【夜会話】キュウマ(レックスVer.)

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夕焼け空様/日那世様

第3話 はぐれ者たちの島(???)

レックス
「・・・はい?」
スカーレル
「センセ、お客さんよ」
レックス
「え? お客って・・・」
スカーレル
「うふふっ 会えばわかるわよ」
キュウマ
「・・・・・・」
レックス
「キュウマさん!?」
キュウマ
「これを・・・」
レックス
「え?」
「鈴のお守り」を手に入れた!
キュウマ
「さっきのお礼です 受け取ってください」
レックス
「あ、うん・・・ ありがとう・・・」
キュウマ
「敵の敵は味方 そう単純に考えたりはしませんが・・・
どうやら、貴方は我らの敵ではないらしい・・・」
わざわざ、このために訪ねてきてくれたんだ あの人・・・

第4話 海から来た暴れん坊

レックス
「色々とあったけど、これでようやく仲良くなれそうだね」
キュウマ
「貴方ならば、きっかけさえあれば誰が相手でもうち解けられるでしょうね・・・
ミスミ様もそうです すっかり、貴方を気に入られたご様子で」
レックス
「キュウマさんはあの方に仕えるシノビなんだよね?」
キュウマ
「いえ・・・正確には、違います」
レックス
「え・・・?」
キュウマ
「いずれ、ミスミ様がお話しになられることになるでしょう
ただ、あの方たちを守っていくことに迷いなどありません
そのためだけに、自分は護人となることを望んだようなものですから・・・」
なんだか、彼らにも色々と事情があるみたいだな・・・

第5話 自分の居場所

キュウマ
「そうですか・・・ミスミさまが、貴方にそんなことを・・・」
レックス
「うん、本当にキュウマさんには感謝しているって言ってた」
キュウマ
「それが、リクト様の遺言でしたから・・・」
レックス
「え?」
キュウマ
「妻と、お腹の子を守って鬼妖界へと帰してやってくれ
リクト様はそう言って自分を逃がしたのです
たった一人で、敵陣を引き受けて・・・」
レックス
「・・・っ」
キュウマ
「自分が生き恥をさらしているのは遺言を果たすためです
その時までは絶対に死ねません ですから・・・
帝国の兵士たちにも負けられません たとえ、相手が貴方の知己でも・・・」
レックス
「大丈夫ですよ!
まだ、必ず戦うって決まったわけじゃありませんから
なんとか話をして、戦わずにすませられるようにしてみせますよ」
彼女だったら きっとわかってくれる きっと・・・!

第6話 招かざる来訪者

機霊ルート

レックス
「前に、ミスミさまが言ってたんだけどさ
あの人が、本当はとんでもなく強いって冗談だよな?」
キュウマ
「本当ですよ」
レックス
「え!?」
キュウマ
「もともと、あの御方はリクト様と競うほどの腕前をもった、女武者だったのですから」
レックス
「う、ウソ・・・?」
キュウマ
「嘘なものですか
ミスミ様は、風を操り武器とする術を得意としておられました
おまけに長刀を持てば並みの男など歯牙にもかけぬ強さでした」
レックス
「すごいな・・・」
キュウマ
「風を使うミスミ様と雷を呼ぶリクト様
お二人が治めることから、あの集落は風雷の郷と呼ばれるようになったのです」
とすると・・・鬼姫、ってあだ名もそこから来てるわけだ? うわ・・・っ

鬼獣ルート

レックス
「前に、ミスミさまが言ってたんだけどさ
あの人が、本当はとんでもなく強いって冗談だよな?」
キュウマ
「本当ですよ」
レックス
「え!?」
キュウマ
「もともと、あの御方はリクト様と競うほどの腕前をもった、女武者だったのですから」
レックス
「う、ウソ・・・?」
キュウマ
「嘘なものですか
ミスミ様は、風を操り武器とする術を得意としておられました
おまけに長刀を持てば並みの男など歯牙にもかけぬ強さでした」
レックス
「すごいな・・・」
キュウマ
「風を使うミスミ様と雷を呼ぶリクト様
お二人が治めることから、あの集落は風雷の郷と呼ばれるようになったのです」
レックス
「なあ、キュウマ さっきの、遺跡での話なんだけど・・・」
キュウマ
「すいません そのことについては忘れてください」
レックス
「え?」
キュウマ
「ヤッファ殿に知られてしまった以上、自分はなんらかの形で罰をうけることでしょう
そうなった時、貴方に累が及んでしまうのは不本意なのです・・・」
レックス
「キュウマ・・・」
キュウマ
「お許しください・・・」
レックス
「いいんだよ! それより俺にできることがあったら遠慮しないで言えよ
俺のせいで、君が罰を受けるのなんておかしいと思うから」
キュウマ
「レックス殿・・・
その言葉だけで自分には充分です」
キュウマ・・・

