【夜会話】カブリオ(エッジVer.)

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不断様

第2話

(エッジ、ガブリオたちに近づく)
エッジ
「あ…ガブリオたちもいたんだ…」
ガブリオ
「うん… 夜になるといつもここに来るんだ…
たくさんの星と木々のニオイ… メイトルパに還ったみたいな気持ちになるんだよ」
エッジ
「ゼライドもそうなの?」
ゼライド
「私ハがぶりおニ ツイテキテイルダケデス」
ガブリオ
「なんていうか… 群れで行動すると安心してさ… 今はふたりだけど…」
ゼライド
「私ガ周囲ヲ見張ッテイルト安心デキルソウデスヨ」
エッジ
「そうなんだ… 風団にいるのもそのせいなの?」
ガブリオ
「いや…あれは… ラクルたちに仲間になるようにたのまれて…
最初は僕もラクルたちに世話されるはずのはぐれ召喚獣だったんだけど…
いつのまにか僕がみんなの世話をすることになっちゃって…」
エッジ
「ガブリオがやさしいからだよ みんなのことを考えてさ」
ガブリオ
「そんなことないよ…」
エッジ
「そういえば ガブリオがさがしてたあやしい人はリョウガの仲間かもしれないよ…
オルカもあやしい人をさがしていておそわれちゃったんだ… ガブリオも気を付けてね」
ガブリオ
「エッジは僕なんかよりずっとやさしいと思うよ」
エッジ
「な…なんだよ!? イキナリ…」
ガブリオ
「ははは…」

第3話

(エッジ、ガブリオの隣へ)
ガブリオ
「あ…エッジ! よかった…来てくれたんだ…」
エッジ
「なになに… どうしたの?」
ガブリオ
「今はゼライドがブルニードの調整で手がはなせないからひとりで来たんだけどさ…
ちょっと落ち着かなくてさ… 本当に来てくれてよかった」
エッジ
「あはは… 役に立ててよかったよ
でも、そこまでして来なくても… また今度にすればよかったのに」
ガブリオ
「忘れちゃいそうなんだ…」
エッジ
「え?」
ガブリオ
「ここに来ないと忘れちゃいそうなんだ メイトルパのこと… 僕は忘れたくないんだ…
たとえ… 二度と還れないとしても…」
エッジ
「ガブリオ… ごめん…」
ガブリオ
「あ…いいんだ… エッジが悪いわけじゃないよ!」
エッジ
「でも… あきらめちゃだめだよ…!」
ガブリオ
「え?」
エッジ
「僕だってどうにか魔刃のところまでたどり着けそうなんだ…
だから、ガブリオも…!」
ガブリオ
「そうだね… エッジの言うとおりだよ… ありがとう…」
エッジ
「ガブリオ…」

第4話

(エッジ、ガブリオたちの隣へ)
エッジ
「ガブリオ、ゼライド… 大丈夫だった?」
ガブリオ
「うん… さっきはごめん… 途中で帰っちゃって…」
ゼライド
「私ノ調子ガ悪クナッテシマッタノデス スイマセン… モウ直リマシタノデ…」
エッジ
「あやまらなくてもいいよ 僕らが気絶してたせいでムリさせちゃったんだし…」
ガブリオ
「あんまりムチャしちゃダメだよ オルカたちが言ってたけどエッジしかいないいんだろ?
魔刃を集められるのって」
エッジ
「え…? そっか… 僕しかいないんだ…
(魔刃を使ってリョウガがゴウラを復活させるのを止めることができるのは…)
そうだね…! がんばらなきゃ…!」
ガブリオ
「だから… 僕はムチャするなって… まだ3本残ってるんだろ?」
エッジ
「ああ…ごめんごめん …って、ガブリオ知ってたんだ 魔刃が4本なの」
ガブリオ
「え…!? それは…砦は4つあったじゃないか だから4本あると思ったんだけど…」
エッジ
「野生のカンだね! すごいや」
ガブリオ
「いや…それほどでも…
…っ!」
(ガブリオうずくまる)
エッジ
「え…? どうしたの?」
ガブリオ
「ちょっとね… うっかりしててウデをぶつけちゃって…」
エッジ
「へえ…ガブリオが… なんか意外だ… ヒドイの?」
(ガブリオ立ち上がる)
ガブリオ
「大したことないけど 今日はもう帰っておとなしくしてようかな」
エッジ
「そうした方がいいよ 砦まで送っていくよ」
ガブリオ
「いいよ、そんな…」
エッジ
「エンリョはなし! ね!」

第5話

(エッジ、ガブリオの隣へ)
ガブリオ
「なんかエッジ つかれてるね…?」
エッジ
「今日もいろいろあったからね…」
ガブリオ
「たしかに… 今日はすごく大変そうだったよ」
エッジ
「なんだか結局、召喚獣と人間を恋人同士にするために走り回ってたみたいな気が…」
ガブリオ
「そうなの?」
エッジ
「もしかしてあのふたり 結婚するかもしれないな…」
ゼライド
「界ヲ超エタ愛、デスカ…」
ガブリオ
「それってステキなことだよね 考えてみれば僕らも似たようなもんだね
エッジだけじゃなくて ゼライドとだって生まれた世界がちがうけど
大切な存在だって思ってるよ」
エッジ
「僕だってそうさ!」
ガブリオ
「これからもずっと仲良くできるといいのに…」
エッジ
「なに言ってるんだよ できるさ!」
ガブリオ
「そうだね…」

第6話

(エッジ、ガブリオたちの隣へ)
エッジ
「ガブリオ、ゼライド 今日はごくろうさま」
ガブリオ
「うん… この場所も無事でよかったよ」
エッジ
「そうだね…それもみんなががんばってくれたおかげだよ ありがと!」
ゼライド
「一番ガンバッタノハがんゔぁるどデスヨ」
エッジ
「そうなの?」
ゼライド
「がんゔぁるどハ限界ヲ超エテ ぼるがのヲ押サエ込ンデイマシタ
最後マデ耐エ抜イタノハ私タチノ操作デハナク がんゔぁるどノオカゲデス」
エッジ
「そうなんだ… じゃ、この場所や村が無事なのはガンヴァルドのおかげだね」
ガブリオ
「そうだね…
それなのに、僕は…ガンヴァルドを見捨ててしまった…」
ゼライド
「がぶりお…」
エッジ
「そんな… ガブリオが悪いわけじゃないよ… 僕だって何もできなかったんだ…」
ガブリオ
「そんなことないよ… エッジは…みんなは…しっかり戦ったさ…」
エッジ
「ガブリオ… そんなに自分を責めるなよ…」
ガブリオ
「ありがとう、エッジ…」

第7話

(エッジ、ガブリオの隣へ)
エッジ
「ガブリオ 今日はパスゥさがし ご苦労さま!」
ガブリオ
「別にいいよ 結局見つからなかったし」
エッジ
「魔刃の方にいたからね 捕まえてこられなくてごめん…」
ガブリオ
「気にしないでよ どうせまたなにかあったんだろ?」
エッジ
「かなり大変な目に… でも、ものスゴイ召喚師の人たちにたすけてもらったんだ」
ゼライド
「スゴイ召喚師?」
エッジ
「多分ニーニャのセンパイにあたる人だと思うんだけど なんか強さのレベルがちがう感じで…
本気を出されたら僕なんか歯が立たないほど強いはずだよ」
ガブリオ
「そんなに強いのか… だったら僕らを元の世界に返す方法を知っていたかもしれないな…」
エッジ
「そっか…」
ガブリオ
「もう少し早く知っていたら僕もちがう道を…」
エッジ
「それって… どういうこと?」
ガブリオ
「え…? なんでもないよ
じゃあ僕はそろそろ風団のアジトに戻ろうかな」
エッジ
「ガブリオ…」

第8話

(エッジ、ガブリオの隣へ)
エッジ
「あ…ガブリオ…」
ガブリオ
「来てくれたんだね…エッジ… 僕も今、会いに行こうと思ってたんだ」
エッジ
「僕に…?」
ガブリオ
「うん… ここをはなれる前に、もう一度キミにあやまりたくて…」
エッジ
「はなれる? …って、行っちゃうの? ガブリオ?」
ガブリオ
「僕はキミたちを裏切っていた上にリョウガも裏切ってしまったし ゼライドの力もねらわれている…
だから、ここにいるとみんなにメイワクをかけると思うんだ
ラクルやクーミンを危険にさらしたくはないんだ…」
エッジ
「でも…ガブリオ…!」
ガブリオ
「悪いけど、もう決めたんだ 僕たちは出ていくよ」
エッジ
「…」
ガブリオ
「最後までキミの力になれなくて本当にごめんね…」
ゼライド
「サヨウナラ」
(ガブリオとゼライドが立ち去ろうとする)
エッジ
「僕がゴウラを封印したら…!」
(ガブリオとゼライド、驚く)
エッジ
「ゴウラを封印したら また戻ってきてくれないか…?」
ガブリオ
「エッジ…」
エッジ
「そのときはリョウガも元に戻ってるだろうし ラクルやクーミンも待ってるよ…!
だから…!」
ガブリオ
「エッジ… キミは、僕のこと 許してくれるのかい…?」
エッジ
「許すもなにも…友だちじゃないか!」
ガブリオ
「エッジ…
ありがとう… 本当に、ありがとう…」

第9話

(ガブリオとゼライド、エッジの隣へ)
エッジ
「ガブリオ…」
ガブリオ
「ごめん、エッジ… 僕のせいで、リョウガが…」
エッジ
「ううん… ガブリオが悪いわけじゃない… あれは、僕が…」
ガブリオ
「ちがう…! エッジは僕たちを助けようとしただけだ…!
エッジはなにも悪くなんかないよ! 悪いのは僕だ!」
エッジ
「ガブリオ…」
ガブリオ
「ごめん、エッジ… 僕はもうキミに会わせる顔がないよ…
やっぱり、ここから…」
エッジ
「そんな…
ガブリオ… キミたちも僕の前から消えちゃうのか…?」
ガブリオ
「え…!? エッジ…?」
エッジ
「やっぱりダメだ… 僕の力は、みんなを… 不幸にすることしかできないのか?」
ゼライド
「ソレハチガイマス 少ナクトモ、アナタノオカゲデ私トがぶりおハ救ワレテイマス」
エッジ
「じゃ、どうして…!?」
ガブリオ
「ごめん…エッジ… そうだね…僕、自分のことばかり考えていたかもしれない…」
エッジ
「ガブリオ…?」
ガブリオ
「エッジ… 明日、風団のアジトで会おう」
エッジ
「え…?」
ガブリオ
「待ってるから 絶対来て…!」
(ガブリオとゼライド、立ち去る)
エッジ
「ガブリオ…」

