【夜会話】アルディラ(レックスVer.)

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シズカ様/珱様/夕焼け空様

第3話 はぐれ者たちの島(???)

レックス
「・・・はい?」
スカーレル
「センセ、お客さんよ」
レックス
「え? お客って・・・」
スカーレル
「うふふっ 会えばわかるわよ」
アルディラ
「・・・・・・」
レックス
「アルディラさん!?」
アルディラ
「あげるわ・・・」
レックス
「え」
「幸運の指輪」を手に入れた!
アルディラ
「さっきのお礼よ 借りは借りだから」
レックス
「あっ・・・ありがとう・・・」
アルディラ
「すくなくとも、貴方はあの兵士たちとは違う
それだけは、認めてあげるわ・・・」
わざわざ、このために訪ねてきてくれたんだ あの人・・・

第4話 海から来た暴れん坊

レックス
「いろいろとあったけど、これでようやく仲良くなれそうだね」
アルディラ
「そう簡単にいくとは思えないけど
島のみんなが、貴方たちへの警戒を解きつつあるのは確かみたいね」
レックス
「それだけでも十分だよ
会って、話をすることができるんだもの」
アルディラ
「貴方みたいな人は人間の中でも、本当に珍しいタイプね
あきれるぐらいに物事をまっすぐに見る 懐疑をもとうとしない」
レックス
「よく言われてたよ お前は世の中を甘く見すぎてる、って
いつか、だまされて痛い目を見るぞ!なんて言われたこともあったなぁ・・・」
アルディラ
「その意見には、私も大いに賛同するわ
だけど、そういうのってキライじゃないわよ?
論理的な思考をする融機人には総じて生じにくい、感情の発露だものね」
レックス
「えっと、今の・・・どういう意味かな?」
アルディラ
「私が貴方を興味深く感じている そういう意味かしらね」
好意を持ってくれているってことだけは間違いないんだよな、きっと・・・

第5話 自分の居場所

アルディラ
「帝国軍の、アズリアだったかしら?
本格的に、あいつらは敵に回ったわね・・・」
レックス
「うん・・・俺が、剣を持っているのもバレただろうし・・・」
アルディラ
「結果論よ 気にしないで
貴方がいなくても以前の私達だったら迷わず、戦っていた
むしろ、貴方がいてくれたから、ここまで戦端を開かずにすんだ
すくなくとも、私はそう思っているわ」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「だけど、貴方は平気なの?
彼女は、貴方の知り合いでしょう?」
レックス
「まだ、必ず戦うって決まったわけじゃありませんから
なんとか話をして戦わずにすませられるようにしてみせますよ」
アルディラ
「いかにも、貴方らしい考え方だわね・・・」
彼女だったらきっとわかってくれる、きっと・・・!

第6話 招かざる来訪者

鬼獣ルート

レックス
「前から、気になっていたことが ようやくわかって安心したよ」
アルディラ
「?」
レックス
「アルディラが、普段何を食べてるかってことだよ」
アルディラ
「・・・・・・」
レックス
「ほら、融機人ってさ生き物と機械の中間の生命体だから・・・」
アルディラ
「もしかして、私が他の同朋たちのように電気やオイルを動力にしてると思ってた?」
レックス
「うん」
アルディラ
「・・・っ!」
(バシッ)
レックス
「あだっ!?」
アルディラ
「融機人について、ちゃんと理解してるの? 機械と融合した人って意味なのよ
まったく・・・
それは、確かにそういうものだけでも機能を維持することはできるけど・・・」
たしかに・・・人だからこそ、怒ってぶん殴りもするワケか うう・・・っ

機霊ルート

レックス
「前から気になっていたことが、ようやくわかって安心したよ」
アルディラ
「?」
レックス
「アルディラが、普段何を食べてるのかってことだよ」
アルディラ
「・・・・・・」
レックス
「ほら、融機人って生き物と機械の中間の生命体だから・・・」
アルディラ
「もしかして、私が他の同朋たちのように、電気やオイルを動力にしてると思ってた?」
レックス
「うん」
アルディラ
「・・・っ!」
(バシッ)
レックス
「あだっ!?」
アルディラ
「融機人について、ちゃんと理解してるの?
機械と融合した人って意味なのよ?まったく・・・
それは、確かにそういうものだけでも、機能を維持することはできるけど・・・」
レックス
「なあ、アルディラ さっきの、遺跡での話なんだけど・・・」
アルディラ
「ごめんなさい そのことについては今は、触れないで」
レックス
「え?」
アルディラ
「ファルゼンに知られてしまった以上は、
多分なんらかの処罰が私に下されるでしょうね
そうなった時、貴方に累が及んでしまったら、それこそ、私のしたことは無駄になるわ」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「身勝手でごめんなさい」
レックス
「いいんだよ! それより俺にできることがあったら遠慮しないで言えよ
俺のせいで、君が罰を受けるなんておかしいと思う」
アルディラ
「優しいのね・・・ その気持ちだけ受けとっておくわ」
アルディラ・・・

