【夜会話】キュウマ(アティVer.)

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スターライト様/浅緋様

第3話 はぐれ者たちの島(???)

アティ
「・・・はい?」
スカーレル
「センセ、お客さんよ」
アティ
「お客さん、ですか?」
スカーレル
「うふふっ、会えばわかるわよ」
キュウマ
「・・・・・・」
アティ
「キュウマさん!?」
キュウマ
「これを・・・」
アティ
「え?」
「鈴のお守り」を手に入れた!
キュウマ
「さっきのお礼です 受け取ってください」
アティ
「あっ・・・ ありがとう、ございます・・・」
キュウマ
「敵の敵は味方 そう単純に考えたりはしませんが・・・
どうやら、貴方は 我らの敵ではないらしい・・・」
わざわざ、このために訪ねてきてくれたんだ あの人・・・

第4話 海から来た暴れん坊

アティ
「色々ありましたけど これでようやく仲良くやれそうですね」
キュウマ
「貴方ならば、きっかけさえあれば 誰が相手でも、うち解けられるでしょうね・・・
ミスミ様もそうです すっかり、貴方を気に入られたご様子で」
アティ
「キュウマさんはあの方に仕えるシノビなんですよね?」
キュウマ
「いえ・・・ 正確には、違います」
アティ
「え・・・?」
キュウマ
「いずれ、ミスミ様がお話になられることでしょう
ただ、あの方たちを守っていくことに迷いなどありもせん
そのためだけに、自分は護人となることを望んだようなものですから・・・」
なんだか、フクザツな事情があるみたいですね・・・

第5話 自分の居場所

キュウマ
「そうですか・・・ ミスミさまが、貴方にそんなことを・・・」
アティ
「はい、本当にキュウマさんには感謝しているって言っていました」
キュウマ
「それが、リクト様の遺言でしたから・・・」
アティ
「遺言?」
キュウマ
「妻と、お腹の子を守って、鬼妖界へと帰してやってくれ
リクトさまはそう言って、自分を逃がしたのです
たった一人で、敵陣を引き受けて・・・」
アティ
「・・・っ」
キュウマ
「自分が生き恥をさらしているのは 遺言を果たすためです
その時までは絶対に死ねません ですから・・・
帝国の兵士たちにも負けられません たとえ、相手が貴方の知己でも・・・」
アティ
「大丈夫です!
まだ、必ず戦うって決まったわけじゃないですもの
なんとか話をして 戦わずにすませられるようにしてみせます」
彼女だったら きっとわかってくれる きっと・・・!

第6話 招かざる来訪者

機霊ルート

アティ
「前に、ミスミさまが言ってたんですけど
あの人が、本当はとんでもなく強いって 冗談・・・ですよね?」
キュウマ
「本当ですよ」
アティ
「ええっ!?」
キュウマ
「もともと、あの御方はリクト様と競うほどの腕前を持った、女武者だったのですから」
アティ
「それじゃ、私と同じだってことですね?」
キュウマ
「まあ、ある意味ではそうですね・・・
ミスミ様は、風を操り武器とする術を得意としておられました
おまけに長刀を持てば 並の男など、歯牙にもかけぬ強さでした」
アティ
「すごい・・・」
キュウマ
「風を使うミスミ様と雷を呼ぶリクト様
お二人が治めることから あの集落は風雷の郷と呼ばれるようになったのです」
さすがは、鬼姫さま 私も負けないようにがんばりましょう!

