【夜会話】エイナ

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ACT.01 プロローグ

レオン
「おい・・・ 起きろよ・・・」
エイナ
「うう~ん・・・ ウソつきぃ・・・」
レオン
「起きろって!」
エイナ
「・・・わっ!?
あ、れ? あれ? あれあれ???
どこよ、ここ!? それにこの格好???」
レオン
「知るかよ、そんなこと 俺が聞きたいくらいだぜ」
エイナ
「むむっ」
レオン
「お前が気を失ったとたん 突然、こんなおかしな場所に引っ張り込まれたんだ
おおかた、ノヴァとかいうヤツの仕業じゃないのか?」
エイナ
「ノヴァ・・・
そうよ! ノヴァは!?」
レオン
「さあな あれっきり、まるで姿を見せもしねえ
どっかに逃げちまったのかもしれねえな」
エイナ
「なに他人事みたいにのんきなこと言ってんのよ!?
つかまえて、話を聞かなきゃ!」
レオン
「おい、待て!? ここは・・・」
エイナ
「わわわっ!?」
レオン
「見てのとおりの場所なんだ 下手に走ったりしたらまた、落っこちるぞ?」
エイナ
「は、早く言ってよぉ・・・」
レオン
「そうでなけりゃ、とっくに俺一人でも追いかけてるさ」
エイナ
「むむむむっ!」
レオン
「じたばたしないで、少しはじっとしてろ
そんな調子だから、肝心な時に倒れちまうんだぞ」
エイナ
「ななっ、なによ!? それってつまり、全部私のせいって言いたいの!?」
レオン
「誰もそんなことは言ってない」
エイナ
「言ってるじゃない!
だいたい、なによ!? なんの断りもなしに、勝手に私の身体に入ってきて!
君がいるせいで、私は余計に疲れるはめになってるんじゃない!?」
レオン
「・・・悪かったな!
俺だって、なにも好きこのんでお前なんかの身体に同居してるワケじゃない!!」
エイナ
「・・・っ!」
レオン
「出ていけるもんなら、さっさと出ていってる・・・
それができないから、こうしてガマンしてるんだろ!?」
エイナ
「ひ、ひどい・・・っ」
レオン
「・・・チッ!」
エイナ
「うう・・・っ、うっ、ううっ
うわああああぁぁぁんっ!!」
涙が止まらなくなっていた・・・
わけのわからないことが多すぎてこれからどうなっちゃうのか 不安だけが大きくなっていって
ちっちゃな子供みたいに、私はわんわんと泣き続けていた
背を向けたまま、なにもいわないあいつのことが憎らしくて
泣き疲れて眠ってしまうまで ずっと、ずっと・・・

ACT.02 そして若者は旅立つ

差し出された小さな手を握りしめて私は立ち上がった
胸いっぱいに満ちてくるあたたかな、不思議な気持ちに頬をほころばせながら
身振り手振りで、私たちの活躍を話してくれたリコちゃん
驚きと感心の目を向ける村の人たちの様子がなんだか、照れくさくて
それでいて、うれしかった
記憶のない自分が 普通じゃない私たちが
ここにいてもいいんだよって 教えてもらえたようで
ほんと・・・うれしかったんだ・・・
エイナ
「へへへ・・・」
レオン
「ご機嫌だな?」
エイナ
「うん、だって村の人たち、みんなすごく喜んでくれたもん
おいしいご飯までごちそうになっちゃったし・・・」
レオン
「まあ、たしかにうまいメシだったよな」
エイナ
「それに、私たちのことちゃんとわかってくれた
みんなの前で姿を変えても気持ち悪がられなかったのがすっごくうれしい!」
レオン
「リコのおかげだな
あいつが、俺たちのことを信用してくれたから村人も信用したんだろう」
エイナ
「そうだね」
レオン
「お前の言うとおりだったな」
エイナ
「え?」
レオン
「普通にしていればいい
そう言ったのは、エイナ お前じゃないか?」
エイナ
「あ、うん・・・ でもさ、今だから正直に言っちゃうけど
こわがられちゃったらどうしようって、ずっと不安だったんだよね
あははは・・・」
レオン
「・・・・・・
・・・呆れたヤツだな」
エイナ
「むむっ!」
レオン
「けどよ・・・ それでも、ちゃんとお前は前向きにがんばった
それだけは、素直にすげえって思うぜ」
エイナ
「レオン・・・」
ほめてくれたのかな? 今のは・・・

