ファイポー様/いがぼー様
第0話
- ランドル
- 「…」
- リッチバーン
- 「ランドル… どうしてこんなとこに?」
- ランドル
- 「アナタガ 外出シタノデ 跡ヲツケテキタノデス」
- リッチバーン
- 「跡をつけてって… どうして?」
- ランドル
- 「みゅーの様ヲ 狙ッテイルカモ シレナイト 判断シマシタ」
- リッチバーン
- 「そんなことあるか!」
- ランドル
- 「ナイトハ 言イキレマセン」
- リッチバーン
- 「ないよ! 絶対! 今日はいろいろあったんでアタマを冷やしてたんだよ!」
- ランドル
- 「知恵熱ニヨル 熱暴走デスネ」
- リッチバーン
- 「えーと… そーなのかな?」
- ランドル
- 「みゅーの様ヲ 狙ッテイナイノナラ 私ハ 戻リマス」
- リッチバーン
- 「あ…、ちょっと! その前に…」
- ランドル
- 「ナンデスカ?」
- リッチバーン
- 「あらためて これからよろしくな ランドル!」
- ランドル
- 「… ハイ」
- リッチバーン
- 「ビミョウな間が気になるけど 景気づけにアレを叫ぼう!」
- ランドル
- 「アレ?」
- リッチバーン
- 「鍛冶師なら!
ハンマーは…
…ってどうしたんだよ?」 - ランドル
- 「先ホドノ修行中ニモ 言イマシタガ ドウシテ叫ブノカ 理解デキマセン」
- リッチバーン
- 「だから、気合いだよ」
- ランドル
- 「気合イ…」
- リッチバーン
- 「そう、ハラのソコからわきあがる こう…」
- ランドル
- 「…」
- リッチバーン
- 「えーと…」
- ランドル
- 「…」
- リッチバーン
- 「もういいよ 帰って」
- ランドル
- 「了解デス」
- (ランドルが去る)
- リッチバーン
- 「いつの日か、きっと あいつにも気合いをつたえてやるぞ!」
第1話
- ランドル
- 「発見シマシタ」
- リッチバーン
- 「あ、ランドル」
- ランドル
- 「先ホド みゅーの様ガ目ヲ覚マシマシタ スッカリ元気ニナッタヨウデス」
- リッチバーン
- 「よかったな、ランドル」
- ランドル
- 「コレモ アナタノオカゲデス アリガトウゴザイマシタ」
- リッチバーン
- 「な、なんだよ あらたまって…」
- ランドル
- 「…ト、みゅーの様ガ伝エテ欲シイト言ッテイマシタ」
- リッチバーン
- 「ああ、なんだ…
でも薬を作るためにランドルだってがんばったぜ ザックにも手を貸してもらったし」 - ランドル
- 「ソウデスネ」
- リッチバーン
- 「それに、オレたちが出かけている間 ミューノをみてたのは親方なんだしさ
オレひとりだったら ここまでできたかどうか…」 - ランドル
- 「ソウデスネ」
- リッチバーン
- 「そう言われるのもハラ立つけどな
でも、ランドルのおかげで強い武器も作れるようになったし 強い相手と戦えるようになった
本当に助かってるよ」 - ランドル
- 「私ハ アナタノ役ニ立ッテイルノデスネ」
- リッチバーン
- 「ああ、バッチリだぜ!」
- ランドル
- 「…」
- リッチバーン
- 「これからもよろしくたのむぜ ランドル」
- ランドル
- 「了解デス」
- なんとなくだけど 今、ランドルがよろこんでいるように見えたんだ
第2話
- ランドル
- 「ココデシタカ…」
- ランドル
- 「親方トノ 勝負ニソナエテ 何カスルコトハナイノデスカ?」
- リッチバーン
- 「今日はもういいよ ゆっくり休んで 明日にそなえようぜ!」
- ランドル
- 「ナルホド 了解デス」
- リッチバーン
- 「そう言えば、ランドル 今日はガマンしてくれて ありがとな」
- ランドル
- 「ガマン? ソレハ ドウイウコトデスカ?」
- リッチバーン
- 「魔石を取り返すときのことさ!本当はさっさとやっつけて 魔石を取り返したかったんだろ?