デートイベント

ガブリオ
「わざわざすまなかったね エッジ ちょっと報告したいことがあって…」
エッジ
「なんだよ、あらたまって… もしかして、昨日の出ていくって話の続き…?」
ゼライド
「チガイマス ソノ逆デス」
ガブリオ
「いままで、いろいろあったけど やっぱり、僕たちは…ここに残ることに決めたんだ」
エッジ
「ガブリオ…!」
ガブリオ
「本当にキミには辛い思いばかりさせてしまったから 会わせる顔がないんだけど…」
エッジ
「そんなことない… これからも一緒にいられるんだ うれしいよ…!」
ガブリオ
「エッジ… 本当にありがとう…
今まで僕たちはこうやってキミのやさしさに助けられてばかりだった…」
エッジ
「そんなこと…」
ガブリオ
「それなのに僕はキミを辛い目にあわせてばかりいる…
だから、僕はキミの前から姿を消そうと思った それがキミのためだと思って…
だけど、それはただ逃げてるだけなんじゃないかって思ったんだ」
エッジ
「逃げてる…?」
ガブリオ
「本当にキミのことを想っているんなら たとえきらわれたっていい… エッジの近くにいて…
キミを守ろうって思ったんだ それが、エッジのやさしさに応えることじゃないかって…」
エッジ
「ガブリオ…」
ガブリオ
「だから僕はここに残ることに決めた これからは、なにがあってもエッジの味方だよ!」
エッジ
「ありがとう…ガブリオ 本当にうれしいよ…」
ガブリオ
「だから、もう… あんまり自分を責めないで… 元気出してよ…」
エッジ
「ガブリオ…」
ゼライド
「ソウダ アナタタチハデキルコトヲ精一杯ヤッテイル
誰ニモ責メラレルコトハシテイマセンヨ…」
エッジ
「ゼライド…
ありがとう… ふたりの想いに応えるためにも止まってるわけにはいかないね…!」
ガブリオ
「エッジ…」
エッジ
「結局僕も悩んでるふりをして逃げていただけかもしれない…
僕がやらなきゃいけないのは魔刃使いの力から逃げることじゃない… 受け入れることなんだ…!
こわがってたって始まらないんだ!」
ガブリオ
「安心して、エッジ 僕たちがついているから」
エッジ
「うん! ありがとう、ガブリオ!」

エンディング

ガブリオ
「そろそろ来る頃だと思ってたよ、エッジ」
エッジ
「ニオイでわかったって言うんだろ?」
ガブリオ
「そうだよ でも、最近はニオイよりも先になにかわかっちゃうんだよね」
エッジ
「野生のカン?」
ガブリオ
「そうかもね ここ最近あったことで僕の中の何かが目覚めてるのかも」
エッジ
「何かってなんだよ
で、ガブリオ? これからどうするの?」
ガブリオ
「どうって…?」
エッジ
「ほら、一段落ついたわけだし また旅に出るとか言うのかなって…」
ガブリオ
「う~ん… 旅に出るって言えば出るんだけど…
基本的にはここにいるっていうか…」
エッジ
「どういうこと?」
ガブリオ
「今は、自分で周りをかえてみようかなって思ってるんだ」
エッジ
「自分で周りを?」
ガブリオ
「ここに、仲間になってくれるはぐれ召喚獣を集めようかなって思ってるんだ
風団を大きくするってトコかな」
エッジ
「へぇ…」
ゼライド
「がぶりおノヨウニ 1人ガサビシイ、ハグレ召喚獣モ大勢イルデショウカラネ」
ガブリオ
「こら! ゼライド」
エッジ
「あはは… それで、旅に出るってこと?」
ガブリオ
「ブルニードの力を借りればいろんなところを旅してもすぐ帰ってこられるからね」
エッジ
「すごいな! エライと思う!」
ガブリオ
「やめてよ…」
エッジ
「あはは まったくガブリオはほめられるのが苦手なんだから」
ガブリオ
「本当に、エラくなんてないよ 今、僕ががんばれるのはエッジのおかげなんだから
エッジの側にいたいから エッジにふさわしい自分でいたいと思うんだ」
エッジ
「そんな…」
ガブリオ
「エッジだって、ほめられると弱いじゃないか!」
エッジ
「えへへ…、じゃ、僕もガブリオに負けないように立派な鍛冶師になるよ」
ガブリオ
「エッジならなれるさ!」
エッジ
「そっか…ガブリオのためには召喚師を目指した方がいいのかな?
一応僕も召喚師の息子だったんだし」
ガブリオ
「そんなこといいよ、エッジ 実は僕、リィンバウムに呼ばれたことをカンシャしているんだ」
エッジ
「そうなの?」
ガブリオ
「だって…」
エッジに会えたんだから

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