ACT.03 意味ある存在

結局、そのまま私たちはハンスさんの熱烈な押しに負けちゃって
告白成功の前祝い(?)につきあうことになったんだ
たきつけといて、言うのもなんなんだけど
これで、フラレちゃったら気の毒だよねえ・・・
でも、まあ、これだけ積極的になれるんだもん きっと、だいじょうぶだよね?
やがてにぎやかな宴も終わって
あてがわれた部屋の中で私は、そっと「常夜の石」に呼びかける・・・
ユヅキさんが教えてくれたいくつかの新しい手がかり
そこから広がる、新たな道をあいつと一緒に確かめるために
レオン
「にしても・・・
お前、本当によく食べるな」
エイナ
「なによう 別にいいじゃない
ハンスさんが、せっかくはりきって、ごちそうを用意してくれたんだもん
残したりしたら、かえって失礼じゃないの?」
レオン
「・・・・・・」
エイナ
「それに、私たちは二人でひとつの身体を共有してるんだもん
二人分の栄養が必要なのよ」
レオン
「まあ、いいけどな・・・
お前がいうとおりなら太る心配もないだろうし」
エイナ
「うぐ・・・っ!」
レオン
「ん?」
エイナ
「そっ、そんなことよりも! 今後のことを話しあいましょ!」
レオン
「ユヅキが言っていた話だな」
エイナ
「うん」
レオン
「「白夜」に「放浪者」 それに「あのお方」か
どれも今ひとつ要領の得ない話だな」
エイナ
「でも、追いかけてみる価値はあるって思うんだ
ユヅキさんが言うように「白夜」の人たちが人助けをしてるのなら
私たちに意味のないことを教えたりはしないと思うの」
レオン
「なるほど・・・
だが、ノヴァの件はどうする?
あいつの居場所を見つければそれで、疑問は全て解決するかもしれないんだぞ?」
エイナ
「それはわかってる でも、キミは言ったよね
私たちは、この世界をもっと知らなくちゃいけないって」
レオン
「!」
エイナ
「自ら、答えを求めて歩いていける者が「放浪者」なら・・・
なってみない? 私たちもさ
最初から答えをねだるんじゃなくてさ、少しずつでも自分の力で見つけてみない?」
レオン
「・・・・・・」
エイナ
「遠回りかもしれない だけど、歩いた道のりは絶対にムダにはならないよ
それがきっと、世界を知ることにもなるはずだって私は思うから!」
レオン
「・・・・・・」
エイナ
「レオン?」
レオン
「どちらにせよ、この村にとどまっていたところでなにも変わらない
だったら、次の目的地をその街にしたところで別に構いやしない」
エイナ
「うん! 明日は、いっぱい歩くことになりそうだね」
レオン
「あれだけ、しっかり食べたんだ ちょうどいい運動になるだろ」
エイナ
「・・・むむむっ!」
(ポカッ)
レオン
「あいてっ! なんだよッ!? なに怒ってるんだよッ!? おいっ!?」
ほん・・・っと! 失礼なヤツだよね、もうっ!!