第7話 すれ違う想い

キュウマ
「帝国軍を率いている彼女は、ある意味尊敬に値しますね
国に殉じ、誇りに殉じ 己の責務を全うする
彼女の口にした思想はシルターンでは美徳とされるものです」
レックス
「うん、軍人としてはアズリアの考え方って立派なんだろうな」
キュウマ
「ですが、貴方がそれに合わせる必要はないと自分も思いますよ」
レックス
「キュウマ・・・」
キュウマ
「唯一の正義などこの世のどこにも存在はしません
人それぞれに理想があり信念があり、願いがある
それを貫き、生きていくことこそが なにより尊いんです
これは、ミスミさまの受け売りですけどね」
あきらめないことが尊い、か・・・

第8話 卑怯者

キュウマ
「顔色もよさそうでないよりです」
レックス
「ありがとうわざわざ、様子を見に来てくれて」
キュウマ
「いえ、この程度のこと 貴方の苦労に比べたらなんでもありませんよ
それにしても、まさかあの者が、犯人だとはうかつでした・・・」
レックス
「仕方ないさ、自分で火をつけて消したなんて普通は考えないことだよ」
キュウマ
「そうかもしれません ですが・・・
本来、シノビである自分こそが、いち早くあのカラクリに気づくべきだったのです
どうにも、自分はそうした駆け引きに弱すぎる・・・」
レックス
「別に、気に病むことじゃないと思うけどな」
キュウマ
「え?」
レックス
「誰かを疑うことなんて下手なままでもいいって、俺は思う
疑いだしたらそれこそ、キリなんてないんだし
それで全てを信じられなくなるくらいなら 俺は、だまされて損をするほうでいいよ」
キュウマ
「レックス殿・・・」
レックス
「それは、もちろん損なんてせずにすむに越したことなんてないけどね」
それを怖がってたら多分、なにも信じられなくなるって、俺は思ってるから・・・

第9話 先生の休日

機霊ルート

レックス
「帰り道でさ、スバルに聞いたよ
これからは、あの子と一緒にいられる時間を増やすようにするって」
キュウマ
「貴方に言われたことを実行したまでですよ
せいぜい共に食事をしたり、風呂に入れてさしあげることぐらいでしょうけど」
レックス
「充分だと思うよ だって、スバルは楽しみにしてたもの」
キュウマ
「そうですか・・・」
レックス
「だけど、驚いたのは、あの子が生まれてからまだ、間もないってことだよ」
キュウマ
「鬼の子は、人間より長い年月をかけて母親の胎内で育ってゆくものですから」
レックス
「人間の常識で考えると大間違いってことか」
キュウマ
「それでも、やはりスバルさまのご成長が遅れていることは事実です
リクトさまを亡くしたことで、母体であるミスミさまが長く伏せっていたことや
鬼妖界とはあまりに異なった環境に育ったことが理由なのかもしれません・・・」
レックス
「心配ないよ、キュウマ 今のスバルは、あんなにも元気なんだもん
きっと、今に俺たちがびっくりするくらい大きくなっちゃうさ
きっと!」
キュウマ
「そうですね・・・そう願いたいものです」
(キュウマ)本当に・・・自分はこのままでいいのでしょうか? リクトさま・・・

