不断様
第8話 異界の迷子
- ハヤト
- 「なあ、モナティ ご主人様って呼ぶのはかんべんしてくれよ」
- モナティ
- 「どうしてですの? ご主人様は、ご主人様じゃないですか?」
- ハヤト
- 「と、とにかくっ・・・ 別の呼び方にしてよ 呼び捨てでもなんでもいいからさっ!」
- モナティ
- 「・・・わかったですの?
それじゃあ・・・ これからはマスターって呼ぶですのっ!」 - ハヤト
- 「いいっ!?」
- モナティ
- 「・・・言ったのに
他の呼び方だったら、なんでもいいって言ったのに・・・」 - ハヤト
- 「わ、わかった! もうそれでいいからっ 泣くなよ~っ!?」
- モナティ
- 「はいですのっ マスターっ!」
- ハヤト
- 「とほほ・・・」
- マスター、か・・・ なんか照れるよなぁ
第9話 メスクルの眠り
- モナティ
- 「みんな元気になって本当によかったですの」
- ハヤト
- 「ああ、そうだな」
- モナティ
- 「でも、モナティはまた何もできなかったです」
- ハヤト
- 「そんなことないだろ? モナティたちはずっと子供たちの側にいてくれたじゃないか
だから俺たちは、安心して薬を取りにいけたんだぜ」 - モナティ
- 「本当ですの・・・?」
- ハヤト
- 「ああ、本当だよ」
- モナティ
- 「にゅうっ・・・ マスターのお役に立てて嬉しいですのっ!」
- 純真だよな・・・ 色んな意味で・・・
第10話 迷走列車
- モナティ
- 「ふにゅうぅぅ 今日は疲れたですのぉ」
- ハヤト
- 「街からずうっと歩きっぱなしだったからな
無理についてこなくてもよかったのに・・・」 - モナティ
- 「ダメですのぉ・・・ モナティは、マスターの側にいないと・・・
マスターと離ればなれになるのは・・・もう・・・」 - ハヤト
- 「モナティ?」
- モナティ
- 「・・・すうぅぅ」
- ハヤト
- 「やれやれ こりゃ、部屋まで運ぶのが大変だな・・・」
- 離ればなれになりたくない・・・か
第11話 炎情の剣
- モナティ
- 「マスターって本当にすごいですの!」
- ハヤト
- 「なんだよ、突然?」
- モナティ
- 「マスターがお話したたらみんなケンカをやめて仲良くなったです
こんなこと、マスターにしかできないです!」 - ハヤト
- 「そうじゃないぜ モナティ
相手のことをきちんと考えさえすれば、誰だってできたことさ
それがたまたま、俺だったってことだけさ」 - モナティ
- 「でもでもっ・・・ やっぱりすごいです!」
- ハヤト
- 「まいったなぁ・・・」
- たいしたことしたわけじゃないのになぁ
第12話 蒼の派閥
- モナティ
- 「マスターはどうしてもバノッサさんと戦っちゃうんですの?
モナティ、こわいです」 - ハヤト
- 「心配するなよ モナティは俺が守ってやるからさ」
- モナティ
- 「違うんですのっ!!
モナティは、戦うのがこわいんじゃないんです
マスターがいなくなっちゃうことがこわいんですのっ!」 - ハヤト
- 「・・・!!」
- モナティ
- 「不吉なことを言ってごめんなさいです
でも、モナティは戦うのが苦手だから・・・ マスターを守る自信がないから・・・」 - ハヤト
- 「モナティ・・・」
- モナティが心配するのも当然だよな・・・
第14話 エルゴの呼び声
- モナティ
- 「エルゴさんに選ばれてりんかーさんになるなんて・・・
うふふっ マスターは、やっぱりすごいですのー!」 - ハヤト
- 「ちっともすごくなんかないってば
それにまだ、俺は正式に誓約者になったわけじゃないんだぜ?
残ったエルゴに認められなけりゃ、それまでなんだからさ」 - モナティ
- 「でもでもっ、マスターだったらぜぇ~ったい大丈夫ですのっ!
モナティもがんばってお手伝いするですからがんばるですのっ!!」 - モナティはのんきだよなぁ・・・
第17話 守るべきもの
- モナティ
- 「モナティ、決めたです
どんなことがあってもマスターの側から離れないって・・・」 - ハヤト
- 「危ない目にあうかも知れないんだぞ?」
- モナティ
- 「そんなの平気ですの!
それよりも、モナティの知らないところで、マスターがいなくなるほうが・・・
ずっとずっとイヤですのっ!!」 - ハヤト
- 「モナティ・・・」
- モナティ
- 「約束してください!
最後の最後までマスターとモナティは一緒だって・・・」 - ハヤト
- 「わかったよ、モナティ
最後までついて来てくれ」 - モナティ
- 「は・・・はいですっ!」
- 約束、守らなきゃな?
エンディング
- モナティ
- 「モナティ、もっとも~っとがんばりますの! だから、ず~っとお側においてくださいね マスター・・・」
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