ACT.04 眠らぬ者たち

ピアちゃんとリゼルドさんはそう言い残して、去っていった
ぐるぐると森の中を歩き回った疲れが、どっとおしよせてきて
私はそのまま、森の出口にへたりこんでしまったんだ
ひとやすみするって決めて野宿の準備をしながら ふと、気がついた
そういえば・・・外で眠るのって、初めてだ
この世界に、夜はない 空はいつも薄明るいままで 月も、星も、太陽も見えない
それらが存在することはみんな知っているのに
本当に見たことのある人は一人もいないらしい
なんだか、それが不思議で ちょっとだけ・・・
こわい気がした・・・
レオン
「・・・で、不安になったから わざわざ、俺に話しかけたりしたってワケかよ」
エイナ
「えへへへ・・・」
レオン
「ガキじゃあるまいし まったく、昼間の勇ましさはどこにいったんだよ」
エイナ
「な、なによう!? 私だって、れっきとした女の子なんだから!?
あんまり、勇ましいとかそういうのばっかりじゃいられないって・・・」
レオン
「そういうものか?」
エイナ
「そういうものですっ!」
レオン
「ふーん・・・ ま、いいけどな
俺のほうも、ちょっと気になることがあって話がしたかったんだ」
エイナ
「え?」
レオン
「「迷いの森」のことさ ピアが言っていただろう?
自分で出口を見つけることができない人には、
あの森は、やっぱり「迷いの森」のまま ・・・ってな」
エイナ
「うん」
レオン
「もしかすると、あの森はなにかを試すために用意されたものじゃないのか?」
エイナ
「試すって、なにを?」
レオン
「森を通ろうとする者をさ」
エイナ
「えーっ!?
ぷっ・・・あははははっ!!」
レオン
「な、なんで笑うんだよ!?」
エイナ
「だって・・・それって、絶対おかしいよぉ
そうだとしたらさ いったい、なんのためにそんなことするのよ?」
レオン
「それは・・・」
エイナ
「考えすぎだよ、レオン
そりゃあ、私だって時々、変だなあって思うこともあるよ?
ノヴァも、ファイファーも ユヅキさんに、ピアちゃん リゼルドさんも・・・
みんな、みんなもったいぶった言い方ばっかりするから
試験を受けてる気分になっちゃうけどさ
それは、この世界の決まりがそうなってるからってだけのことで・・・」
レオン
「決まりって、なんだ?
それは、誰が決めたんだ!?」
エイナ
「それは・・・っ
・・・・・・」
レオン
「・・・・・・
わりぃ・・・ なんか、かえって不安にさせちまったな・・・」
エイナ
「ううん・・・」
レオン
「わからないことだらけだから 俺たちは、その答えを探しているんだもんな・・・」
エイナ
「きっと、もうすぐわかるよ!
この世界のことも なくしちゃった、私たちの記憶のことも
そしたら、きっと今のもやもやした気分もすっきりするって!」
レオン
「ああ、そうだよな」
そうに決まってるよ・・・ 絶対に・・・

ACT.05 聖女キサナ

ベッドに横たわってもなかなか寝つけなかった
当たり前だよね いっぺんに、これだけたくさんのことがあったんだ
キサナさまとの出会い 人に自立をうながそうとする「白夜」という考え方
それを余計なお世話だと笑い飛ばしてしまうベクサーとの戦い
どっちが正しいのか 正直、私にはわからない
考えたこともなかったこと をいきなり、つきつけられても答えなんか出せないよ
あいつは・・・どう思ってるのかな?
それを知りたくて私は「常夜の石」に触れたんだ・・・
レオン
「そんなこと 俺に聞くなよ」
エイナ
「だって、わかんないもん」
レオン
「お前がわかんないからって 俺が、わかってるって決めつけるのはよせよ」
エイナ
「・・・ってことは、やっぱレオンもわかんないんだ?」
レオン
「む・・・ まあ、な・・・」
エイナ
「そっかあ・・・」
レオン
「なんだよ? どうして、そこでニヤニヤするんだよ」
エイナ
「んー、なんでだろ?
たぶん、わかんないのが私だけじゃなかったからホッとしてるのかも?」
レオン
「・・・ったく」
エイナ
「へへへっ」
レオン
「まあ、たしかに
簡単に答えが出るようなことじゃないのかもしれないな」
エイナ
「そうだね
はっきりわかることならベクサーたちだって
あんなやり方しないはずだもんね」
レオン
「たしかに、あいつの言っていたことにはうなずける部分もあった
考え方なんてものは人それぞれだからな ぶつかりあって当たり前だ
(それが苦手だから、あまり俺は人に接することが好きじゃないんだし・・・)」
エイナ
「だけど、やっぱり私はキサナさまの考え方のほうが好きだな・・・
同じ、おせっかいでもその先になんにも見えないベクサーたちのやり方より
なにかを積み上げようと努力していくほうがずっといいって思うもん」
レオン
「かもな・・・」
だって、それを否定したら前に進むことなんて、きっとできなくなるよ・・・