第7話 すれ違う想い

アルディラ
「もし、正面から戦っていたなら 勝ったのはおそらく帝国軍だったでしょうね・・・
アズリアという女が構築していた布陣はそれほど完璧だった
貴方は最初からそのことを予想していたんじゃなくって?」
レックス
「買いかぶりだよ 俺はただ、無意味な戦いを避けたかっただけなんだ
彼女の思惑が外れたのは、偶然の結果さ」
アルディラ
「そう・・・ それじゃ、そういうことなんでしょうね
でも、そのおかげで犠牲を出さずにすんだこと、私は忘れないわ
貴方の、身勝手がみんなの命を救っていたことをね・・・」
まいったな・・・

第8話 卑怯者

アルディラ
「スキャンの結果は特に問題はなしよ 倒れた原因は疲労
しばらくは安静が必要だって」
レックス
「ありがとう わざわざ、お見舞いにきてくれて」
アルディラ
「見舞い・・・ねぇ?
どちらかといえば、ひっぱたいて思いっきり説教してやりたい気分なんだけど」
レックス
「う・・・っ」
アルディラ
「まったく、どうして貴方は、もっと自分を大事にしないの!?
1歩間違ったら殺されていたのよ?」
レックス
「ご、ごめん・・・」
アルディラ
「誤るくらいなら自重してちょうだい 今日のところは帰るけど・・・
次の診察の時に、クノンと二人で徹底的にしぼってあげるから覚悟しときなさい」
レックス
「いい・・・っ!?」
なんか、別の意味で治療を受けに行きたくないかも・・・

第9話 先生の休日

鬼獣ルート

レックス
「それにしても、昼間のアルディラには驚いたよ」
アルディラ
「え?」
レックス
「まさか、水遊びに加わってくるなんて思いもしなかった」
アルディラ
「たまには、私だってハメを外したい時もあるわよ・・・
貴方が知らないだけで、私にだって色々と悩みはあるんだから」
レックス
「そっか・・・
それじゃ、今日はアルディラにとってもいい息抜きだったわけだ」
アルディラ
「まあね?」
レックス
「また、みんなでああして遊びにでかけられるといいよな・・・
楽しい思い出、いっぱい作るためにもさ」
アルディラ
「うん、そうね・・・」
(アルディラ)でも・・・それでもね・・・消すことができないものはあるのよ・・・

機霊ルート

アルディラ
「昼間のこと?」
レックス
「うん、なんだか余計なことをはなさせちゃった気がして
きちんと謝っておきたかったんだ」
アルディラ
「あのね・・・
わざわざ、そうやって蒸し返したら、逆効果になるって考えには至らなかったの?」
レックス
「あ・・・ そ、そそっ、そういうつもりじゃないんだよ 本当だってば!」
アルディラ
「わかってるわ 一応、釘を刺しただけ 別に気にしないわ
まったく・・・ にぶいところまで本当に、そっくりなんだから・・・
あの場所には、前からずっと行っておきたいと思っていたのよ
だけど、一人ではね やっぱりこわかったの
あんなふうに感傷的になっちゃうことがわかっていたから」
レックス
「それで、俺たちと一緒に・・・」
アルディラ
「ええ、おかげでマスターが好きだった景色を見られたわ
そのうえに、私なりの思い出も刻むこともできた・・・ 貴方たちと一緒にね?」
レックス
「そっか・・・」
アルディラ
「今日のこと、きっと私は忘れないわ しっかり記憶に焼きつけておくから」
レックス
「今日だけじゃなくてさ 思い出は、これからも増やしていこうよ
あふれだすくらいいっぱいにさ?」
アルディラ
「そうね・・・ そうだと・・・ いいわよね・・・」
(アルディラ)でも・・・ それでもね・・・ 消すことのできないものはあるのよ・・・

