【夜会話】クッティ(プラティVer.)

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第0話

プラティ
「あれ、あの船…
そうだクッティ! 乗ってみようよ!」
プラティ
「こうしてると思い出すなぁ
ずっと前だけど…パパの船に乗せてもらってヴァンスに連れて行ってもらったんだ
クッティはわたしなんかよりもずっとたくさんのところに連れて行ってもらったんだよね
行ったこともないくらい遠くとか すっごい冒険とか… うらやましいなぁ」
クッティ
「クッティ!」
プラティ
「別にずるいなんて思ってないよ
…うそ ちょっとだけずるいと思ってるかも」
クッティ
「クッティ!」
プラティ
「ねえクッティ… わたしが鍛聖になったら連れて行ってあげるからね
パパよりもいっぱいいろんなところに行こう
ね、クッティ…」
プラティ
『?』
プラティ
「あれ…クッティ?」
クッティ
「…」
プラティ
「寝ちゃったみたい… おつかれさま… おやすみ、クッティ」

第1話

クッティ
「クッティ!」
プラティ
「なんかゴキゲンだね、クッティ
でもクッティのおかげで1回戦を突破できたよ ありがとね
こんどおいしいもの ごちそうしてあげるからね
ねえクッティ そういえば鍛聖の人が言ってた鍛冶師の三宝…わかる?」
クッティ
『❤』
クッティ
「(すりすり)」
プラティ
「ってクッティにわかるわけないよね…」
クッティ
「クッティ!」
(ドカッ)
プラティ
「いたたたた! ゴメンゴメン! バカにしたわけじゃないよ~!!」
クッティ
「クッティ!」
プラティ
「…ふぅ で、鍛冶師の三宝だけど…
武器は鋼の硬さにあらず 武器は剣の腕にあらず 武器は友の助けにあらず
…鋼の硬さはきっと武器の良さだから武器をきたえる腕だよね
剣の腕はそのまま武器の扱いの上手さだし…
友の助けは…いっしょに武器をきたえたり戦ったりする護衛獣のことかな
つまり…
鍛聖の三宝…きたえる技術、剣の腕、護衛獣の三つがそろわないと
本当の鍛冶師にはなれないってことだよね」
クッティ
「クッティ!」
プラティ
「クッティもそう思う? そうだねきっとそれであってるよね
これからもいっしょにがんばろうね クッティ!」

第2話

プラティ
「なんとか今回も勝てたね ありがとう、クッティ」
クッティ
「…クティ!」
プラティ
「勝ったのはうれしいんだけどさ…本当はちょっとだけ不安なんだ
次の試合相手は誰かなって思うとドキドキするよ…
だってさ…この先にはヴァリラみたいに強いのが何人もいるんだよね
今日はまぐれでヴァリラに勝てたけど次は勝てるのかな…」
クッティ
「(すりすり)」
プラティ
「くすぐったいよクッティ わかってるよ…大丈夫! こわがったりしてないから
ヴァリラは強いし ほかにもたくさん強い人いるケド…だからわたしも強くならなくちゃ!」
クッティ
「クーッ!」
(ドカッ)
プラティ
「いったい! なんで? 今ちょっといいこと言ってたんじゃ…
分かってる…弱気になんてならない 強くなるから…」
クッティ
「クッティ!!」

第3話

プラティ
「ねぇ、クッティ」
クッティ
「クッティ!」
プラティ
「…
……
よかったのかな ラジィに勝っちゃって」
クッティ
「クティ?」
プラティ
「ラジィはね、このワイスタァンを剣と花の都にしたいっていう夢を持ってたんだよ
でもわたしにはそんな目標はないの ただパパみたいな鍛聖になりたい それだけ
なんだかわたしよりもラジィの方が鍛聖として立派にやっていける気がするんだ…」
クッティ
「(すりすり)」
プラティ
「ありがとクッティ なぐさめてくれてるんだね…
わかってるよ 目標がしっかりしててもしてなくても競うからには勝たないとね
勝って…優勝して…ラジィの願いをかなえられる鍛聖にならないと…
がんばろうねクッティ…」
クッティ
「ZZZZZzzzzzzzz」
プラティ
「はは…おやすみ、クッティ」

第4話

プラティ
「やったねクッティ…」
クッティ
「…zzzzzzzz …クティ」
プラティ
「って…寝てる?
そうか…お疲れさま…
そういえば…サクロさん パパのこといっぱい知ってるみたいだった…
パパは誰かをまもるために戦ったとか…
当然お母さんも知ってるんだろうな…
なんでみんな教えてくれないんだろ?
クッティも話ができたら教えてくれるのかな…」
クッティ
「クゥ…」
プラティ
「う…教えてくれないような気がする…
きっとみんなわたしがもっと成長するまで黙ってる…のかな?
よく物語とかにあるけど…「お主が知るにはまだ早いのじゃ」ってやつとか…
きっとそうなんだろうなぁ…
だとしたらそれこそもっと立派な鍛冶師にならないと…
よぉし!パパの秘密を全部知るためにも もっとがんばってきたえなきゃ!
がんばろうね!クッティ!」
クッティ
「クゥ…」