鬼獣ルート

レックス
「帰り道でさ、スバルに聞いたよ
これからは、あの子と一緒にいられる時間を増やすようにするって」
キュウマ
「貴方に言われたことを実行したまでですよ せいぜい共に食事をしたり
風呂に入れてさしあげることぐらいでしょうけど」
レックス
「充分だと思うよ だって、スバルは楽しみにしてたもの」
キュウマ
「そうですか・・・」
レックス
「だけど、驚いたのは あの子が生まれてから まだ、間もないってことだよ」
キュウマ
「鬼の子は、人間より長い年月をかけて、母親の胎内で育ってゆくものですから」
レックス
「人間の常識で考えると 大間違いってことか」
キュウマ
「それでも、やはりスバルさまのご成長が遅れていることは事実です
リクトさまを亡くしたことで 母体であるミスミさまが長く伏せっていたことや
鬼妖界とはあまりに異なった環境に育ったことが理由なのかもしれません・・・」
レックス
「だからこそ、余計にキュウマはスバルを元の世界に帰したいわけなんだな」
キュウマ
「はい・・・」
レックス
「前は先走りすぎて ヤッファに止められちゃったけどさ
きちんと話し合いをして、今度は絶対に成功させような?」
キュウマ
「レックス殿・・・」
レックス
「心機一転もしたし 俺もできるだけがんばってみるから」
キュウマ
「ええ、その時は是非」
レックス
「じゃあ、また明日!」
(キュウマ)本当に・・・ 自分はこのままでいいのでしょうか? リクトさま・・・

第10話 もつれあう真実

機霊ルート

キュウマ
「今日は姿を見かけませんでしたが、どこかへ出かけていたのですか?」
レックス
「あ、うん ちょっと、ね・・・
(本当のことなんていえないよな さすがに)」
キュウマ
「・・・
どうやら、言えない事情があるようですね」
レックス
「!」
キュウマ
「顔を見ればわかります 引け目を感じている時、貴方はそれが顔に出てしまいますから」
レックス
「そっか・・・」
キュウマ
「問いただしたりはしませんよ ただ・・・
手を貸せることがあるなら いつでも声をかけてください
貴方だけが、苦労をしょいこむ必要はないのですから」
レックス
「うん、心配してくれてありがとう」
それと・・・嘘ついてることもごめん・・・

鬼獣ルート

レックス
「気持ちの整理をつけるまで会うことはできない、か
(無理もないよな 俺だって、何度もためらってここまで来たんだから・・・
せめて、今夜ぐらいはそっとしておいてあげよう・・・)」

第11話 昔日の残照

機霊ルート

キュウマ
「遺跡の復活、ですか・・・
私たちの知らないところで あの二人が、そんな対立をしていたなんてね」
レックス
「黙っていて、ごめん」
キュウマ
「謝る必要はありません 貴方はむしろ、巻き込まれた側なのですから
ですが・・・
正直、複雑ですね 同じ護人を名乗っていながら
我々は本当の意味での信頼関係を、築けてなかったのかもしれない・・・」
レックス
「キュウマ・・・」
キュウマ
「こだわっていても、いたしかたありません
事情を聞いたうえで もう一度、やり直していくしかないでしょう
貴方たちのような、本当の意味で信頼しあえる関係を、今度こそ築いていけるように・・・」
レックス
「ああ
きっと、そうなれるよ」
だって、もう、それを邪魔してた過去の壁は取り払われたんだから!

鬼獣ルート

レックス
「さっきはありがとう
君が力を貸してくれなかったら俺は多分、助からなかった」
キュウマ
「いえ・・・自分は、もともと貴方を犠牲にしようとしていたのです
なのに、感謝されるいわれなど・・・」
レックス
「それでも助けてもらったことに変わりないじゃない?」
キュウマ
「レックス殿・・・」
レックス
「過去のことは忘れようなんて口では簡単に言えちゃうけどさ
忘れられないことは誰にだってあるし起きた出来事までは消しようがないしね
だから、誰もがこだわりをもって生きているんだって、俺は思ってるよ」
キュウマ
「・・・・・・」
レックス
「君が必死だったのは、周りにいた俺たちもちゃんとわかってる
過去に引きずられて、今を見失うのはよくないことだけど
ちゃんと前を見て進んでいけるのなら こだわったって構わないと思うんだ」
キュウマ
「そうですね・・・
振り返るばかりで自分は、前を見るのを忘れていた・・・」
レックス
「抱えているものを捨てろなんて言わない
ただ、これからは俺たちも一緒になって支えてあげられると思うから・・・
手伝わせてほしいんだ」
キュウマ
「ありがとうございますレックス殿
今の言葉、しっかりと肝に命じておきます
同じ迷いに、二度陥ることのないようにしっかりと・・・」
約束だよ・・・キュウマ・・・