鬼獣ルート

アティ
「前に、ミスミさまが言ってたんですけど
あの人が、本当はとんでもなく強いって 冗談・・・ですよね?」
キュウマ
「本当ですよ」
アティ
「ええっ!?」
キュウマ
「もともと、あの御方はリクト様と競うほどの腕前を持った、女武者だったのですから」
アティ
「それじゃ、私と同じだってことですね?」
キュウマ
「まあ、ある意味ではそうですね・・・
ミスミ様は、風を操り武器とする術を得意としておられました
おまけに長刀を持てば 並の男など、歯牙にもかけぬ強さでした」
アティ
「すごい・・・」
キュウマ
「風を使うミスミ様と雷を呼ぶリクト様
お二人が治めることから あの集落は風雷の郷と呼ばれるようになったのです」
アティ
「あの、キュウマさん さっきの、遺跡での話しなんですけど・・・」
キュウマ
「すいません そのことについては忘れてください」
アティ
「はっ?」
キュウマ
「ヤッファ殿に知られてしまった以上、自分はなんらかの形で罰をうけることでしょう
そうなった時、貴方に累が及んでしまうのは不本意なのです・・・」
アティ
「キュウマさん・・・」
キュウマ
「お許しください・・・」
アティ
「いいんですよ! それより私にできることがあったら 遠慮しないで言って下さい
私のせいで、貴方が罰を受けるのなんておかしいですから」
キュウマ
「アティ殿・・・
その言葉だけで 自分には充分です」
キュウマさん・・・

第7話 すれ違う想い

キュウマ
「帝国軍を率いている彼女は、ある意味尊敬に値しますね
国に殉じ、誇りに殉じ 己の責務を全うする
彼女の口にした思想は シルターンでは美徳とされるものです」
アティ
「うん、軍人としてはアズリアの考え方って立派だって思います」
キュウマ
「ですが、貴方がそれに合わせる必要はないと 自分も思いますよ」
アティ
「キュウマさん・・・」
キュウマ
「唯一の正義など この世のどこにも存在しません
人それぞれに理想があり、信念があり 願いがある
それを貫き、生きていくことこそが なにより尊いんです
これは、ミスミさまの受け売りですけどね」
あきらめないことが尊い、か・・・

第8話 卑怯者

キュウマ
「顔色もよさそうでなによりです」
アティ
「ありがとう わざわざ、様子を見に来てくれて」
キュウマ
「いえ、この程度のこと 貴方の苦労に比べたらなんでもありませんよ
それにしても、まさかあの者が、犯人だとは うかつでした・・・」
アティ
「仕方ないですよ 自分で火をつけて消したなんて普通は考えませんから・・・」
キュウマ
「そうかもしれません ですが・・・
本来、シノビである自分こそが いち早くあのカラクリに気づくべきだったのです
どうにも、自分はそうした駆け引きに弱すぎる・・・」
アティ
「別に、気に病むことじゃないと思いますよ」
キュウマ
「え?」
アティ
「誰かを疑うことなんて 下手なままでもいいって、私は思うし
疑いだしたら それこそ、キリなんてないですよ
それで全て信じられなくなるくらいなら、私は、だまされて損するほうでいいです」
キュウマ
「アティ殿・・・」
アティ
「それは、もちろん、損なんてしないですむに越したことないんですけどね」
それを怖がってたら多分、なにも信じられなくなるって、私は思ってるから・・・

第9話 先生の休日

機霊ルート

アティ
「帰り道で、スバルくんに聞きましたよ
これからは、あの子と一緒にいられる時間を増やすようにするって」
キュウマ
「貴方に言われたことを実行したまでですよ
せいぜい共に食事をしたり 風呂に入れてさしあげることぐらいでしょうけど」
アティ
「それでもいいんです だって、スバルくん 楽しみにしてたもの」
キュウマ
「そうですか・・・」
アティ
「だけど、驚いたのは あの子が生まれてからまだ、間もないってことです」
キュウマ
「鬼の子は、人間より長い年月をかけて、母親の胎内で育ってゆくものですから」
アティ
「人間の常識で考えると大間違いってことですね」
キュウマ
「それでも、やはり スバルさまのご成長が遅れていることは事実です
リクトさまを亡くしたことで 母親であるミスミさまが長く伏せっていたことや
鬼妖界とはあまりに異なった環境に育ったことが理由なのかもしれません・・・」
アティ
「心配ないですよ、今のスバルくんはあんなにも元気なんですから
きっと、今に私たちがびっくりするくらい大きくなっちゃいますよ
きっと!」
キュウマ
「そうですね・・・ そう願いたいものです」
(キュウマ)本当に・・・ 自分はこのままでいいのでしょうか? リクトさま・・・