第10話 もつれあう真実

鬼獣ルート

アルディラ
「今日は、みんな揃ってどこに行っていたの?」
レックス
「あ、うん・・・ちょっと、ね・・・
(本当のことなんて、言えないよなさすがに・・・)」
アルディラ
「なんだか、疲れた顔してるみたいだけど また、無茶したんじゃないでしょうね?」
レックス
「そんなことないって! 別に、いつもどおりさ」
アルディラ
「どうだか・・・ 貴方の自己判断ほどあてにならないものはないものね」
レックス
「う・・・」
アルディラ
「まあ、いいわ 言って聞くような人じゃないのは承知してることだし
でも、倒れる前にきちんと休むこと それだけは約束してちょうだい」
レックス
「うん、わかったよ 心配かけてごめん」
それと・・・嘘をついてることもごめん・・・

機霊ルート

レックス
「気持ちの整理をつけるまで、会うことはできない、か・・・
(無理もないよな 俺だって、何度もためらって、ここまで来たんだから・・・
せめて、今夜ぐらいはそっとしておいてあげよう・・・)」

第11話 昔日の残照

鬼獣ルート

アルディラ
「遺跡の復活、か・・・
私たちの知らないところで あの二人が、そんな対立をしていたなんてね」
レックス
「黙っていて、ごめん」
アルディラ
「謝る必要はないわ 貴方はむしろ、巻き込まれた側の人間なんだもの
でも・・・
正直、複雑な心境ね 同じ護人を名乗っていながら
私達は本当の意味での信頼関係を、築けてなかったのかもしれない・・・」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「全ては、彼らの口からきちんと話を聞いてからだわ
そのうえで、改めてお互いのあり方を変えていく必要がありそうね
貴方達のように、なんでも相談する事ができる関係になれるようにね」
レックス
「ああ
きっと、そうなれるよ」
だって、もう、それを邪魔してた過去の壁は取り払われたんだから!

機霊ルート

レックス
「さっきはありがとう
君が力を貸してくれなかったら俺は多分、助からなかった」
アルディラ
「お礼なんて・・・ そもそも私は、貴方を犠牲にしようとしたのよ? なのに・・・」
レックス
「それでも 助けてもらったことに変わりはないじゃない?」
アルディラ
「それはそうだけど・・・」
レックス
「過去のことは忘れようなんて、口では簡単に言えちゃうけどさ
忘れられないことは誰だってあるし、起きた出来事までは消しようがないしね
だから、誰もがこだわりをもって生きているんだって俺は思ってるよ」
アルディラ
「・・・・・・」
レックス
「こだわってきた自分まで否定しなくてもいいんじゃないかな?
君が必死だったのは 周りにいた俺たちだってちゃんとわかっている
過去に引きずられて今を見失うのはよくないことだけど
ちゃんと前を見て進んでいけるのなら、こだわったって構わないと思うんだ」
アルディラ
「そうね・・・
いきなり、全てを作り替えるなんてことできないものね」
レックス
「抱えてるものを捨てろなんて、無理は言わない
ただ、これからは俺たちも一緒になって支えてあげられると思うから・・・
手伝わせてほしいんだ」
アルディラ
「ありがとう その言葉だけで すごく気持ちが楽になった気がするわ
本当に・・・」
約束するよ・・・アルディラ・・・

第12話 黄昏、来たりて

アルディラ
「あの時に見た光景と同じだったわ
過去の戦いで見てきた光景と同じだった なにもかもが真っ赤に染まって・・・
苦しむ者の声と、それを嘲笑う者の声が、幾重にも反響して忘れられない・・・」
レックス
「あれは・・・ひどすぎた・・・」
アルディラ
「あんな日々を、再び繰り返させるわけにはいかないわ
じゃないとあの人がやってきたこと全てが無駄にされてしまう!
それだけは、絶対に許せないから・・・
戦うわ・・・護人として、彼らを野放しにはできない」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「憎しみを理由に戦うなんて貴方にすれば、許し難いことなのかもしれないけれど
今度ばかりは、本気でいかせてもらうから
止めても、無駄よ」
止めたいけど・・・ そんな権利、俺にはないよな・・・

