【夜会話】ミニス(トリスVer.)

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スターライト様

第4話 小さな召喚師

トリス
「そっか、ミニスは一人で修行してるの」
ミニス
「うん、私の家に伝わる召喚術はサプレスのものばかりだから
メイトルパの術を学ぶには、私が自分で勉強しなくちