【夜会話】スバル(レックスVer.)

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雪鈴様

第11話 昔日の残照

スバル
「うーっ、なんだか身体がふにゃふにゃになったみたいだよぉ」
レックス
「そう言えば、スバルは今日、初めて戦いに参加したんだっけ」
スバル
「ああ、そうさ 今日がおいらの初陣
でも、思ってたよりなんにもできなかった
母上やキュウマに助けてもらったりしてばかりでさ・・・」
レックス
「最初はそんなものさ 気にすることはないよ」
スバル
「でも、父上は初陣でいきなり敵将の首をとったんだぞ!
おいら、父上に・・・恥ずかしいよ・・・」
レックス
「誰かが、君にそう言ったのか?」
スバル
「そうじゃないけど」
レックス
「だったら、そんなの気にしちゃダメだろ?
お父さんはお父さん スバルは、スバルなんだからさ
無理に背伸びしないで できることをすれば、それでいいんだよ」
スバル
「そうかなあ・・・」
レックス
「そうさ!
くよくよしてるほうが、よっぽどお父さんに恥ずかしいだろ?」
スバル
「うん、そうだよな 次にまた、がんばればいいんだもんな?」
レックス
「ああ、その意気さ」
でもさ・・・戦いなんて、本当は上手じゃないほうがいいんだよ・・・

第12話 黄昏、来たりて

スバル
「起きたのか、先生?」
レックス
「うん、いつまでも寝てるわけにもいかないからね」
スバル
「そうだよな、うん」
レックス
「スバルは平気なのか?」
スバル
「うん、最初はちょっと驚いちゃったけど
おいら、鬼の子だからしっかりしなくちゃいけないもんな」
レックス
「そっか・・・」
スバル
「無理しないで休んどけよ、先生
母上が言ってた、先生は優しいからあまり無理をさせたらいけないって」
レックス
「ミスミさまが?」
スバル
「だいじょうぶだよ あいつらが来たら今度はおいらが追っ払ってやる!
先生の側になんて絶対、近づけさせるもんか」
レックス
「スバル・・・」
スバル
「父上が守ったように今度は、おいらがこの島を守るんだ!!
母上も、先生も、ナップ兄ちゃんもおいらが・・・!」
レックス
「強いな、スバルは本当に・・・」
スバル
「へへへっ♪」
今の俺より・・・ずっと・・・

第13話 断罪の剣

スバル
「スカーレルたちって派閥のやつらと知り合いだったんだな・・・」
レックス
「やっぱり驚いたかい?」
スバル
「そりゃそうだよ だって、今まで内緒にしてたし」
レックス
「たしかにな・・・
ヤードが無色の派閥の関係者だったってことは、あらかじめ聞いていたけど
スカーレルの事情はカイルたちも初耳だったみたいだよ」
スバル
「なんで黙ってたんだろ・・・」
レックス
「多分、ばれるのがこわかったんだよ」
スバル
「こわいって、なにが?」
レックス
「それは、そのせいでみんなとの関係が壊れるのが・・・」
スバル
「そこがさ、おいらにはわかんないんだよなあ
昔がどうだってさスカーレルはやっぱりスカーレルだろ?」
レックス
「!」
スバル
「おいらは、島に来る前に先生たちのこと全然、知らないもん
でも、一緒に暮らすようになってからのことは楽しいからよく覚えてるんだ」
レックス
「スバル・・・」
スバル
「おいら、二人のこと別に嫌いじゃないぞ? 一緒にいて、楽しいし
それに、昔のことよりも今のほうが大切だもん!
なのに、どうして昔にこだわるんだろ?オトナってさ・・・」
レックス
「そうだね・・・スバルのいうとおりなのかもしれない」
今のスバルの言葉 スカーレルたちが聞いたらきっと喜ぶよ・・・