第12話 黄昏、来たりて

キュウマ
「帝国軍とやりあっていた時のようにはもう、いかなくなってしまいましたね」
レックス
「・・・・・・」
キュウマ
「爆死による共倒れ 敵は、そこまでして向かってくるのです
情けをかけていてはいつか、寝首をかかれることでしょう」
レックス
「でも・・・」
キュウマ
「貴方のためらいが 他の者たちまで傷つけるかもしれないのですよ!?」
レックス
「・・・っ!」
キュウマ
「派閥に属する暗殺者はみなそうすることを当然と教え込まれているんです
かつての私がそうであったように心なき、刃として
知っているんですよ 私は、彼らと行動を共にしていたのですから」
レックス
「あ・・・」
キュウマ
「毒には、毒を以て制するしかない
自分は、そのつもりであの者たちと戦います」
レックス
「キュウマ・・・」
キュウマ
「誰かが、手を汚さねば綺麗なものなんて守れないですから」
レックス
「だからって・・・」
それじゃ、やつらと同じじゃないか!?キュウマ・・・

第13話 断罪の剣

機霊ルート

キュウマ
「うかつでした・・・
もっと早く、気づいてさえいれば・・・」
レックス
「仕方がないさ 俺だって、予想もつかなかったんだ
悔やむより、これからどうするか考えよう」
キュウマ
「はい・・・
剣の激突によって、封印が解かれるのはあり得ることです
あの地震も、おそらくその兆候でしょう
剣の激突によって、一気に封印の力が弱まった・・・」
レックス
「だけど・・・戦わないわけにもいかない
イスラは剣の力を使うことになんのためらいもない
際限なく力を引き出して きっと封印を壊してしまう
それを止められるのは、多分同じ力の剣を持つ俺だけのはずだから・・・」
キュウマ
「レックス殿・・・」
レックス
「心配しないで 要は、俺が使う力をできるだけ抑えて戦えばいい」
キュウマ
「無茶です! 相手は、全力で向かってくるのですよ」
レックス
「でも、そうしないと島のみんなを守れない」
キュウマ
「・・・!」
レックス
「だったら、俺はやってみせるよ絶対に・・・」
だいじょうぶきっと、なんとかしてみせるから

鬼獣ルート

キュウマ
「うかつでした・・・
遺跡の封印が失敗したのも 結界が消滅したのも全て、あの者の仕業とは
遺跡が沈黙したのも、イスラという新たな鍵を手にすることができたから・・・
もっと早く、気づいてさえいれば・・・」
レックス
「仕方がないさ 俺だって、予想もつかなかったんだ
悔やむより、これからどうするかを考えよう」
キュウマ
「はい・・・
剣の激突によって、封印が解かれるのはあり得ることです
実際、貴方が剣を使うことで亡霊たちは次々と復活しました
それは同時に、彼らの魂を縛りつけている島の力の復活をも意味しています
あの地震も、おそらくその兆候でしょう
剣の激突によって、一気に封印の力が弱まった・・・」
レックス
「だけど・・・戦わないわけにもいかない
イスラは剣の力を使うことになんのためらいもない
際限なく力を引き出してきっと封印を壊してしまう
それを止められるのは、多分同じ力の剣をもつ俺だけのはずだから・・・」
キュウマ
「レックス殿・・・」
レックス
「心配しないで 要は、俺が使う力をできるだけ抑えて戦えばいい」
キュウマ
「無茶です! 相手は、全力で向かってくるのですよ」
レックス
「でも、そうしないと島のみんなを守れない」
キュウマ
「・・・!」
レックス
「だったら、俺はやってみせるよ絶対に・・・」
キュウマ
「どうして・・・
貴方が、そこまで背負う必要なんてないのに・・・」
レックス
「好きだから
この島の暮らしも、みんなのことも、俺、大好きだから
大切だから・・・
だから、守りたいんだ」
キュウマ
「レックス殿・・・」
だいじょうぶ きっと、なんとかしてみせるから

第15話 相談イベント

通常会話に掲載

第15話 ひとつの答え(好感度・通常)

キュウマ
「これでもう、郷の者たちが無色の襲撃におびえることもなくなるでしょうね」
レックス
「あとは、イスラから紅の暴君を取り戻せば もう、戦いはおしまいだ」
キュウマ
「ええ・・・ですが、それは今まで以上に困難なことになるでしょう
生まれ変わった貴方の剣は 島の意志を目覚めさせる鍵ではなくなりましたが
イスラの剣は違います 追いつめられた彼が、際限なく紅の暴君の力を使えば
封印が砕け散ってしまうかもしれません・・・」
レックス
「だいじょうぶだよ そんなこと、絶対にさせない
力ずくで否定して、打ち負かすために、俺は戦うんじゃない
わかりあうために戦うんだ わかってもらえるまで何度でも・・・
そのために、俺はもう一度あの剣を手にしたんだから!」
キュウマ
「そうでしたね・・・
そうやって、貴方は不可能を可能にしてきたんでしたね」