でも、オレのためにそれをガマンしてくれて…ありがとな」 - ランドル
- 「ガマントハ 何カニ 耐エルコトデス
私ハ アナタノ指示ヲ 守ッタダケ
ガマンヲシテイタノハ アナタデス」 - リッチバーン
- 「ランドル…」
- ランドル
- 「アナタハ みゅーの様ノタメ シタクモナイ土下座トイウモノマデシテイマシタ」
- リッチバーン
- 「あれか…あれはかなりカッコわるかったな」
- ランドル
- 「ソウデショウカ? アナタハ 自分ヲ殺シテマデ 約束ヲ守ロウトシテイマシタ
ソレハ アナタノ言ウ カッコイイ行動デアルト 思ワレマス」 - リッチバーン
- 「ランドル…」
- ランドル
- 「ソウイッタ行動ノ結果ガ人ノ気持チトイウモノヲ 動カシテイルト 判断シマス」
- リッチバーン
- 「なんか…ランドルにほめられるなんて すっげぇうれしいよ!」
- ランドル
- 「…」
- リッチバーン
- 「あ、まあ 明日はいっしょに がんばろうぜ!」
- ランドル
- 「オー!」
第3話
- ランドル
- 「ヤハリ アナタノ声 デシタカ」
- リッチバーン
- 「あ、ランドル…」
- ランドル
- 「マダ 元気ニナッテハ イナイヨウデスガ…大丈夫デスカ?」
- リッチバーン
- 「ああ… 気が重くってオレはどうなっちまうんだろう…」
- ランドル
- 「私ハ ココデ 働クコトハ デキマセン」
- リッチバーン
- 「わかってるよ、そんなこと」
- ランドル
- 「デハ イイノデスガ…アノ時 アナタガ ウレシソウナ反応ヲ示シタノデ…」
- リッチバーン
- 「確かに鍛冶師として働かないかって言われた時、少しうれしかったよ オレのウデが認められた気がしてさ
でも、何だよ、ダンナって…こんなことになるなんて オレだって思ってなかったよ…」 - ランドル
- 「ソレダケデハナク カッコイイ ト 言ワレタトキモ ヨロコンダタヨウナ 反応ガ…」
- リッチバーン
- 「ばっ…!なに言ってるんだよ!」
- ランドル
- 「忘レナイデクダサイ 私ノ使命ハ みゅーの様ヲ 守ルコトデス」
- リッチバーン
- 「それは…」
- ランドル
- 「ダカラ みゅーの様ヲ 悲シマセル人ハ 私ノ敵デス タトエ、アナタデモ」
- リッチバーン
- 「トホホ…」
第4話
- ランドル
- 「発見シマシタ…
ココニイタノデスカ…」 - リッチバーン
- 「うん…歩いてたら、なんとなくね…」
- ランドル
- 「ココデ 何ヲシテイルノデスカ スグ近クニ ぼすたふ工房ガ アルノデス
みゅーの様ノ 守リヲ 強化スル必要ガ アリマス」 - リッチバーン
- 「そりゃ、そうだけど…
そんなキケンなところなのにどうしてミューノは逃げないんだ?」 - ランドル
- 「マダコノ町デ ヤルコトガアルヨウデス」
- リッチバーン
- 「それが何かってのは… ま、いつもどおりヒミツなんだろうけどな…」
- ランドル
- 「…」
- リッチバーン
- 「はあ…わからないことだらけだな…」
- ランドル
- 「ソレデハ みゅーの様ヲ 守ルコトガ デキマセンカ?」
- リッチバーン
- 「そんなことないけど…
親方も言っていただろ 鍛冶師の約束は鋼よりカタイんだ
ランドルがオレのパートナーであるかぎり 俺はミューノを守るよ」 - ランドル
- 「タトエ みゅーの様ガ ろぶ親方ノ 死ンデシマッタ原因ヲ 作ッタトシテモデスカ?」
- リッチバーン
- 「それは…」
- ランドル
- 「ヤハリ ソノ場合 アナタニ みゅーの様ヲ任セルノハ問題ガアルヨウデス
ソノ時ハ 私ガ アナタノぱーとなーヲ ヤメマス」 - リッチバーン
- 「な…!どうして…!?」
- ランドル
- 「ソウスレバ アナタハ みゅーの様ヲ守ル必要ガ ナクナルハズデス」
- リッチバーン
- 「ランドル でもお前だって鍛冶師の約束を・・・」
- ランドル
- 「みゅーの様ヲ守ルタメデアレバ 鍛冶師ノ約束ヲ ヤブルコトナド 問題デハ アリマセン」
- リッチバーン
- 「ランドル…」
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