【夜会話】モーリン(マグナVer.)

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にゃんこ様

第7話 波乱の港

マグナ
「下町のみんな、無事で本当によかったよな?」
モーリン
「ああ、これというのもあの召喚師が真っ先に避難の指示を出したおかげさ・・・
なのに、あたいはカッとなって、ひどいこと言っちまった
ああっ、情けないっ!あたいはどうしていつもこうなんだろう」
マグナ
「気にすることないよ それだけ、モーリンがみんなを
心配していたってことじゃないか
ファミィ議長だって それはわかってるさ?」
モーリン
「・・・
あの人だったら・・・信じていいのかもしれない・・・
ここで暮らすみんなのこと、任せちまってもいいのかもしれない」
マグナ
「それじゃ、モーリン ひょっとして・・・?」
モーリン
「ああ、海賊連中もあんたたちのおかげで退治できたことだし
あたいも、ここらで外の世界ってもんを見て回っといたほうがいいかもな・・・
あんたたちにくっついてさ?」
モーリンが来てくれるのは大歓迎なんだけどネスにまた、文句を言われそうだなあ

第8話 屍人の砦

モーリン
「アメルの奇跡の力って あんなにすごいもんだったんだねえ」
マグナ
「いや、あんなふうになったのは、これが初めてだよ
君のストラと、あまり変わらないなって思ってたぐらいだし」
モーリン
「ストラじゃ、病気は治せないよ。あの子の力は別物さ
ただ、あんまし多用させるのはどうかと思うけどねえ」
マグナ
「え?」
モーリン
「あれだけのことすりゃ当然だけど、かなり気を消耗してる
あの子は無茶するほうだから、周りの人間が気をつけてやんないと
もっと深刻なことにもなりかねないよ よぉくおぼえといてやんな?」
聖女の奇跡の力も無制限じゃないってことか・・・

第9話 まだ見ぬ故郷

モーリン
「まさか、アメルがああも取り乱すようなことになるなんてね」
マグナ
「うん・・・でも、無理も無いと思う
初めて、自分の意志で決めたのが、ここへの旅だったからな
張りつめていたものが いっぺんに切れて ああなちゃったんだと思うよ」
モーリン
「でも、ケイナはさすが年上だったねぇ
平手打ちひとつであの子をおとなしくさせちまうなんてさ」
マグナ
「ああ、俺なんかみっともなくオロオロしてただけだったし
ああいう時は、やっぱ女同士に任せたほうがいいのかもな・・・
なあ、モーリン?もしもまた、あんなことになったら・・・」
モーリン
「承知してるよ あたいも、しばらくは注意しておくからさ
安心して、あんたはこれから先のことを考えとくれよ」
モーリンの言葉にあまえさせてもらって 今は、先のことを考えよう・・・

第10話 封印の森にて

モーリン
「格闘家ってのは人間相手にあきたらなくなってくるとね
たいてい、そうじゃない相手と戦おうって気になるもんさ
牛とか熊とか・・・あたいのオヤジなんかバカでかい鮫と戦って
「鮫殺し」って呼ばれてたっけ」
マグナ
「ひゃあ・・・」
モーリン
「でも、それを言うなら 今日からあたいは「悪魔殺し」だからね
ゲンコツと蹴りが当たる相手なら、もうどんなのが来たってやっつけてやるよ!」
マグナ
「ははは・・・た、頼りにしてるよ」
モーリン
「あいよっ!このモーリンねえさんにどーんっと、任しときなって!」
なんか、変な自信つけちまったらしいぞ?モーリンは・・・

第11話 処刑台の騎士

モーリン
「あれが、あんたたちの言っていた 黒の旅団の連中なんだね」
マグナ
「ああ、そうだよ
ここまでは、うまく目をくらましてこれたみらいだけど
今日のことで、また俺たちは狙われることになるんだろうな・・・
どうする、モーリン?
今ならまだ、君は無関係なままでいられるんだぞ?」
モーリン
「はん!バカなことを言ってんじゃないよ?マグナ
たしかに、あいつらはあたいが思ってたよりずっと物騒な相手さ それは認めるよ
けどね、だからってあたいは尻尾をまいて逃げたりしないよッ!
見損なわないどくれ」
マグナ
「モーリン・・・」
モーリン
「なぁに、あたいはもともと海賊相手に一人でケンカやってた女なんだよ?
自分のことは自分でちゃんと面倒みれるさ だから・・・」
マグナ
「うん・・・わかったよ、モーリン
それじゃ、これからもよろしく頼むぜ?」
モーリン
「あいよっ!」
心配するまでもなかったみたいだな モーリンは・・・