第5話

プラティ
「金剛の鍛聖…もっとも美しい武器を作る鍛聖の長かぁ…
もっとこわい人かと思ってたけどやさしい普通のおじいさんだったなぁ…
…ちょっと変な人だったけど
ねぇクッティは前にもリンドウさんに会ったことがあるんだよね…」
クッティ
「クティ!」
プラティ
「パパとリンドウさんか…わたしもふたりみたいに立派な鍛聖になるんだ!
あの女の人が言っていたようにパパが英雄だったんなら わたしも英雄をめざして…
リンドウさんに認めてもらえる鍛聖にならないとね!がんばろうねクッティ!」
クッティ
「クティクティ!」

第6話

クッティ
「クティ!」
プラティ
「今日は大冒険だったね、クッティ」
クッティ
「クティクティ!」
プラティ
「島にやっとたどりついて…
サナレたちが捕まったってきいたときは どうしようかと思っちゃった…
なんとか助けられたけど…」
クッティ
「クティ!」
プラティ
「ねえクッティ 英雄って何かな…
あの女の人もサクロさんも村長さんも…
みんなパパのことを英雄って言うけど…
人を助けることが英雄ってわけじゃないよね…」
クッティ
「クティ?」
プラティ
「ちょっとわかんないね…
でも実際にパパは英雄で わたしにはパパっていうお手本があるわけだよね…
いつかパパに追いつけるといいね!」
クッティ
「クッティ!」

第7話

プラティ
「今日もごくろうさま、クッティ」
クッティ
「…くてぃ…」
プラティ
「あれ、寝てる?そりゃそうか…いろいろあったもんね
勇者さまってもっと威厳たっぷりな人かと思ってたけど
あんがい普通のやさしい人だったなぁ…
ただ、ちょっと仲間のためにいっしょうけんめいなだけの…
きっとパパも同じなんだろうな…やさしくて、ほかの人のために…
…そうか!
きっと勇者って…誰かのために正しいことをできる人なんだ…
よし!わたしも勇者さまみたいになるぞ!」
クッティ
「…くてぃ?」
プラティ
「ごめんクッティ…起こしちゃった?」
クッティ
「ク~~ティッ!!!」
(ドカッ)
プラティ
「うわぁ!クッティ、寝起き悪すぎ!」

第8話

プラティ
「やっぱりここで海でもみてようか…クッティ」
クッティ
「クティ!」
プラティ
「ねぇクッティ ウレクサさんはルマリさんの勇者になれたのかな」
クッティ
「…」
プラティ
「…思うんだ ウレクサさんってすごいよね…って
大好きなお姉さんのためにほかの大事なもの ぜんぶ捨てちゃって
お姉さんの…ルマリさんのためだけにいっしょうけんめいで
ほかの人に何を言われてもあきらめないで…
……

…でも間違ってるよね
ルマリさんのためにいいと思ってしてることが 結局ルマリさんを苦しめて

わたし…ウレクサさんを巻き込んだルベーテさんを許せそうにないよ
なんでそんなことするのか ちゃんときかせてほしいよ…」
クッティ
「クティクティ…」
プラティ
「ありがとクッティ… なぐさめてくれるんだね」

第9話

プラティ
「終わったね、クッティ これで大会に専念できるね…」
クッティ
「クティ!」
プラティ
「気合い入れ直さなくちゃね!

……
気になるなぁ…パリスタパリスのこともデグレアのことも…
このあいだ なんでサナレが泣いていたのかも…
う~ん…」
クッティ
『?』
クッティ
「クティ?」
プラティ
「…ん? クッティどうしたの?」
クッティ
「クティ!」
プラティ
「なんか拾ったの? 見せてよ」
クッティ
「ク~!!!」
プラティ
「見せてよクッティ! 親方さんの落し物かもしれないじゃない!」
クッティ
「クティクティ!」
プラティ
「どこ行くの?!」

デートイベント

クッティ
「くてぃ…」
プラティ
「…やっと放した これは?
指輪?!」
(指輪を入手!)
クッティ
「クティ!」
プラティ
「親方さんの船から指輪!