第15話 ひとつの答え(好感度・大)

キュウマ
「これでもう、郷の者たちが無色の襲撃におびえることもなくなるでしょうね」
(ここから相談した場合の追加台詞)
レックス
「それはいいんだけどさキュウマ・・・」
キュウマ
「なんでしょう?」
レックス
「どうしてあんな無茶したんだよ?」
キュウマ
「あ、あれは・・・っ!? そのですね、やむを得ない判断というか・・・」
レックス
「ごまかそうなんて思ってたら本気で怒るよ」
キュウマ
「う・・・っ
もうしわけありません・・・軽率でした・・・」
レックス
「俺のために戦おうとしてくれたことはうれしかったけどさ
あんなふうに、お互いに心配をかけるようなことは、もうやめにしよう?
守るのも守られるのも、すぐ側にいなくちゃ満足にできなくなるから・・・」
(ここまで相談した場合の追加台詞)
レックス
「あとは、イスラから紅の暴君を取り戻せば もう、戦いはおしまいだ」
キュウマ
「ええ・・・ですが、それは今まで以上に困難なことになるでしょう
生まれ変わった貴方の剣は 島の意志を目覚めさせる鍵ではなくなりましたが
イスラの剣は違います、追いつめられた彼が際限なく紅の暴君の力を使えば
封印が砕け散ってしまうかもしれません・・・」
レックス
「だいじょうぶだよ そんなこと、絶対にさせない
力ずくで否定して、打ち負かすために俺は戦うんじゃない
わかりあうために戦うんだ わかってもらえるまで、何度でも・・・
そのために、俺はもう一度あの剣を手にしたんだから!」
キュウマ
「そうでしたね・・・
そうやって、貴方は不可能を可能にしてきたんでしたね
自分は、貴方の姿に亡きリクトさまの姿を重ねて見つめていました・・・
でも、わかったのです
似ているようで、あの方と貴方は違っている
そして、自分は・・・そんな貴方らしい部分に魅かれていたのだ、と」
レックス
「キュウマ・・・」
キュウマ
「レックス殿 自分を、貴方に仕えるシノビにしてくださいませんか?」
レックス
「え、でも・・・」
キュウマ
「死した後も、主君に忠義を尽くすことはシノビとして当然なのかもしれません
ですが、それ以上に・・・自分には、守りたいものがあるのです!」
レックス
「守りたい、もの・・・」
キュウマ
「あの遺言へとこめられたリクトさまの、真の願いです」
レックス
「!」
キュウマ
「妻と子を、鬼妖界へと連れて帰ってほしい
不可能な事と知りつつ、あえてそれを自分にたくしたのは
殉じることではなく、新たな生きる道を自分で見つけてみせよ、と・・・
そういうことではないのかと今になって、ようやく思いいたったのです
だからこそ、自分は貴方のシノビになりたい
貴方を主君として仕えたい、貴方を守りその夢をかなえる助けとなることが・・・
自分の、望む未来なのです」
レックス
「・・・・・・」
キュウマ
「答えをお聞かせください レックス殿」
レックス
「ありがとう、キュウマ
だけど、俺は君の主君にはなれないよ・・・」
キュウマ
「!!」
レックス
「だって、俺は君と対等なままでいたいんだ
主君とか、忠義とかややこしいことなんかやめにしようよ
そんなものなくたって、俺はキュウマを助けたいし、助けてほしいんだ・・・
な?」
キュウマ
「はい・・・」
レックス
「これからも、よろしくなキュウマ・・・」
キュウマ
「はい! こちらこそよろしくお願いいたします!」
レックス
「ああ!」

エンディング(好感度・通常)