第12話 絶望の先へと

モーリン
「あたいも、腕っぷしの力には、自信があったほうだけどさ
鬼になった連中の力ときたら、天井知らずってカンジだったよ
あれはやっぱり召喚術の威力によるもんなのかい?」
マグナ
「うーん、それが一概にはそうとは言えないみだんなんだ
ヒョウイ召喚術ってのは第三者を宿主にして
とりつかせた召喚獣の力を使うものだけど
宿主と召喚獣の相性によって、効果にも差があるらしいんだよ」
モーリン
「へえ・・・」
マグナ
「もともと非力な人に力を倍にする召喚術を使った時よりも
力持ちの人にかけた時のほうが ずっと威力が高くなるってことさ」
モーリン
「ふーん・・・結局のところ、もとがしっかりしてないと無意味ってことか
なんか、便利なようで不便な術だねえ」
マグナ
「たしかにね・・・」
だから、ヒョウイ召喚術はあまり広まらなかったのかもしれないなあ

第13話 祭りの夜

モーリン
「あたいと祭りに!?」
マグナ
「うん、よかったら一緒に行こうぜ」
モーリン
「ちょ、ちょっと ちょっと待って!
すーっ、はー・・・」
マグナ
「・・・?」
モーリン
「あ、あのさっ、それって、もしかして でで、で・・・」
マグナ
「都合が悪いんだったら無理しなくていいぜ?」
モーリン
「ないないっ!そんなことっ、絶対にないよっ!!」
マグナ
「やっぱり、ファナンのお祭りだったら、地元のモーリンに
案内してもらうのがいいしさ
くわしいんだろ?」
モーリン
「ああ、もちろんだよ どーんっと任せておきなって!」
マグナ
「うん、やっぱりモーリンを誘ってよかったよ
案内してくれた屋台や大道芸、どれもハズレがなかったもんな」
モーリン
「ま、まあね・・・
ちっちゃな頃からあたいは、ずっとこの祭りを見てきてるから」
マグナ
「あれ?」
モーリン
「ケンカだ!?」
男性
「おらおらっ!ここらで店を出すにはオレたちの許可がいるんだよッ!!」
マグナ
「たしか、祭りの間はどこでも出店を出していいんじゃ?」
モーリン
「ああ、そうだよ あれはタチの悪い言いがかりさ・・・
気にくわないねぇ みんなの楽しみに水を差すなんてさぁ!」
マグナ
「あっ、モーリン!?」
男性
「な、なんだてめ・・・ぐぎゃ!!」
マグナ
「あちゃあ・・・」
モーリン
「ほんとにゴメンよ せっかく誘ってくれたってのに・・・
あたいがカッっとなったせいで、あんたまで兵士に取り調べられる羽目になっちまって」
マグナ
「気にするなよ?
それにさ、モーリンがこてんぱんにしたなのゴロツキたち
ほかの屋台にも同じことして、売り上げを取り上げてたって話じゃないか
事情を知った兵士も逆に感謝してたし いいことしたんだしなっ?」
モーリン
「ああ・・・あたいってどうして女の子らしくできないんだろ?
短気で、おおざっぱで力ばっか強くて
こんなんじゃあ かわいげもなんにもありゃしないよ・・・」
マグナ
「そうかな?
モーリンが言ったこと俺には、それほど欠点だなんて思えないよ」
モーリン
「え・・・?」
マグナ
「たしかにモーリンは短気だけど、怒るのは筋のとおらない相手に対してだけだろ?
おおざっぱでもやったことに無責任なわけじゃないし
力が強いのだって真面目に修行を続けた成果じゃないか」
モーリン
「う、うん・・・」
マグナ
「それに、俺たちはみんな知ってるぜ
モーリンがすごく面倒見がよくて優しい女の子だってことをね?」
モーリン
「あ、う・・・」
マグナ
「そうやって、照れると すごく可愛いし・・・」
モーリン
「や、やだあっ!」
マグナ
「ふぎゃっ!?」
モーリン
「きゃっ、ちょっと!しっかりおしよっマグナ!?」