とにかく返しに行こう…」
(部屋の外に出ようとすると親方登場)
プラティ
『!』
(親方、工房に入る)
ブロン
「おうプラティ なんかやかましかったがどうかしたのか?」
プラティ
「あ!親方さん!
実はコレ… 親方さんの船で拾ったんですけど…」
ブロン
「どれどれ…
…指輪?
…ん
ありゃ! こりゃバードンレルのもんだ!」
プラティ
「バードンレルさん?」
  • 誰だっけ…
    プラティ
    「誰だっけ…」
    ブロン
    「鍛聖を目指しているなら人の名前くらいおぼえとけよ
    ルギスタ島であったろ? あそこの村長さんだよ」
    プラティ
    「あ!…へんなおじさんだ!」
  • ああ! あの人
    プラティ
    「ああ! ルギスタ島の村長さんの?」
ブロン
「そうだ
あいつ、その指輪をなくしたとき すんげぇ大さわぎしてよぉ 大変だったんだよ…
あんだけ探しても見つからなかったのにどこにあったんでぃ?」
プラティ
「さぁ…船のどこかから? クッティが見つけたんです」
クッティ
「クティ!」
プラティ
「…そんなに得意そうな顔しなくても…
っていうか親方さんも村長さんの知り合いなんですか?」
ブロン
「おうよ!
シンテツの弟子って言えばオレっちの弟子みたいなもんだしな!
シンテツの家に下宿してたときはよく世話してやったもんよ」
プラティ
「へぇ… そんなことがあったとは…」
ブロン
「あったというか さっきまで会ってたんだよ」
プラティ
「ええ!!」
ブロン
「久しぶりに顔が見たくなったって娘と一緒にこっち来てんだよ」
プラティ
「ええ!!」
ブロン
「まだ、おまえン家にいるんじゃねぇか? オレっちが待っていって…」
鍛冶師
「親方~! どこ行ったんですか~!」
鍛冶師
「またアマリエさんのとこじゃないか?」
鍛冶師
「さっき連れ戻してきたばっかなのに?」
ブロン
「うるせぇ! まだ行ってねぇってんだ!!!
というわけで届けてやんな、プラティ
親方はつれぇなぁ…」
プラティ
「(…お母さんに会えないのがつらいだけなんじゃないかな?)
わかりました 行ってきます」
(自宅へ)
アマリエ
「あらプラティ」
村長
「おお! ひさしぶり!!」
エクレーヌ
「おひさしぶりです」
プラティ
「おひさしぶりです」
(プラティたち村長の近くに移動)
エクレーヌ
「あの… 今日はヴァリラさんは?」
プラティ
「ごめんなさい いっしょじゃないんです
2階層の金の匠合に行ってみたらどうです?」
エクレーヌ
「そうね あとで行ってみようかしら」
プラティ
「それで、あの…
親方さんの船で指輪を見つけて 村長さんに渡すようにと言われたんですけど…」
(指輪を渡した!)
村長
『…』 『!』
村長
「なんと…これは結婚指輪… やっと出てきたのか!!!」
プラティ
「クッティが見つけたんですよ」
クッティ
「クティ!」
村長
「ありがとう、クッティ 本当に探していたんだよ…」
エクレーヌ
「お父さん… それってママとの結婚指輪だよね?」
村長
「そうだが…?」
エクレーヌ
「そんなものなくしてたの…?」
村長
「そうだが…?」
エクレーヌ
「…サイテー…」
(エクレーヌ去る)
村長
『!』
村長
「あぁ… エクレーヌ!!」
アマリエ
『…』
アマリエ
「もう! あなたったら相変わらずねぇ
わたしが話してきますから大人しくしてなさい!」
(アマリエ、エクレーヌを追いかける)
村長
『…』
村長
「う~ん 娘の教育はむずかしい いや、このうえなく…」
プラティ
「(…それ以前の問題のような気もする…)」
村長
「プラティくん? 今、それ以前の問題とか思わなかったかね?」
プラティ
「え!?」
村長
「なぜわかったかという顔をしているね…」
  • なんでわかったんですか?
    プラティ
    「ええと… なんでわかったんですか?」
    村長
    「ふふふ… 簡単なことだよプラティくん!
    いや、これがなぜかこういう場面になるとみんながそう言うのだよ
    娘さんの教育がどうのより バードンレルの性格が問題ではないか、とね
    村長のくせに娘をほったらかしにして村のご婦人をお茶に誘ったり
    えっちなことばかり考えていたり…
    それがいけないと言うのだよ! どいつもこいつも!
    どうだね? カンタンな推理だろう?」
    プラティ&クッティ
    『汗』
  • そんなことないです!
    プラティ
    「そ、そんなことないですよ!」
    村長
    「いいや、思った! まちがいないもんね~!」
    プラティ
    「「まちがいないもんね~」って…」
    村長
    「村長のくせに娘をほったらかしにして村のご婦人をお茶に誘ったり
    えっちなことばかり考えていたり…