ACT.06 抗いし者

驚く間もなく、思いきりぶちのめされていた
暗転していく視界の奥で、またしてもノヴァの姿が遠ざかっていく
気づいた時には・・・
一筋の光さえとおさない闇の壁に、道はふさがれてしまっていた
まるで、もうこれ以上踏みこんではいけないというかのように・・・
エイナ
「結局、また・・・逃げられちゃったね」
レオン
「あの状況じゃ仕方ない
俺でも、たぶんなにもできなかった」
エイナ
「うん・・・ありがと、レオン・・・」
レオン
「・・・・・・」
エイナ
「だけど、あの闇の壁 あのままにしておいてよかったのかな?」
レオン
「どうにかしようにも剣でも、召喚術でも歯が立たなかった
俺たちの手にはあまる代物だ」
エイナ
「でも、ピアちゃんやユヅキさんたちならもしかして・・・」
レオン
「だったら、どうしてキサナに報告する時に黙っていたんだ?」
エイナ
「それは・・・っ」
レオン
「わかってるさ 多分、俺と同じ理由だ
「白夜」に関わるな、ってノヴァに言われたこと気にしてるんだろう?」
エイナ
「うん・・・」
レオン
「光の正体がノヴァだったことを報告しただけで
リゼルドもオーレルも動揺してたからな
言わなくて正解だ」
エイナ
「イヤだよね・・・なんか・・・
ついさっきまで信用していたはずの人たちのことを
ささいな言葉ひとつだけで 急に、疑っちゃうなんて
今の私は、ノヴァのことも「白夜」のみんなのことも信じられなくなっている
最低だよ・・・」
レオン
「自分を責めるな 誰にだって、そういう時はある
そのたびに自分を見つめ直して間違っていたかどうかをたしかめるんだ
そうして、強くなっていくんだ」
エイナ
「レオン・・・」
レオン
「今は、もう休め
どれだけ時間がかかろうと 最後に、答えにたどり着ければ それで、いいんだ」
エイナ
「うん・・・そうだよね・・・」
きっと見つけられるよね? 私たちの、答えを・・・

ACT.09 聖女変遷

エイナ
「・・・っく、ううっ うっ、うう・・・っ」
レオン
「泣くな・・・」
エイナ
「だっ、て・・・っ」
レオン
「泣いたら、ダメなんだ・・・ そうじゃなきゃ・・・
キサナが、哀れすぎる・・・」
エイナ
「レオン・・・っ」
レオン
「・・・っ」
エイナ
「ううっ、う・・・っ うあ、ああぁぁぁ・・・っ!」
レオン
「エイナ・・・」
エイナ
「わたし・・・っ、ぜったい ゆるさ、ない・・・っ!
エグゼナを・・・っ、絶対にゆる、さない・・・っ!!」
レオン
「追いかけよう・・・ あいつが「転生の塔」にたどり着く前に・・・
ユヅキから引きはがしてキサナとの約束を守るんだ!!」