キュウマ
「では、家庭教師の仕事は無事に終わったんですね?」
レックス
「うん、おかげさまでウィルは無事に合格できたよ」
キュウマ
「おめでとうございます」
レックス
「ありがとう・・・って がんばったのは、俺じゃなくてあの子なんだけどね」
キュウマ
「はははは・・・」
レックス
「保護者として、入学式にも参列してきたんだけどさ
あの子、新入生の総代として挨拶することを、俺に内緒にしていたから、驚いたよ」
キュウマ
「大役じゃないですか!?」
レックス
「立派に挨拶を読みあげるあの子の姿を見てたらさ
なんか、昔の自分の姿を思い出して、ちょっとだけ泣けちゃったなあ・・・」
キュウマ
「さぞ、感激もひとしおだったことでしょうね・・・」
レックス
「長期休暇になったら こっちに遊びに来るからよろしくだってさ」
キュウマ
「スバルさまが聞いたらきっと、喜びますよ」
レックス
「その頃には、カイルたちもまた、島に顔を出すって言っていたから・・・
よかったら、キュウマも工船都市まで、一緒に迎えにいかないか?」
キュウマ
「え?自分が、ですか・・・」
レックス
「剣の持ち主である、俺が一緒なら、島の外に出ても不自由はないんだろう?
見てほしいんだよ
俺たちが暮らしてきた 海の向こうに広がってる色んな場所をさ・・・」
キュウマ
「レックス殿・・・」
レックス
「きっと、楽しい旅になるはずだからさ?」
キュウマ
「そうですね・・・
前向きに、考えてみるとしましょうか」
新しい可能性を、この島と、それを継いでいく若者達に伝えられるように

エンディング(好感度・大)

キュウマ
「では、家庭教師の仕事は無事に終わったんですね?」
レックス
「うん、おかげさまでウィルは無事に合格できたよ」
キュウマ
「おめでとうございます」
レックス
「ありがとう・・・って、がんばったのは俺じゃなくて、あの子なんだけどね」
キュウマ
「はははは・・・」
レックス
「保護者として、入学式にも参列してきたんだけどさ
あの子、新入生の総代として挨拶することを俺に内緒にしていたから、驚いたよ」
キュウマ
「大役じゃないですか!?」
レックス
「立派に挨拶を読みあげるあの子の姿を見てたらさ
なんか、昔の自分の姿を思い出してちょっとだけ泣けちゃったなあ・・・」
キュウマ
「さぞ、感激もひとしおだったことでしょうね・・・」
レックス
「長期休暇になったら こっちに遊びに来るからよろしくだってさ」
キュウマ
「スバルさまが聞いたらきっと、喜びますよ」
レックス
「その頃にはカイルたちも、また島に顔を出すって言っていたから・・・
よかったら、キュウマも工船都市まで、一緒に迎えにいかないか?」
キュウマ
「え? 自分が、ですか・・・」
レックス
「剣の持ち主である、俺が一緒なら島の外に出ても不自由はないんだろう?
見てほしいんだよ
俺たちが暮らしてきた、海の向こうに広がってる色んな場所をさ・・・」
キュウマ
「レックス殿・・・」
レックス
「きっと、楽しい旅になるはずだからさ?」
キュウマ
「そうですね・・・
前向きに、考えてみるとしましょうか」
レックス
「だけど、こうして星空を見あげているとすごく実感できるよ・・・
本当に、俺・・・帰ってきたんだなあ、って」
キュウマ
「それは、自分たちも同じですよ
貴方が帰ってくるのをみんな、本当に楽しみに待っていたのですから」
レックス
「歓迎会のはしゃぎっぷりを見れば、よくわかるよ
放っておいたら、みんな朝まで騒いでそうな勢いだったもんなあ・・・」
キュウマ
「スバルさまなど、昨日はなかなか寝つけないほどにはしゃいでいましたよ」
レックス
「ああ、だから俺の膝の上で眠っちゃったのか・・・」
キュウマ
「貴方が帰ってきて、またこの島もいっそうにぎやかになりますね」
レックス
「ああ、やりたいことだってたくさん、あるしね
学校も早く再開したいし、ジャキーニさんに任された畑の世話だってしなくちゃ」
キュウマ
「あまり、いっぺんにやろうとするのは、よくないですよ
ひとつずつ、こなしましょう ずっとここで暮らすのなら、時はたっぷりとあるのですし」
レックス
「でもさ、ずっと楽しみにしてたから つい、はりきりたくなっちゃうんだよなあ
うーん・・・早く、明日にならないかなあ」
キュウマ
「はははは、やっぱり貴方は、貴方のままです変わってませんね・・・」
レックス
「なんか、改めて言うのも照れくさいけどさ・・・
これからもよろしくな?」
キュウマ
「ええ、こちらこそ・・・」
リクト様たちが見た夢の続きを、私と貴方で
いつか現実のものにして見せるために
「同じ目線で」

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