第14話 確かな想い

モーリン
「アメルがジイさまに言った言葉、ちょっとジンときちまったよ
全てを知ったうえであれだけのことが言えるなんて
やっぱり積み重ねてきた時間の重みってもんなのかねえ」
マグナ
「俺も聖女になる前のアメルがどんな暮らしをしていたのかは知らないけど
きっと、すごく温かな時間だったんだろうね」
モーリン
「ああ、きっとね
アメルが誰のにでも優しいのは、きっとあのジイさまが
拾ったあの子のことを大切に育ててきたからだと、あたいじゃ思うよ
それを考えたら、血のつながりがないことなんて大したことじゃないさ」
今のアメルがいるのは あのじいさんのおかげなんだな・・・

第16話 縛鎖を断つもの

モーリン
「あーあ・・・なんか安心したら腹が減ってきちまった」
マグナ
「食べ物が喉を通らないくらい、心配してくれたんだ?」
モーリン
「ていうかね・・・心配よりも、イライラしちまってさ
あんたたちが、3人で顔を見せるまでさ
ず~っと、稽古で気を紛らわしてたんだよ」
マグナ
「い!?」
モーリン
「そういうわけだからこれから、シオンの大将のとこまでつきあいな
当然、あんたのおごりでね?」
マグナ
「・・・はい」
形は違っても、心配してくれたのは同じだもんな・・・

第17話 影は歌う

モーリン
「あ~っ!腹のムシがおさまんないよっ!!」
マグナ
「落ちつけよ、モーリン」
モーリン
「だって悔しいじゃないのさ!?
余所から来たヤツに好き放題に、街中を引っかき回されてさ
レイムのヤツも許せないけど、もっと許せないのは・・・
あんな野郎の口車に乗せられちまった街の連中だよっ!?」
マグナ
「!?」
モーリン
「本当にファナンのこと大切に思ってんのならさあ・・・
どうして、どうして逃げないで、戦おうとしないんだい!?
故郷を慕う気持ちなら どの街の奴らにだって負けないってのが
ファナンっ子の心意気だったのにさぁ・・・」
マグナ
「モーリン・・・」
モーリン
「あたいは・・・逃げたりなんかするもんか!!
一人でも、最後まで戦ってやる・・・ファナン育ちの意地を見せてやるんだ!」
マグナ
「一人になんかさせたりしないさ
戦うときは、俺たちも一緒なんだからな モーリン?」
モーリン
「マグナ・・・」
マグナ
「見せてやろうぜ?デグレアの奴らに俺たちの心意気ってやつをさ!」
モーリン
「ん・・・っ
・・・あいよっ!」
モーリンにっとてこの街は、本当に大切な場所なんだな

第18話 誰がための剣

モーリン
「はあ・・・ 海賊が襲ってきた時となぁんにも変わりゃしなかったね・・・
結局、ミニスのおふくろさんに頼ることになっちまった」
マグナ
「そんな風に考えなくていいんじゃないかな?」
モーリン
「え?」
マグナ
「黒の旅団を撤退させたのは、ファミィさんの召喚術だったけどさ
街を守ろうとした気持ちなら、モーリンや俺たちだって、負けてないだろう?」
モーリン
「あ、あたりまえだろ そんなのはっ!?」
マグナ
「だったら、胸を張ってたっていいんじゃないかな?
周りがどう見るかってことより、大切なのは自分がどう思えるかってことだと思う
だから、モーリンが引け目を感じることなんかないのさ」
モーリン
「うん・・・ そうかも、知れないね」
それにモーリンが一生懸命だったことは ちゃんと、俺が見てたんだからさ・・・?