第15話 相談イベント

通常会話に掲載

第15話 ひとつの答え

スバル
「やったね、先生! これでもう無色の派閥もこわくなんかないや!」
レックス
「俺だけの力じゃないよ スバルたち、みんなが手伝ってくれたから
勝つことができたんだよ」
スバル
「わかってるって! けど、やっぱ一番強いのは先生だったもんな
うぃすたりあす、だっけ? あの剣、すごく強くてかっこいいよなあ・・・」
レックス
「そ、そうかな?」
スバル
「うんっ! 振るたびにぱあーって、蒼い光をまき散らしてさ・・・
流れ星みたいだった!」
レックス
「流れ星、か・・・」
スバル
「あーあ、おいらも先生みたいにかっこいい武器、使ってみたいなあ」
レックス
「けどさ、スバルにはお父さんの使っていた武器がたくさんあるじゃないか?」
スバル
「うーん、だけど、一番強い斧は父上と一緒にどこかにいっちゃったし」
レックス
「あ・・・」
スバル
「振るたびに、ビカビカってカミナリを巻き起こすおっきな斧だったんだって
先生の剣と並んで使ったら きっと、すごく強くてかっこいいんだろうなあ」
レックス
「きっと、見つかるよ スバルが大きくなるまでに」
スバル
「そうかな?」
レックス
「武器には魂があるってウィゼルさんは言ってた
使い手を心をひとつにして初めて威力を発揮する それに・・・
使い手の記憶や想いを受け継いでいくものだって」
スバル
「想いを・・・」
レックス
「だから、きっと会えるよ お父さんもきっとそれを望んでいたんだからさ!」
スバル
「そっか・・・
それじゃ、それまでにもっとおいら、強くならなくちゃダメだよな?
父上に負けないくらいに!」
レックス
「うん、その意気だ!」

第15話 ひとつの答え(ミスミの好感度が高い場合)

スバル
「やったね、先生!
これでもう、無色の派閥もこわくなんかないや!」
レックス
「俺だけの力じゃないよ スバルたち、みんなが手伝ってくれたから
勝つことができたんだよ」
スバル
「わかってるって! けど、やっぱ一番強いのは先生だったもんな
うぃすたりあす、だっけ? あの剣、すごく強くてかっこいいよなあ・・・」
レックス
「そ、そうかな?」
スバル
「うんっ! 振るたびにばあーって、蒼い光をまき散らしてさ・・・
流れ星みたいだった!」
レックス
「流れ星、か・・・」
スバル
「あーあ、おいらも先生みたいに、かっこいい武器使ってみたいなあ」
レックス
「でも、スバルにはお父さんの使っていた武器がたくさんあるじゃない?」
スバル
「うーん、だけど一番強い斧は、父上と一緒にどこかにいっちゃったし」
レックス
「あ・・・」
スバル
「振るたびに、ピカピカってカミナリを巻き起こすおっきな斧だったんだって
先生の剣と並んで使ったら きっと、すごく強くてかっこいいんだろうなあ」
レックス
「きっと、見つかるよ スバルが大きくなるまでに」
スバル
「そうかな?」
レックス
「武器には魂があるって ウィゼルさんは言ってた
使い手と心をひとつにして 初めて、威力を発揮する それに・・・
使い手の記憶や想いを受け継いでいくものだって」
スバル
「想いを・・・」
レックス
「だから、きっと会えるよ お父さんもきっと、それを望んでいたんだからさ!」
スバル
「そっか・・・
それじゃ、それまでにもっとおいら、強くならなくちゃダメだよな?
父上に負けないくらいに!」
レックス
「うん、その意気だ!」
スバル
「なあ、戦いが全部終わったら また学校やるんだよな?」
レックス
「ああ、そのつもりだよ」
スバル
「よかったあ・・・
パナシェのヤツが変なこと言うから、おいら、ちよっと心配してたんだ」
レックス
「変なこと?」
スバル
「うん、戦いが終わったら 先生たちは、この島から出て行っちゃうってさ」
レックス
「!」
スバル
「だからもう、学校はおしまいなんて言ってたけど、やっぱウソだったんだな」
レックス
「・・・・・・」
スバル
「ウソ、だよな?」
レックス
「帰らなくちゃならないのは本当だよ・・・」
スバル
「そんな!? なあ、そんなのおいら、絶対イヤだよっ!!
先生が教えてくれるからキライな算数だって、おいら好きになれたんだもん
先生がいなくなったらおいら、もう勉強なんてやるもんかっ!」
レックス
「スバル・・・」
スバル
「帰っちゃ、やだよぉ・・・っ」
レックス
「よく聞いて、スバル
俺は、みんなの先生 スバルやパナシェたちの先生だよ
でも、それと同じように(生徒)の先生でもあるんだよ」
スバル
「!」
レックス
「ずっと前に、約束したんだ あの子の夢を叶える手伝いをするって・・・」
スバル
「委員長の、夢・・・」
レックス
「俺は、約束を守りたい そのためには、どうしても帰らなくちゃいけない
わかってくれるよな?」
スバル
「・・・っ」
レックス
「だから、今度はスバルと約束をするよ
それが終わったら、絶対この島に帰ってくるって!」
スバル
「ホントに?」
レックス
「ああ・・・ だから、それまで待っててくれるかい?」
スバル
「う、うん・・・っ
おいら、待ってる! 先生が戻ってくるまでに もっと、算数がんばるから
だから、絶対・・・ 約束まもってくれよ!?」
レックス
「うん、絶対だ!」
スバル
「へへへ・・・っ
あーあ、だけど やっぱり、お別れはイヤだなあ・・・
いっそ、先生が おいらの新しい父上になってくれたら
ずーっと、一緒に いられるのになぁ・・・」
レックス
「そう言ってくれるのはうれしいけど そう簡単になれるもんじゃないよ」
スバル
「なんで?
母上も、そうなったらよいなって おいらに言ってたぞ?」
レックス
「え!?
ま、まさか・・・っ」
スバル
「ホントだってば! 母上、先生のこと好きだぞ
父上のこととか、年のこととか、なんか 色々と気にしてるから黙ってるだけで・・・
先生から言ってあげれば きっと、素直になると思うぞ」
レックス
「・・・・・・・」
スバル
「先生は、母上のことキライか?」
レックス
「あ、いや・・・ キライじゃないけど・・・」
スバル
「だったら、考えてくれよ! おいら、楽しみに待ってるから」
レックス
「う、うん・・・」