鬼獣ルート

アティ
「帰り道で、スバルくんに聞きましたよ
これからは、あの子と一緒にいられる時間を増やすようにするって」
キュウマ
「貴方に言われたことを実行したまでですよ
せいぜい共に食事をしたり 風呂に入れてさしあげることぐらいでしょうけど」
アティ
「それでもいいんです だって、スバルくん 楽しみにしてたもの」
キュウマ
「そうですか・・・」
アティ
「だけど、驚いたのは あの子が生まれてからまだ、間もないってことです」
キュウマ
「鬼の子は、人間より長い年月をかけて、母親の胎内で育ってゆくものですから」
アティ
「人間の常識で考えると大間違いってことですね」
キュウマ
「それでも、やはり スバルさまのご成長が遅れていることは事実です
リクトさまを亡くしたことで 母親であるミスミさまが長く伏せっていたことや
鬼妖界とはあまりに異なった環境に育ったことが理由なのかもしれません・・・」
アティ
「だからこそ、キュウマさんはスバルくんを元の世界に帰したいわけなんですね」
キュウマ
「はい・・・」
アティ
「前は先走りすぎてヤッファさんに止められてしまいましたけど・・・
きちんと話し合いをして、今度は絶対に成功させましょうね?」
キュウマ
「アティ殿・・・
貴方という女性は 本当に・・・」
アティ
「心機一転もしたいし 私もできるだけがんばってみますから」
キュウマ
「ええ、その時は是非」
アティ
「じゃあ、おやすみなさい」
(キュウマ)本当に・・・ 自分はこのままでいいのでしょうか? リクトさま・・・

第10話 もつれあう真実

機霊ルート

キュウマ
「今日は姿を見かけませんでしたが、どこかへ出かけていたのですか?」
アティ
「あ、うん・・・ ちょっと、ね・・・
(本当のことなんて言えませんね さすがに・・・)」
キュウマ
「・・・  どうやら、言えない事情があるようですね」
アティ
「!」
キュウマ
「顔を見ればわかります 引け目を感じているとき、貴方はそれが顔に出てしまいますから」
アティ
「そっか・・」
キュウマ
「問いただしたりしませんよ ただ・・・
手を貸せることがあるならいつでも声をかけてください
貴方だけが、苦労をしょいこむ必要はないのですから」
アティ
「うん、心配してくれてありがとう」
それと・・・嘘をついていることもごめんなさい・・・

鬼獣ルート

アティ
「気持ちの整理をつけるまで、会うことはできない、か・・・
(無理もないですね 私だって、何度もためらって、ここまで来たんだから・・・
せめて、今夜ぐらいはそっとしておいてあげましょう・・・)」

第11話 昔日の残照

機霊ルート

キュウマ
「遺跡の復活、ですか・・・ 我らの知らぬところであの二人が、そんな対立をしていたとは・・・」
アティ
「黙ってて、ごめんなさい」
キュウマ
「謝る必要はありません 貴方はむしろ、巻き込まれた側なのですから
ですが・・・ 正直、複雑ですね 同じ護人を名乗っていながら
結局、我々は本当の意味での信頼関係を、築けてなかったのかもしれません・・・」
アティ
「キュウマさん・・」
キュウマ
「とはいえ、過ぎたことにこだわっても、いたしかたありません
事情をきいたうえでもう一度、やり直していくしかないでしょう
貴方たちのような、本当の意味での信頼しあえる関係を
今度こそ築いていけるように・・・」
アティ
「ええ・・・ きっと、そうなれますよ!」
だって、もう、それを邪魔してた過去の壁は取り払われたんだから!

鬼獣ルート

アティ
「さっきはありがとう 貴方が力を貸してくれなかったら 私は多分、助からなかった」
キュウマ
「いえ・・・ 自分は、もともと貴方を犠牲にしようとしていたのです
なのに、感謝されるいわれなど・・・」
アティ
「それでも 助けてもらったことに変わりはないですよね?」
キュウマ
「アティ殿・・・」
アティ
「過去のことは忘れようなんて、口では簡単に言えちゃうけど
忘れられないことは誰だってありますし、起きた出来事までは消しようがないもの
だから、誰もがこだわりをもって生きているんだって私は思ってるんです」
キュウマ
「・・・・・・」
アティ
「こだわってきた自分まで否定しなくてもいいじゃありませんか?
貴方が必死だったのは 周りにいた私たちだってちゃんとわかっています
過去に引きずられて今を見失うのはよくないことですけど
ちゃんと前を見て進んでいけるのなら、こだわって構わないと思うんです」
キュウマ
「そうですね・・・
振り返るばかりで 自分は、前を見るのを忘れていた・・・」
アティ
「抱えているものを捨てろなんて、無理は言いません
ただ、これからは私たちも一緒になって支えてあげられると思うから・・・
手伝わせてくれますよね?」
キュウマ
「ありがとうございます アティ殿
今の言葉、しっかり肝に命じておきます
同じ迷いに、二度と陥ることのないように しっかりと・・・」
約束ですよ・・・ キュウマさん・・・

第12話 黄昏、来たりて

キュウマ
「帝国軍とやりあっていた時のようには、もう、いかなくなってしまいましたね」
アティ
「・・・・・・」
キュウマ
「爆死による共倒れ 敵は、そこまでして向かってくるのです
情けをかけていては いつか、寝首をかかれることでしょう」
アティ
「でも・・・」
キュウマ
「貴方のためらいが 他の者たちまで傷つけるかもしれないのですよ!?」
アティ
「・・・っ!」
キュウマ
「派閥に属する暗殺者はみな そうすることを当然と教え込まれているんです
かつての私がそうであったように 心なき、刃として
知っているんですよ 私は、彼らと行動を共にしていたのですから」
アティ
「あ・・・」
キュウマ
「毒には、毒を以って制するしかない
自分は、そのつもりであの者たちと戦います」
アティ
「キュウマさん・・・」
キュウマ
「誰かが、手を汚さねば 綺麗なものなんて守れないですから」
アティ
「だからって・・・」
それじゃ、彼らと同じじゃないの!? キュウマさん・・・

第13話 断罪の剣

機霊ルート

キュウマ
「うかつでした・・・
もっと早く、気づいてさえいれば・・・」
アティ
「仕方がないですよ 私だって、予想もつきませんでしたし・・・
悔やむより、これからどうするかを考えましょう」
キュウマ
「はい・・・
剣の激突によって封印が解かれるのはあり得ることです
あの地震も、おそらくその兆候でしょう
剣の激突によって、一気に封印の力が弱まった・・・」
アティ
「だけど、戦わないわけにはいきませんよね・・・
イスラは剣の力を使うことに、なんのためらいもないんです
際限なく力を引き出して きっと封印を壊してしまう
それを止めることは多分、同じ力をもつ私の役目のはずだから・・・」
キュウマ
「アティ殿・・・」
アティ
「心配しないでください 要は、私が使う力をできるだけ抑えればいいんですから」
キュウマ
「無茶です! 相手は、全力で向かってくるのですよ」
アティ
「でも、そうしないと島のみんなを守れなくなにっちゃいますから」
キュウマ
「・・・!」
アティ
「だったら、やってみせます 絶対に・・・」
だいじょうぶ きっと、なんとかしてみせるから

鬼獣ルート

キュウマ
「うかつでした・・・
遺跡の封印が失敗したのも 結界が消滅したのも 全て、あの者の仕業とは
遺跡が沈黙したのも イスラという新たな鍵を手にすることができたから・・・
もっと早く、気づいてさえいれば・・・」
アティ
「仕方がないですよ 私だって、予想もつきませんでしたし・・・
悔やむより、これからどうするかを考えましょう」
キュウマ
「はい・・・
剣の激突によって封印が解かれるのはあり得ることです
実際、貴方が剣を使うことで 亡霊たちは次々と復活しました
それは同時に、彼らの魂を縛りつけている、島の力の復活をも意味しています
あの地震も、おそらくその兆候でしょう
剣の激突によって、一気に封印の力が弱まった・・・」
アティ
「だけど、戦わないわけにはいきませんよね・・・
イスラは剣の力を使うことに、なんのためらいもないんです
際限なく力を引き出して きっと封印を壊してしまう
それを止めることは多分、同じ力をもつ私の役目のはずだから・・・」
キュウマ
「アティ殿・・・」
アティ
「心配しないでください 要は、私が使う力をできるだけ抑えればいいんですから」
キュウマ
「無茶です! 相手は、全力で向かってくるのですよ」
アティ
「でも、そうしないと島のみんなを守れなくなにっちゃいますから」
キュウマ
「・・・!」
アティ
「だったら、やってみせます 絶対に・・・」
キュウマ
「どうして・・・
貴方が、そこまで背負う必要なんてないのに・・・」
アティ
「好きだから、かな・・・
この島の暮らしも、みんなのことも、私、大好きです 大切なんです・・・
だから、守りたいの」
キュウマ
「アティ殿・・・」
アティ
「それにね・・・ 笑顔でいてほしいんだ
貴方のつらそうな顔 もうこれ以上、私見ていたくないから」
キュウマ
「あ・・・」
だいじょうぶ きっと、なんとかしてみせるから

第15話 ひとつの答え(好感度・通常)

キュウマ
「これでもう、郷の者たちが無色の襲撃におびえることもなくなるでしょうね」
アティ
「あとは、イスラから紅の暴君を取り戻せば この戦いも、終わりですね」
キュウマ
「ええ・・・ ですが、それは今まで以上に困難なことになるでしょう
生まれ変わった貴方の剣は島の意志を目覚めさせる鍵ではなくなりましたが
イスラの剣は違います 追いつめられた彼が、際限なく紅の暴君を使えば
封印が砕け散ってしまうかもしれません・・・」
アティ
「だいじょうぶですよ そんなこと、絶対にさせませんから・・・
力ずくで否定して、打ち負かすために、私は戦うんじゃない
わかりあうために戦うの わかってもらえるまで何度でも・・・
そのために、私はもう一度あの剣を手にしたんだもの!」
キュウマ
「そうでしたね・・・
そうやって、貴方は不可能を可能にしてきたんでしたね」

第15話 ひとつの答え(好感度・大)

キュウマ
「これでもう、郷の者たちが 無色の襲撃におびえることもなくなるでしょうね」
アティ
「それはいいんですけど キュウマさん・・・」
キュウマ
「なんでしょう?」
アティ
「どうしてあんな無茶をしたんですか?」
キュウマ
「あ、あれは・・・っ!?
そのですね、やむを得ない判断というか・・・」
アティ
「ごまかそうなんて思ってたら本気で怒りますよ」
キュウマ
「う・・・っ
もうしわけありません・・・ 軽率でした・・・」
アティ
「私のために戦おうとしてくれたことは、うれしかったけど
あんなふうに、お互いに心配をかけるようなことは、もうやめにしましょうね?
守るのも、守られるのも すぐ側にいなくちゃ、満足にできなくなるから・・・」
キュウマ
「アティ殿・・・ はい・・・」
アティ
「あとは、イスラから紅の暴君を取り戻せば この戦いも、終わりですね」
キュウマ
「ええ・・・ ですが、それは今まで以上に困難なことになるでしょう
生まれ変わった貴方の剣は 島の意志を目覚めさせる鍵ではなくなりましたが
イスラの剣は違います 追いつめられた彼が、際限なく紅の暴君の力を使えば
封印が砕け散ってしまうかもしれません・・・」
アティ
「だいじょうぶですよ そんなこと、絶対にさせませんから・・・
力ずくで否定して、打ち負かすために、私は戦うんじゃない
わかりあうために戦うの わかってもらえるまで 何度でも・・・
そのために、私はもう一度あの剣を手にしたんだもの!」
キュウマ
「そうでしたね・・・
そうやって、貴方は不可能を可能にしてきたんでしたね
自分は、貴方の姿に 亡きリクトさまの姿を重ねて見つめていました・・・
でも、わかったのです
似ているようで、あの方と貴方は違っている
そして、自分は・・・ そんな貴方らしい部分に魅かれていたのだ、と」
アティ
「キュウマさん・・・」
キュウマ
「アティ殿 自分を、貴方に仕えるシノビにしてくださいませんか?」
アティ
「え、でも・・・」
キュウマ
「死した後も、主君に忠義を尽くすことは、シノビとして当然なのかもしれません
ですが、それ以上に・・・ 自分には、守りたいものがあるのです!」
アティ
「守りたい、もの・・・」
キュウマ
「それが・・・アティ殿 貴方なんです・・・」
アティ
「え・・・」
キュウマ
「だからこそ、自分は貴方のシノビになりたい
貴方の主君として仕えたい 貴方を守り、その夢をかなえる助けとなることが・・・
自分の、望む未来なのです」
アティ
「・・・・・・」
キュウマ
「答えをお聞かせください アティ殿」
アティ
「ダメです・・・」
キュウマ
「!!」
アティ
「主君だなんて・・・ そんなこと言われたら、私 困っちゃいます・・・」
キュウマ
「やはり、ご迷惑・・・」
アティ
「だって! 私は、貴方と対等なままでいたいんだもの・・・」
キュウマ
「え・・・」
アティ
「主君とか、忠義とか そういうのって、なんだか好きじゃないんです
だって、そうなったら 貴方はきっと、それを理由に
死んじゃうような真似でも平気でしちゃいそうだもの」
キュウマ
「・・・っ!」
アティ
「ミスミさまも、言ってました 泣かされるのは、いつだって女のほうだって・・・
そんなのはイヤです! だから、私は貴方の主君にはなってあげません!
それから・・・
二人でいるときは アティって できるだけ、そう呼んで下さい
私も、その時はがんばってキュウマ・・・って呼びますから・・・」
キュウマ
「え・・・
そ、それは・・・ その、つまり・・・」
アティ
「女の子から、言わせないでください・・・
・・・そういうことです」
キュウマ
「ははっ、は・・・っ はははははは・・・っ!
感激です・・・ まさか、夢が本当にかなってしまうななんて・・・」
アティ
「キュウマ・・・」
キュウマ
「いたらない部分だらけですが 日々、精進いたしますっ! あの、その・・・
アティ・・・」
アティ
「はい・・・」

エンディング(好感度・通常)

キュウマ
「では、家庭教師の仕事は無事に終わったんですね?」
アティ
「はい、おかげさまでアリーゼは無事に合格できました」
キュウマ
「おめでとうございます」
アティ
「ありがとう・・・って がんばったのは、私じゃなくてあの子なんですけどね」
キュウマ
「はははは・・・」
アティ
「保護者として、入学式にも参列してきたんですけど
あの子、新入生の総代として挨拶することを、私に内緒にしてて、驚いちゃって」
キュウマ
「大役じゃないですか!?」
アティ
「立派に挨拶を読みあげるあの子の姿を見ていたら
なんだか、昔の自分の姿を思い出して、ちょっとだけ泣けちゃいました・・・」
キュウマ
「さぞ、感激もひとしおだったことでしょうね・・・」
アティ
「長期休暇になったら こっちに遊びに来るからよろしくですって」
キュウマ
「スバルさまが聞いたら きっと、喜びますよ」
アティ
「その頃には、カイルさんたちもまた、島に顔を出すって言っていたから・・・
よかったら、キュウマさんも工船都市まで、一緒に迎えにいこうよ?」
キュウマ
「え? 自分が、ですか・・・」
アティ
「剣の持ち主である、私が一緒なら、島の外に出ても不自由はないんでしょう?
見てほしいの
私たちが暮らしてきた 海の向こうに広がってる色んな場所を・・・」
キュウマ
「アティ殿・・・」
アティ
「きっと、楽しい旅になるはずだから・・・ね?」
キュウマ
「そうですね・・・
前向きに、考えてみるとしましょうか」
新しい可能性を この島と、それを継いでいく若者達に伝えていけるように

エンディング(好感度・大)