    どうせプラティくんもそれがいけないって言うんだろう?」
    プラティ
    「…普通は言うかと思いますけど…」
    村長
    「まったく! かわいいものやえっちなものを好きなことのどこがいかんのだ?」
プラティ
「…バードンレルさん
なんというか、その… そのうえ、エクレーヌさんのお母さんの形見をなくしたら…
それはエクレーヌさんも怒るんじゃないですか?」
村長
「形見ではないぞ」
プラティ
『?』
プラティ
「え?」
村長
「別にエクレーヌの母は元気にしているぞ」
プラティ
「じゃあ…」
村長
「うむ…わたしがあんまりいいかげんなので…」
プラティ
「なので…?」
村長
「逃げた」
  • 当然だと思います…
    プラティ
    「…なんかわかる気がします…」
    村長
    「つまり 逃げられて当然だと言うわけだね?」
    プラティ
    「いえ…そこまでは…」
    村長
    「正直に言いたまえ 怒らないから」
    プラティ
    「当然だと思い…」
    村長
    「なんだとっ!?」
    プラティ
    「そんなぁ…今 怒らないって言ったじゃないですか…」
    村長
    「あ、いやスマンスマン
    考えてみれば… わたしも娘に、父親らしいことを何もしてやっていない…
    しばらくはいいお父さんでいてやるか…」
  • 少しは反省してください
    プラティ
    「あの…少しは反省してください…」
    村長
    「むぅ…そうか…
    考えてみれば… わたしも娘に、父親らしいことを何もしてやっていない…
    しばらくはいいお父さんでいてやるか…」
プラティ
「…しばらくは?」
村長
「半月くらい…かな?」
プラティ
「…反省してないじゃないですか」
村長
「だがなプラティくん 女性のさそい方もえっちなことが好きなのも
みんなプラティくんの父上 シンテツ師から教えてもらったことなんだ」
プラティ
「お父さんが…」
村長
「そうだ、シンテツ師はわたしによく言ってくれた…
『美少女サイコー! えっちバンザイ!』とね…」
プラティ
「そう…だったんですか?」
クッティ
「クティ?」
村長
「そうなのだ… シンテツ師はわたしの鍛冶の師匠であり剣の先生でもあり…
ナンパの先輩でもあったのだよ!」
クッティ
『!』
クッティ
「クティ!!!」
プラティ
「どうしたのクッティ! そんなにおびえて… 一体何が?」
プラティ&村長
『!』
(アマリエ&エクレーヌ近づく)
アマリエ
「あらあらあら…
ウソはいけませんよ バードンレルさん…」
村長
「アマリエ…さま…
お、お帰りになっていたのですか…」
エクレーヌ
「…プラティちゃん うちのお父さんの言うこと信じちゃだめよ…
うちのお父さんといっしょに悪いことしてたえっちなおじさんは…
シンテツさんじゃなくてブロンさんなんだから」
プラティ
「親方さんが…?
じゃあさっき村長さんが言ってたのは?」
村長
「ウソ… でございます」
アマリエ
「…プラティ 母さんはバードンレルさんとお話があるから…
工房へ帰りなさい」
プラティ
「…はい」
(プラティ&クッティ帰る)
(銀の匠合へ)
ブロン
「おう! どうだったプラティ 指輪は渡せたか?」
プラティ
「…はい それよりも…」
ブロン
「どうした? オレっちの顔に何かついてるか?」
プラティ
「…はい それよりも…」
ブロン
「どうした? オレっちの顔に何かついてるか?」
プラティ
「親方さんのよくない話をきいてきました…」
ブロン
「ん?…なんでぇなんでぇ?」
プラティ&クッティ
『…』
プラティ
「親方さんのえっち~っ! お母さんに近づくな~っ!」
ブロン
「お…おい いったい何が!?
とりあえず逃げるか!」
(ブロン逃げる)
プラティ
「クッティ これからもふたりでお母さんをまもっていこう!」
クッティ
「クティ!!!」

エンディング

プラティ
「いい風だね クッティ…」
クッティ
「クティ!」
プラティ
「わたしたち…ヴァリラに勝ったんだよ やったねクッティ
これでわたしも鍛聖さまなんだ!
…まだまだ見習いだけど…
それでね…いただいた称号が…
じゃ~ん!黒鉄の鍛聖!なんとパパと同じ称号なんだよ!
えへへ…すっごくうれしいな!」
クッティ
「クティ!」
プラティ
「これから本当の鍛聖さまになるために剣の修行をして、鍛冶の腕をみがいて
パパみたいな立派な鍛聖になるには ほかにもいろいろ勉強しなくちゃいけないけど…
がんばろうね、クッティ!」
クッティ
「クティクティ!」
プラティ
「もう…!くすぐったいよ、クッティ!」

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