エンディング

スバル
「なあ、先生 仕事はもう終わったか?」
レックス
「ああ、スバル わざわざ、迎えに来てくれたんだ?」
スバル
「当たり前だい だって、今日の先生はお客さんなんだもん!」
レックス
「お客さんって・・・家庭訪問なんだしそんな気を遣わなくても・・・」
スバル
「いいんだよ おいらたち、好きでやってるんだもん!
それに、おいらはまだおとなしいほうだってば
母上なんか、慣れない包丁握って先生のために手料理作ってるんだぜ」
レックス
「あ、あははは・・・」
スバル
「さあ、行こうぜ!」
おいらも、母上も、キュウマだって、みんな先生のこと、家族だって思ってるんだからさ

エンディング(ミスミの好感度が高い場合)

スバル
「なあ、先生 仕事はもう終わったか?」
レックス
「ああ、スバル わざわざ迎えに来てくれんだ?」
スバル
「当たり前だい だって、今日の先生はお客さんなんだもん!」
レックス
「お客さんって・・・ 家庭訪問なんだし、そんな気を遣わなくても・・・」
スバル
「いいんだよ おいらたち、好きでやってるんだもん
それに、おいらはまだおとなしいほうだってば
母上なんか、慣れない包丁握って 先生のために手料理作ってるんだぜ」
レックス
「あ、あははは・・・」
スバル
「さあ、行こうぜ!
そういえば、委員長は まだ、しばらくは帰ってこれないのか?」
レックス
「卒業は、まだ先だけど 長期休暇になったら、また遊びにくると思うよ」
スバル
「カイルやソノラ姉ちゃんも また、一緒に来るかな?」
レックス
「うん、多分ね」
スバル
「待ち遠しいなあ・・・ 帰ってきたら、外の世界の話 また、聞かせてもらうんだ」
レックス
「スバルは、島の外に 興味があるの?」
スバル
「うん、おいらだけじゃなくて パナシェもそうだぜ
学校で色々と教わったこと できたら、自分の目で確かめてみたいなって思う」
レックス
「そっか・・・」
スバル
「でも、きっと、母上やキュウマは、すっごく心配するだろうなあ・・・」
レックス
「その時は、俺がついていくって一緒に説得してあげるよ」
スバル
「ホントに!?」
レックス
「ああ、約束するよ」
スバル
「へへっ、やったぁ♪
あ、そうだ・・・」
レックス
「ん?」
スバル
「どうせだったら、母上も 連れてってあげたら?」
レックス
「・・・はい?」
スバル
「しんこんりょこう、だっけ? 父上とは、行けずじまいって言ってたから、喜ぶと思うぞ」
レックス
「あ、あのさ・・・ 言葉の意味、わかってて言ってるのか???」
スバル
「・・・どう思う?」
レックス
「・・・・・・
こらっ、スバルっ!」
スバル
「あははははははっ♪ やーい、先生ってば赤くなってらあ!」
レックス
「待てえぇ~っ!」
えへへへへ ほんとうにそうなれば、先生のこと、父上って呼べるもんな
「夢いっぱいの瞳で」

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