キュウマ
「では、家庭教師の仕事は無事に終わったんですね?」
アティ
「はい、おかげさまでウィルは無事に合格できました」
キュウマ
「おめでとうございます」
アティ
「ありがとう・・・って がんばったのは、私じゃなくてあの子なんですどね」
キュウマ
「はははは・・・」
アティ
「保護者として、入学式にも参列してきたんですけど
あの子、新入生の総代として挨拶することを、私に内緒にしてて、驚いちゃって」
キュウマ
「大役じゃないですか!?」
アティ
「立派に挨拶を読みあげるあの子の姿を見ていたら
なんだか、昔の自分の姿を思い出して、ちょっとだけ泣けちゃいました・・・」
キュウマ
「さぞ、感激もひとしおだったことでしょうね・・・」
アティ
「長期休暇になったら こっちに遊びに来るからよろしくですって」
キュウマ
「スバルさまが聞いたらきっと、喜びますよ」
アティ
「その頃には、カイルさんたちにもまた、島に顔を出すって言っていたから・・・
よかったら、キュウマさんも工船都市まで、一緒に迎えにいこうよ?」
キュウマ
「え? 自分が、ですか・・・」
アティ
「剣の持ち主である、私が一緒なら、島の外に出ても不自由はないんでしょう?
見てほしいの
私たちが暮らしてきた 海の向こうに広がってる色んな場所を・・・」
キュウマ
「アティ・・・」
アティ
「きっと、楽しい旅になるはずだから・・・ね?」
キュウマ
「そうですね・・・
前向きに考えてみるとしましょうか」
アティ
「だけど、こうして星空を見あげていると、すごく実感しますよ・・・
本当に、私・・・ 帰ってきたんだなあ、って」
キュウマ
「それは、自分たちも同じですよ
貴方が帰ってくるのを みんな、本当に楽しみに待っていたのですから」
アティ
「歓迎会のはしゃぎっぷりを見れば、わかりますよ
放っておいたら、みんな朝まで、騒いでいそうな勢いでしたもんね・・・」
キュウマ
「スバルさまなど、昨日はなかなか寝つけないほどにはしゃいでいましたよ」
アティ
「ああ、それで私の膝の上で眠っちゃったのね・・・」
キュウマ
「ミスミさまには、自分がおぶって帰ると言ったのですが・・・」
アティ
「多分・・・ 気を利かせてくれたのかもしれないね・・・
こうやって、二人っきりで話ができるように・・・」
キュウマ
「・・・ですね
貴方が帰ってきて、またこの島も、いっそうにぎやかになりますね」
アティ
「ええ、やりたいことだって たくさん、ありますし
学校も、早く再開したいし ジャキーニさんに任された畑の世話だってしなくちゃ」
キュウマ
「あまり、いっぺんにやろうとするのは、よくないですよ
ひとつずつ、こなしましょう
ずっとここで暮らすのなら 時はたっぷりとあるのですし」
アティ
「でもでも、ずっと楽しみにしてたから、つい、はりきりたくなっちゃうんですよ
うーん・・・ 早く、明日にならないかなあ」
キュウマ
「はははは、やっぱり貴方は、貴方のままです 変わってませんね・・・
貴方のその笑顔を、自分はずっと見たかったんです」
アティ
「キュウマさん・・・」
キュウマ
「離れてみて、ようやく自分の気持ちがはっきりとわかりました・・・
自分は・・・ あ、貴方のことが・・・
好きです・・・」
アティ
「あ、うん・・・
私も・・・です・・・ キュウマが・・・
好き・・・」
キュウマ
「あ、あははははははっ!
やっと、きちんと自分から言えました・・・
ハイネルさま、そしてリクトさまにも、叱られてしまいましたね
ほ・・・惚れた女に・・・
その・・・恥を、か・・・かかせるな、って・・・」
アティ
「うん・・・
二人一緒に、幸せになるって約束しましたもんね?」
キュウマ
「ええ・・・
おかえりなさい・・・
アティ・・・」
守らせてください・・・ 大切な貴方の・・・ 優しい、その笑顔を・・・
「同じ目線で」

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