第19話 デグレアの闇

モーリン
「あ・・・ マグナ」
マグナ
「どうしたんだよ? デグレアから戻ってきてから、なんだか元気がないけど
やっぱり、そんな格好でいたからカゼでもひいたのか?」
モーリン
「・・・・・・」
マグナ
「どれどれ?」
モーリン
「きゃっ!? あわわわわわっ!?」
マグナ
「ほら、なんだか熱っぽいぞ 顔だって赤いし」
モーリン
「そそっ、それはっ! 違うんだってばさ もぉ・・・っ」
マグナ
「???」
モーリン
「別に、身体が変ってわけじゃないよ」
マグナ
「だったら、なにが理由なんだ?」
モーリン
「聞いても・・・笑わないどくれよ?」
マグナ
「うん」
モーリン
「こわいんだよ・・・あたい・・・」
マグナ
「!?」
モーリン
「あたい 今までは目の前で戦う相手しか見てなかった。それでいいと思ってた
でも、気づいちまった 腕っぷしの強さとは全然、違う力ってもんがあるって・・・」
マグナ
「モーリン・・・」
モーリン
「あの連中のやり方は悪意に満ちてる 殴ったって、そいつはどうにもなんない!
そう思うと、握った拳が震えちまうんだよ
あははは・・・情けないよね? あたいの取り柄ってばそれだけなのにさ」
マグナ
「別に、こわくたっていいじゃないか?」
モーリン
「・・・え?」
マグナ
「ガレアノたちは悪意を武器に戦いを挑んでる
だけど、俺たちが同じ武器で戦う必要はないさ。俺たちなりのやり方でいいんだ
モーリンはモーリンの戦い方をすればいい 迷うことなんてないよ
もし、あいつらの悪意に負けそうになったらその時は、俺やみんなを頼ればいい
ちゃんと、支えてあげるからさ?」
モーリン
「マグナ・・・
ありがと・・・マグナ おかげで、なんだか楽になれたよ・・・」
うん・・・モーリンには、やっぱそういう元気な顔が一番似合ってるよ

第20話 知の略奪者

モーリン
「しかし、驚いたよ やけに帰りが遅いって思ってたらさ
アメルが背負われて帰ってくるんだもんね」
マグナ
「俺たちを守るために また、あの光を使ってくれたから・・・
それで、彼女の様子はどうなんだ?」
モーリン
「前の時とおんなじさ 消耗した気は、ストラで補給しといたよ」
マグナ
「悪いな。モーリンにも負担かけちゃってさ」
モーリン
「なにいってんだい こんなの、あたいにとっちゃあ、苦にもなんないことだよ
ストラを使う格闘家は普段から、呼吸で自然の気をとりこむように訓練してるからね
ちょっと休めば、すぐ元気になるんだよ」
マグナ
「そうなんだ」
モーリン
「心配なのは、むしろアメルのほうだよ
前にも言ったけどあの子の奇跡の力はね 自分の気を消耗して発揮されてんだよ
訓練もしたことのないあの子の身体に それが、どれだけ負担になっているのやら」
マグナ
「うん・・・」
モーリン
「まあ、でも あたいの心配しすぎなのかもしんないなあ
なんてったってアメルは天使の生まれ変わりなんだ
そのへんのところは多分、あたいたちよりうまい具合にできてるんだろうしね?」
マグナ
「うん・・・きっと、そうだよな?」
でも、モーリンが心配してくれたことも 一応、気をつけるようにしておかないとな

第21話 メルギトスの嘲笑

マグナ
「結局、最後まで戦うことしかできずに終わっちゃたよな 俺たち・・・」
モーリン
「そうだね・・・
だけど、あたいはそれを後悔するのは間違いだと思うよ
あの時は、あれしか方法がなかったんだよ 無理に黒騎士と話をしたところで
あいつはそれを聞ける状態じゃなかったよ そうだろ?」
マグナ
「うん・・・」
モーリン
「あたいたちの選択は絶対に間違ってない
そのあと起きちまったことは、また別の話さ 悔しいのは、あたいも一緒だし・・・」
マグナ
「モーリン・・・」
モーリン
「次は、あの悪魔たちを徹底的にぶっとばしてやるからね!
あたいたちにはさ そうする権利 あるだろ?」
マグナ
「ああ・・・そうだな!」
モーリン
「そうそう、そうだよ あんたはそうやって前を向いてないとね!」
マグナ
「よーしっ!!」
モーリン
「女としちゃ、やっぱそのほうが頼りがいあるしね・・・」
マグナ
「え?」
モーリン
「あ、わわっ!? なんでもないよっ!!」
この気持ちを力にして 次は絶対、悪魔たちを倒してやるぞ!