第13話 断罪の剣

鬼獣ルート

アルディラ
「今にしてみれば全てが、必然だったと理解できるわ
うかつだった・・・」
レックス
「仕方がないさ俺だって、予想もつかなかったんだ
悔やむより、これからどうするかを考えよう」
アルディラ
「そうね・・・
剣の激突は封印の解放につながる、か
あの地震も、きっとその兆候のひとつね
彼と貴方が戦えば、その進行は加速度的に増していくわ・・・」
レックス
「だけど・・・戦わないわけにもいかない
イスラは剣の力を使うことになんのためらいもない
際限なく力を引き出してきっと封印を壊してしまう
それを止められるのは、多分同じ力の剣をもつ俺だけのはずだから・・・」
アルディラ
「レックス・・・」
レックス
「心配しないで 要は、俺が使う力をできるだけ抑えて戦えばいい」
アルディラ
「手加減して勝てる相手じゃないわ!」
レックス
「でも、そうしないと島のみんなを守れない」
アルディラ
「・・・!」
レックス
「だったら、俺はやってみせるよ絶対に・・・」
だいじょうぶ きっと、なんとかしてみせるから

機霊ルート

アルディラ
「今にしてみれば 全てが、必然だったと理解できるわ
遺跡の封印が失敗したのも結界が消滅したのも、全てあの男の仕業
遺跡が沈没したのもイスラという新たな鍵を手にすることができたから・・・
うかつだった・・・」
レックス
「仕方がないさ 俺だって、予想もつかなかったんだ
悔やむより、これからどうするか考えよう」
アルディラ
「そうね・・・
剣の激突は封印の解放につながる、か あり得ない話じゃないわ
実際、貴方が剣を使うことによって、過去の亡霊たちが次々と復活したんだもの
それは、彼らの魂を縛りつけている、島の力の復活も意味しているのだから
あの地震も、きっとその兆候のひとつね
彼と貴方が戦えば その進行は、加速度的に増していくわ・・・」
レックス
「だけど・・・戦わないわけにもいかない
イスラは剣の力を使うことに、なんのためらいもない
際限なく力を引き出して、きっと封印を壊してしまう
それを止められるのは 多分、同じ力の剣を持つ俺だけのはずだから・・・」
アルディラ
「だけど・・・っ」
レックス
「心配しないで 要は、俺が使う力をできるだけ抑えて戦えばいい」
アルディラ
「手加減して戦える相手じゃないわ!」
レックス
「でも、そうしないと島のみんなを守れない」
アルディラ
「・・・!」
レックス
「だったら、俺はやって見せるよ 絶対に・・・」
アルディラ
「どうして・・・ どうして、貴方はそこまでして私たちを・・・」
レックス
「好きだから
この島の暮らしも、みんなのことも、俺、大好きだから 大切だから
だから、守りたいんだ」
アルディラ
「それだけの理由で・・・」
レックス
「それに、もう泣き顔は見たくないんだよ
君には、笑顔のままでいてほしいから・・・」
アルディラ
「あ・・・」
だいじょうぶ きっと、なんとかしてみせるから

第15話 ひとつの答え(好感度・通常)

アルディラ
「なにはともあれ、無色の侵攻を止めることができて、めでたしね」
レックス
「あとは、イスラから紅の暴君を取り戻せば もう、戦いはおしまいだ」
アルディラ
「そうね・・・ だけど、そう簡単にいくとは正直、思えないわ
生まれ変わった貴方の剣は、島の意志を目覚めさせるものではなくなったけれど
イスラの剣はそうじゃない 追い詰められた彼が、際限なく紅の暴君の力を使えば
封印が砕け散ってしまうかもしれない・・・」
レックス
「だいじょうぶだよ そんなこと、絶対にさせない
力づくで否定して、打ち負かす為に、俺は戦うんじゃない
わかりあうために戦うんだ わかってもらえるまで 何度でも・・・
そのために、俺はもう一度あの剣を手にしたんだから!」
アルディラ
「そうだったわね・・・
信じるわ・・・ 貴方のことをね・・・」

第15話 ひとつの答え(好感度・大)