ACT.10 転生

エイナ
「全部、思い出したよ
私たちに起こったこと どうして、ひとつの身体にふたつの心があるのかも」
レオン
「俺たちは「転生の塔」にたどり着き、そこでエグゼナに襲われた
そして、俺は・・・ヤツに捕らわれてしまった
同化される寸前、かろうじてノヴァの力で、意識だけを助け出されたんだ」
エイナ
「そして、私は・・・キミの意識を受け入れた
放っておけば、拡散して消えてしまう、キミの存在をつなぎとめるために」
レオン
「でも、それはとても無茶でノヴァにさえ予測のつかない危険な行為だったんだ」
エイナ
「私たちの存在は不安定となり消滅こそ、まぬがれたけどその記憶は混乱してしまった」
レオン
「そして、俺たちを逃がすためにノヴァはエグゼナに捕らわれた」
エイナ
「必死の思いで分身を飛ばしてやっと見つけだした私たちは なにもかも忘れてしまってて」
レオン
「その間に、エグゼナもまたより強大な魔物へと変わってしまっていたってワケだ」
エイナ
「・・・・・・」
レオン
「・・・・・・
どうする、エイナ?」
エイナ
「どうする、って・・・」
レオン
「最初に戦った時でさえ 俺たちは、エグゼナに手も足も出なかった
まして、今のエグゼナはキサナや多くの魂をとりこみその力を増している
勝ち目は無いかもしれない」
エイナ
「わかってるよ・・・
でも、それでもさ!?
このまま、エグゼナを放っておけるワケなんてないじゃない!?」
レオン
「・・・・・・」
エイナ
「ここで、あきらめちゃったら私たちが・・・
ううん、私たちだけじゃない
キサナさまや、ノヴァ 「白夜」のみんなやこの世界の大勢の人たちの
たくさんの「想い」が全部意味の無かったものにされちゃうんだよ!?
そんなの絶対・・・絶対に、私はイヤだよ!!」
レオン
「だが・・・」
エイナ
「それにね
私は、エグゼナからレオンの本当の身体を取り戻したいの」
レオン
「!」
エイナ
「いつまでも、キミのこと不自由でいさせたくない だから・・・」
レオン
「すまない・・・
結局、俺のせいでお前に迷惑をかけることに・・・」
エイナ
「それは違うよ!?
迷惑だなんて、私はそんなつもりで言ってるんじゃないよ!
それは、最初はとまどったり恥ずかしかったりしたけど でも・・・
レオンと一緒にいること 私、イヤじゃないもん!」
レオン
「エイナ・・・」
エイナ
「ううん、むしろ キミがいてくれたから 私は、私でいられたんだね
なにもわからなくてこわくて、泣きだしてしまいたかった時
キミがいてくれたから一人じゃないんだって心強く思えたよ?
魔物との戦いで、傷ついてもうダメかもしれないってあきらめそうになった時も
キミは何度も助けてくれた 私のこと、ずっと気にかけて守ってくれてたよね?
ありがとう・・・本当に感謝してるよ・・・」
レオン
「・・・・・・」
エイナ
「それに、キミがエグゼナに捕らわれた理由も、私をかばったせいなんだもの
迷惑をかけちゃってるのはキミじゃなくて、私だよ きっと・・・」
レオン
「・・・・・・」
エイナ
「え?」
レオン
「迷惑だなんて、そんなこと誰が思ったりするかよ!?
全部、俺が望んだんだ!! そうしたいって思ったからやってきたことなんだ!!」
エイナ
「レオン・・・」
レオン
「お前はいてくれたから 俺は、あきらめることなく現実と向かいあえた・・・
お前がいてくれたから自分でも知らなかった力をふりしぼって戦えたんだ!
守りたいって思える相手がいてくれたから・・・」
エイナ
「あ・・・」
レオン
「・・・・・・」
エイナ
「あは、ははは・・・っ」
レオン
「!?」
エイナ
「うれしいよ・・・
キミも、私と・・・おんなじ気持ちでいてくれてた・・・」
レオン
「エイナ・・・」
エイナ
「キミが好きだよ・・・ ずっと、ずっと・・・
キミの側にいたい・・・」
レオン
「俺も・・・
俺も、側にいたい・・・ お前を、手放したくないんだ 守り続けたい・・・」
エイナ
「レオン・・・」
レオン
「エイナ・・・」
なんにも変わってないね?
出会った時には、ケンカして 旅をしながら、わかりあって
たくさんの時間を共有して いつしか、好きになっていた
今なら、わかるよ?
何度でも、きっと変わらない
めぐりあうたびに、恋をする そして、もっと好きになる
反復なんかじゃなくて それが、私の望んでいた答え
だから、だいじょうぶ きっと・・・
私たちは、負けたりしない!

エンディング

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