第22話 真なる罪人(好感度・通常)

モーリン
「マグナ あんた、最初に会った時に比べたら
ホントに強くなったもんだよねえ・・・」
マグナ
「そ、そうかな? 自分では、なんにも変わっちゃいない気がするんだけど・・・」
モーリン
「自分のことだからね 自分じゃわかんなくて当たり前さ?
でも、あたいにはちゃんとわかるんだ
最初はなんだかのほほんとしててさ 頼りになりそうもないと思ってたのにね
今じゃ、まったくその逆に思えるんだ だから、安心して命をあずけられるんだよ」
マグナ
「あははは・・・」

第22話 真なる罪人(好感度・大)

モーリン
「マグナ あんた、最初に会った時に比べたら
ホントに強くなったもんだよねえ・・・」
マグナ
「そ、そうかな? 自分では、なんにも変わっちゃいない気がするんだけど・・・」
モーリン
「自分のことだからね 自分じゃわかんなくて当たり前さ?
でも、あたいにはちゃんとわかるんだ
最初はなんだかのほほんとしててさ 頼りになりそうもないと思ってたのにね
今じゃ、まったくその逆に思えるんだ だから、安心して命をあずけられるんだよ」
マグナ
「あははは・・・」
モーリン
「あ!?別に、あんたのことバカにしてるわけじゃないんだよっ!?
た、頼りなくても 頼れても、あんたはっあんたなんだし・・・
そりゃ、あたいだって女だから、頼れる男のほうが、いいけどっ?
だからって、あんたが頼りないまんまでも!あたいの気持ちはっ 変わんないし・・・」
マグナ
「え?」
モーリン
「あ・・・!?」
マグナ
「モーリン・・・お前、もしかして?」
モーリン
「う、ううう・・・っ 黙ってる、つもりだったのに・・・
あたいって、どうしてこう、バカなんだろ?あああぁぁ~っ!?」
マグナ
「うれしいよ」
モーリン
「・・・え?」
マグナ
「モーリンの気持ちを教えてもらえて」
モーリン
「迷惑じゃ、ないの?
あたいみたいなガサツで、乱暴でデカイ女なんかに好かれて・・・」
マグナ
「俺も、同じだよ?
どんな女の子だろうとモーリンへの気持ちは変わったりしないさ」
モーリン
「よかったぁ・・・っ」
マグナ
「ほら、泣くなよ いつもみたいに元気に笑って・・・?」
モーリン
「う、うんっ!
・・・よーしっ!いっちょ気合を入れてメルギトスをぶっ飛ばすよっ!?」
マグナ
「うん、頼りにしてるぜモーリン?」
モーリン
「あいよっ!」

エンディング(好感度・通常)