アルディラ
「なにはともあれ、無色の侵攻を止めることができて、めでたしね」
レックス
「それはいいんだけどさ アルディラ・・・」
アルディラ
「ん、なに?」
レックス
「無茶するなって、さんざん人に説教しておいて、どうしてあんな無茶したんだよ?」
アルディラ
「あ、えっと・・・ あれは、その・・・ ね、ねぇ?」
レックス
「笑って、ごまかそうなんて思ってたら本気で怒るよ」
アルディラ
「う・・・っ ごめんなさい」
レックス
「俺のために戦おうとしてくれたことは、うれしかったけどさ
あんなふうに、お互いに心配かけるようなことは、もうやめにしよう?
守るのも、守られるのも すぐに側にいなくちゃ、満足にできなくなるから・・・」
アルディラ
「うん・・・」
レックス
「あとは、イスラから紅の暴君を取り戻せば この戦いはおしまいだ」
アルディラ
「そうね・・・ だけど、そう簡単にいくとは正直、思えないわ
生まれ変わった貴方の剣は、島の意志を目覚めさせるものではなくなったけれど
イスラの剣はそうじゃない 追い詰められた彼が、際限なく紅の暴君の力を使えば
封印が砕け散ってしまうかもしれない・・・」
レックス
「だいじょうぶだよ そんなこと、絶対にさせない
力づくで否定して、打ち負かす為に、俺は戦うんじゃない
わかりあうために戦うんだ わかってもらえるまで 何度でも・・・
そのために、俺はもう一度あの剣を手にしたんだから!」
アルディラ
「そうだったわね・・・ 信じるわ・・・ 貴方のことをね・・・」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「でも、こうやって貴方と話をするのも、これが最後かもしれないわね・・・」
レックス
「え?」
アルディラ
「もともと、貴方たちは 剣を巡る事件に巻き込まれてここにとどまっていただけ
帰るべき場所もあれば そこでやらなくちゃいけないことだって、残っている
そうでしょう?」
レックス
「ああ・・・」
アルディラ
「貴方たちがこの島に来て ずいぶん、私たちも変わったわ・・・
最低限の交流しか好まなかった集落の住人たちが、頻繁に交流するようになった
以前なら、気味悪がられていたこのラトリクスにさえ、
病気の治療にやって来る者もいる
おかげで、私やクノンもずいぶんまるくなったわ」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「だから、心配しなくていいのよ
私たちはもう、貴方なしでもちゃんと、やっていける だから・・・」
レックス
「だからって、俺が邪魔になるわけじゃないだろ?」
アルディラ
「え?」
レックス
「俺が望むのなら、この島にずっといても、構わないよな?」
アルディラ
「あなた・・・」
レックス
「そうしたいんだよ、俺は
ナップのことや故郷のみんなのこと それが全部、片付いたなら
もう一度、この島に戻ってきたいんだ・・・
だって、ここには・・・
アルディラ・・・ 君が、いるから・・・」
アルディラ
「え・・・」
レックス
「君の気持ちが、亡くなられたマスターに向けられているのは
ちゃんと、わかってる
だけど・・・ 俺は君が好きなんだ 側にいたいし、守りたい
今までたくさん支えてもらったからこそ・・・
できる限りの幸せをあげたい 君に、幸せになってほしいんだ」
アルディラ
「バカね・・・
貴方なら、他にもっと いい人を見つけることだってできるはずなのに・・・」
レックス
「それでも、俺は君がいいんだ 君じゃなくちゃ、イヤなんだ」
アルディラ
「本当に・・・ しょうがない人・・・」
〈キスする〉
アルディラ
「ん・・・っ おぼえておいてね・・・
わたしが本気になったら、すごくこわいんだから・・・」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「責任、とってよね」
レックス
「ああ・・・ 望むところさ・・・」

エンディング(好感度・通常)

アルディラ
「それで、家庭教師の仕事は結局、どうなったの?」
レックス
「うん、おかげさまでナップは無事に合格できたよ」
アルディラ
「よかったわね・・・」
レックス
「保護者として、入学式にも参列してきたんだけどさ
あの子、新入生の総代として挨拶することを、俺に内緒にしていたから、驚いたよ」
アルディラ
「へえ・・・ すごいじゃない」
レックス
「立派に挨拶を読み上げるあの子の姿を見ていたらさ
なんだか、昔の自分の姿を思い出して、ちょっとだけ泣けちゃったなあ・・・」
アルディラ
「私も、見たかったわね その時の様子・・・」
レックス
「長期休暇になったらこっちに遊びに来るからよろしくだってさ」
アルディラ
「楽しみね・・・ クノンも、きっと喜ぶわ」
レックス
「その頃には、カイルたちもまた、島に顔を出すって言っていたから・・・
よかったら、アルディラも工船都市まで、一緒に迎えにいかないか?」
アルディラ
「え、でも・・・」
レックス
「剣の持ち主である、俺が一緒なら、島の外に出ても不自由はないんだろう?
見てほしいんだよ 俺たちが暮らしてきた海の向こうに広がっている色んな場所をさ・・・」
アルディラ
「レックス・・・」
レックス
「きっと、楽しい旅になるはずだからさ?」
アルディラ
「そうね・・・
ちょっと不安だけど・・・でも、貴方が一緒だったら悪くないかもね・・・」
変わることを恐れてはいけない 私にそう教えてくれたのは貴方だもの、ね

