主を助けたいと願う者たちは、こんなにもたくさんいるのだから」
トリス
「カザミネさん・・・」

レナード

レナード
「俺様の世界の法律じゃ親が罪人だからって その子供にまで、罪をかぶせたりはしねえ
もっとも、世間の風当たりに関しちゃ大差はねぇけどな
お前さんが思い悩むのも、無理ねえと思うさ」
トリス
「・・・・・・」
レナード
「でもな、本当にコワイのは、そういう謙虚な気持ちなんだぜ?」
トリス
「え?」
レナード
「人間は弱い生き物だ 四六時中、罪の意識にさいなまれてたらすぐぶっ壊れちまう
悩んだ挙げ句におかしな道に進んで取り返しのつかなくなっちまった連中を
俺様は何人も見ている
お前さんも、そうはなりたくねえだろ?」
トリス
「それは、そうだけど でも・・・」
レナード
「「テイク・イット・イージー」」
トリス
「・・・?」
レナード
「気楽にいこうぜ、っていう意味の言葉さ 俺様の世界のな・・・
キツイ時には、呪文だと思って、唱えてみるといい
それが、俺様からのアドバイスだ」
トリス
「テイク・イット・イージー・・・
(気楽にいこうぜ、か)」

ルウ

ルウ
「森でゲイルを見た時 ルウは、許せないって思ったわ
召喚獣と召喚師は あんな関係を結ぶためのものじゃないって 本気で思ったの」
トリス
「・・・・・・」
ルウ
「でもね・・・
アレは貴女の祖先が造ったもので、貴女がしたことじゃない
貴女が罪の意識を感じる必要なんてないし ルウも責めたりなんかしないわ」
トリス
「ルウ・・・」
ルウ
「ルウは見ていたよ?
貴女が、私の家にいる召喚獣たちに、すごくなつかれていたのを
(護衛獣)が誓約によるもの以上に貴女のことをしたっているのを・・・
だから、ルウは貴女を信じられるの
他のみんなだって きっと、同じだと思う」

カイナ

カイナ
「貴女たちと同じような苦しみを背負っていた人物を私は知っています」
トリス
「え・・・?」
カイナ
「その人もまた
生まれた時から肉親の大罪によって運命を歪められ自分というものを見失いかけていました
ですが、その人はある方のかけてくれた言葉によって・・・
延々と続く苦しみから救われたのだと、私におっしゃってましたよ」
トリス
「どんな・・・言葉だったの?」
カイナ
「偶然なのだ・・・と」
トリス
「え?」
カイナ
「生まれる時も、場所も自分では決められない
たまたま、こんな立場に生まれただけでそれを罪に感じる必要などないのだ、と」
トリス
「・・・!!」
カイナ
「同じ言葉を、私も貴女に贈りたいと思います
大切なのは「今まで」ではなく「これから」なのですから・・・」

シャムロック

シャムロック
「迷うことはないんだ
君がどんな人間なのか 今まで共に過ごした私たちには、ちゃんとわかっている
真実を知ったところで君という人間の価値は変わっちゃいないんだ」
トリス
「(シャムロック・・・)」
シャムロック
「私とて騎士である以上 この手を、多くの血で汚している
きれい事だけじゃ済まない世界だって見てきたよ・・・
だけど、後悔だけはしていないつもりだ
幾つもの罪を重ねてもなお、そこから逃げず前へと進んでいく
それが生きることだと私は信じているから」
トリス
「(逃げずに、前へ・・・)」

パッフェル

パッフェル
「はあ、どうすればいいかって尋ねられましてもねえ・・・
結局のところはトリスさんがどうしたいかが全てじゃないんですか?」
トリス
「あたしが・・・?」
パッフェル
「過ぎてしまったことをやり直すなんてことはどう逆立ちしたって無理ですもの・・・
私も、しょっちゅうお仕事でポカしたりするんですけどー
次は絶対、同じ間違いをしないぞって、自分に言い聞かせることでがんばってるんです
なんか、次元の低いたとえ話ですけど
それで、いいんじゃないですかねー?」

ユエル

ユエル
「ウソつきっ!」
トリス
「え・・・?」
ユエル
「トリス あの時、ユエルに言ったじゃないか!?
あきらめちゃったら絶対に欲しいものは手に入らないって!」
トリス
「・・・!」
ユエル
「ユエルはトリスに叱られたから・・・
本当の自分を・・・取り戻すことができたんだよ?」
トリス
「・・・・・・」
ユエル
「トリスにだって絶対にできるはずだもん!
できなかったら何度だってユエルが叱ってあげるから
ウソつきになっちゃイヤだよぉ・・・っ」
トリス
「ユエル・・・」

シオン

シオン
「私たちシノビは 主君の命令に対しては絶対服従のおきてをもっています
そういった意味では あの召喚兵器たちと大差ないのかもしれませんね
ですが・・・
私たちはけして おきてがあるからそれに従っているのではないのですよ」
トリス
「え?」
シオン
「仕える主君の器量に心酔しているからこそ どんな困難な使命にも従事できる
その気持ちが根底にあって初めておきてはおきてとして機能するのです」
トリス
「(そうよね・・・)」
シオン
「トリスさん 貴女にも、あるのではないですか?
立場や状況より先に 貴女という人間を根底から突き動かす・・・
絶対に譲れないものが」
トリス
「譲れないもの・・・」
シオン
「それに従いなさい どれだけ無理にあがいたところで
人間は、自分を偽ることなどできないのですから・・・」

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