戦いは終わった・・・
源罪の嵐によってリィンバウムに混乱と破壊をもたらそうとしたメルギトスの最後の企みは
彼の命がけの行動によって完全に潰えたのだ・・・
禁忌の森に隠されていた忌まわしき召喚兵器たちは永遠に抹消されて
そこには、今・・・一本の巨木がそびえている
聖なる大樹
人々が、その樹のことをそう呼ぶようになってから
二度めの季節が・・・巡ろうとしていた・・・
~聖地の森~
モーリン
「・・・マグナ?
なんだい、なんだい ぼーっとしちまってさ ほら、しゃきっとおしよっ♪」
(バシッ)
マグナ
「げほっ!げほっ!?」
モーリン
「ありゃ・・・ちょいと強すぎた?」
マグナ
「ひどいよ、モーリン いきなり背中を叩くなんてさあ・・・」
モーリン
「ううっ、ゴメン・・・でも、あんただって悪いんだよ
さっきから、さんざん呼んでんのに、ずっとうわのそらでさあ
せっかく泊まりに来たってのに、そんなんじゃあたい、困っちまうよ」
マグナ
「そっか・・・ 俺、そんなにぼーっとしてたんだ・・・
(たしかに、このところあまりよく眠れてないしな・・・)」
モーリン
「夕べだって、あんた うなされてたし」
マグナ
「え?」
モーリン
「何度もネスティの名を呼んでたよ・・・すごく、悲しそうにさ」
マグナ
「ゴメン・・・うるさかったよな」
モーリン
「それは、別にいいんだけどさ・・・
やっぱり、まだあの時のことは忘れられないかい?」
マグナ
「うん・・・
・・・・・・」
モーリン
「ほら、またぁ! そうやって黙りこむ
しょうがないねぇ
マグナ ちょいと、そこらを散歩しに行こうよ」
マグナ
「散歩か・・・」
モーリン
「じっとしてるから余計なことばっかり考えちまうんだよ
外の空気を吸えば ちっとは、気分もしゃっきりするさ」
マグナ
「うん、そうだな」
モーリン
「早いもんだね・・・
あれから、もう季節がふたつも巡っていったなんて・・・」
マグナ
「そうだな・・・」
モーリン
「あんたがここで暮らすって決めたあの日から そんなに経つんだね
そして・・・
ネスティが、この樹に姿を変えちまってからさ・・・」
マグナ
「聖なる大樹・・・
この樹がネスだって知っているのは、多分俺たちだけ・・・
あの時から、ずっと邪悪な魔力を吸収して浄化し続けているのも」
モーリン
「あたいたちは、あの時 この樹のおかげで 明日を奪われずにすんだんだ
あれほど、人間のこと 嫌っていたはずのネスティのおかげでね
本当に、いくら感謝しても足りないよ」
マグナ
「うん・・・」
モーリン
「だけどさ・・・いい加減に、そろそろ起きてほしいねえ」
マグナ
「うん、俺はね あの時、たしかに聞いた気がしたんだよ
帰ってくるよ、って そう言ってくれたネスの声を・・・
それに、アメルだって言ってくれたんだ
ネスは生きている この木の中で眠っているだけだって・・・
でもさ、時々・・・不安になっちゃうんだ
あれは錯覚だったんじゃないかって・・・」
モーリン
「絶対に帰ってくるさ
だって、あんたがこうやって、ここで待ってるんだもの」
マグナ
「モーリン・・・」
モーリン
「信じることが あんたの一番の得意技・・・だろ?」
マグナ
「うん・・・そうだよな」
聞こえるかい、ネス
君のおかげで、俺たちはこうして生きているよ・・・
ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで自分勝手だけど・・・
でも、昨日とは違うよりよい明日をめざして生きてるんだ
だから、俺は信じるよ
いつかきっと・・・誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって
だから・・・ずっと、ずっと この場所から、俺たちを見守っていてくれるかい?
なあ ネス・・・
マグナ
「ふぁ、あ・・・っ
なんか、ほっとしたら急に眠くなってきちゃったな・・・」
モーリン
「ここで昼寝してったらどうだい?
あたいがひざ枕してやるからさ・・・
ゆっくり、身体を休めたほうがいいよ」
マグナ
「そうだな・・・それも悪くないか」
モーリン
「そうだ!どうせなら眠る前に、あたいがストラをかけたげるよ
ほら、じっとして・・」
マグナ
「ん・・・
なあ、モーリン?」
モーリン
「なんだい?」
マグナ
「ありがとな・・・モーリンがいてくれて俺、すごくうれしいよ
ひとりぼっちだったらきっと、もっとふさぎこんでたから」
モーリン
「あたいは、ただあんたの側にいたいと思っただけさ
でも、そう言ってもらえると、ちょっとうれしいかな・・・
ほい、おしまい!
ゆっくり眠って ちょっとでも、元気になっておくれよ」
あたい、あんたの笑った顔がね その・・・すごく好きだなって思ってんだからね

エンディング(好感度・大)