エンディング(好感度・大)

アルディラ
「それで、家庭教師の仕事は結局、どうなったの?」
レックス
「うん、おかげさまでナップは無事に合格できたよ」
アルディラ
「よかったわね・・・」
レックス
「保護者として、入学式にも参列してきたんだけどさ
あの子、新入生の総代として挨拶することを、俺に内緒にしていたから、驚いたよ」
アルディラ
「へえ・・・ すごいじゃない」
レックス
「立派に挨拶を読み上げるあの子の姿を見ていたらさ
なんだか、昔の自分の姿を思い出して、ちょっとだけ泣けちゃったなあ・・・」
アルディラ
「私も、見たかったわね その時の様子・・・」
レックス
「長期休暇になったらこっちに遊びに来るからよろしくだってさ」
アルディラ
「楽しみね・・・ クノンも、きっと喜ぶわ」
レックス
「その頃には、カイルたちもまた、島に顔を出すって言っていたから・・・
よかったら、アルディラも工船都市まで、一緒に迎えにいかないか?」
アルディラ
「え、でも・・・」
レックス
「剣の持ち主である、俺が一緒なら、島の外に出ても不自由はないんだろう?
見てほしいんだよ 俺たちが暮らしてきた海の向こうに広がっている色んな場所をさ・・・
きっと、楽しい旅になるはずだからさ」
アルディラ
「そうね・・・ ちょっと不安だけど・・・
でも、貴方が一緒だったら悪くないかもね・・・」
レックス
「だけど、こうして星空を見上げていると、すごく実感できるよ・・・
本当に、俺・・・ 帰ってきたんだなあ、って」
アルディラ
「それは、私たちだって同じことよ
貴方が帰ってくるのをみんな、本当に楽しみに待っていたんだから」
レックス
「歓迎会のはしゃぎっぷりを見れば、よくわかるよ
放っておいたら、みんな朝まで、騒いでそうな勢いだったもんなあ」
アルディラ
「酔い潰れた男連中の世話でクノンも、てんてこまいだったものねえ」
レックス
「あとで、様子を見に行ってあげようか?」
アルディラ
「そうね・・・ もう少し後でなら、ね?」
レックス
「・・・だな」
アルディラ
「それにしても・・・ 仕方がないこととはいえ、随分と待たされたわ
そのぶんの埋め合わせはこれから、きちんとしてもらわなくちゃね?」
レックス
「わかってるさ 学校も、早く再開したいし
ジャキーニさんに任された畑の世話だってしなくちゃ」
アルディラ
「がんばりすぎて、また倒れちゃうのはダメよ
ずっと、ここで暮らすのなら慌てる必要なんてないわ そうでしょう?」
レックス
「でもさ、ずっと楽しみにしてたから、つい、はりきりたくなっちゃうんだよなあ
うーん・・・ 早く、明日にならないかなあ」
アルディラ
「ふふふっ、やっぱり貴方はちっとも変わっていないわね
そういうところが好きよ・・・」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「ずっと、不安だったわ
本当に 帰ってきてくれるのか 心配で、怖かった
待ち続けるって日々には 辛い思い出しかなかったから・・・」
レックス
「ごめん・・・」
アルディラ
「いいのよ・・・
こうやって、ちゃんと約束を守ってくれたから」
レックス
「ハイネルさんの前で約束したからね
君と俺、二人で一緒に幸せになるって・・・」
アルディラ
「うん・・・ もう、待つことだってこわくなんかないわ
貴方のこと・・・ 信じてるから・・・」
レックス
「アルディラ・・・」
アルディラ
「おかえりなさい」
ずっと 側にいてね 貴方がそこにいてくれれば、そこが私の楽園なんだから・・・
「楽園はすぐ側に」

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