戦いは終わった・・・
源罪の嵐によってリィンバウムに混乱と破壊をもたらそうとしたメルギトスの最後の企みは
彼女の命がけの行動によって完全に潰えたのだ・・・
禁忌の森に隠されていた忌まわしき召喚兵器たちは永遠に抹消されて
そこには、今・・・一本の巨木がそびえている
聖なる大樹
人々が、その樹のことをそう呼ぶようになってから
二度めの季節が・・・巡ろうとしていた・・・
~聖地の森~
モーリン
「・・・マグナ?
なんだい、なんだい ぼーっとしちまってさ ほら、しゃきっとおしよっ♪」
(バシッ)
マグナ
「げほっ!げほっ!?」
モーリン
「ありゃ・・・ちょいと強すぎた?」
マグナ
「ひどいよ、モーリン いきなり背中を叩くなんてさあ・・・」
モーリン
「ううっ、ゴメン・・・でも、あんただって悪いんだよ
さっきから、さんざん呼んでんのに、ずっとうわのそらでさあ
ここんとこ、毎日そんなんばっかだもの 一緒にいるあたいまで暗くなっちなうよ」
マグナ
「そっか・・・ 俺、そんなにぼーっとしてたんだ・・・
(たしかに、このところあまりよく眠れてないしな・・・)」
モーリン
「夕べだって、あんた うなされてたし」
マグナ
「え?」
モーリン
「何度もアメルの名を呼んでたよ・・・すごく、悲しそうにさ」
マグナ
「ゴメン・・・うるさかったよな」
モーリン
「それは、別にいいんだけどさ・・・
やっぱり、まだあの時のことは忘れられないかい?」
マグナ
「うん・・・
・・・・・・」
モーリン
「ほら、またぁ! そうやって黙りこむ
しょうがないねぇ
マグナ ちょいと、そこらを散歩しに行こうよ」
マグナ
「散歩か・・・」
モーリン
「じっとしてるから余計なことばっかり考えちまうんだよ
外の空気を吸えば ちっとは、気分もしゃっきりするさ」
マグナ
「うん、そうだな」
モーリン
「早いもんだね・・・
あれから、もう季節がふたつも巡っていったなんて・・・」
マグナ
「そうだな・・・」
モーリン
「あたいがここであんたと暮らすって決めたあの日から そんなに経つんだね
そして・・・
アメルが、この樹に姿を変えちまってからさ・・・」
マグナ
「聖なる大樹・・・
この樹がアメルだって知っているのは、多分俺たちだけ・・・
あの時から、ずっと邪悪な魔力を吸収して浄化し続けているのも」
モーリン
「あたいたちは、あの時 この樹のおかげで 明日を奪われずにすんだんだ
人間のことをずっと好きでいてくれた アメルのおかげでね
本当に、いくら感謝しても足りないよ」
マグナ
「うん・・・」
モーリン
「だけどさ・・・いい加減に、そろそろ起きてほしいねえ」
マグナ
「うん、俺はね あの時、たしかに聞いた気がしたんだよ
帰ってきます、って そう言ってくれたアメルの声を・・・
それに、ネスだって言ってくれたんだ
アメルは生きている この木の中で眠っているだけだって・・・
でもさ、時々・・・不安になっちゃうんだ
あれは錯覚だったんじゃないかって・・・」
モーリン
「絶対に帰ってくるさ
だって、あんたがこうやって、ここで待ってるんだもの」
マグナ
「モーリン・・・」
モーリン
「信じることが あんたの一番の得意技・・・だろ?」
マグナ
「うん・・・そうだよな」
聞こえるかい、アメル
君の愛したこの世界は今もこうして息づいているよ
相変わらず、俺たちは不器用な生き方ばかりしかできてないけど・・・
でも、君は言ってたよね
人間は自分自身の力だけで変われるんだって・・・
そんな人間のことが愛しいって・・・
だから、俺も信じるよ
いつかきっと・・・誰も悲しまずにすむ未来がこの世界におとずれるって
だから・・・ずっと、ずっとこの場所から、俺たちを見守っていてくれるかい?
なあ アメル
マグナ
「ふぁ、あ・・・っ
なんか、ほっとしたら急に眠くなってきちゃったな・・・」
モーリン
「ここで昼寝してったらどうだい?
あたいがひざ枕してやるからさ・・・
ゆっくり、身体を休めたほうがいいよ」
マグナ
「そうだな・・・それも悪くないか」
モーリン
「そうだ!どうせなら眠る前に、あたいがストラをかけたげるよ
ほら、じっとして・・」
マグナ
「ん・・・
なあ、モーリン?」
モーリン
「なんだい?」
マグナ
「ありがとな・・・モーリンがいてくれて俺、すごくうれしいよ
ひとりぼっちだったらきっと、もっとふさぎこんでたから」
モーリン
「あたいは、ただあんたの側にいたいと思っただけさ
でも、そう言ってもらえると、ちょっとうれしいかな・・・」
マグナ
「そっか・・・」
モーリン
「ほい、おしまい!
ゆっくり眠って ちょっとでも、元気になっておくれよ」
あたい、あんたの笑った顔がね その・・・すごく好きだなって思ってんだからね
モーリン “グーでパンチ”

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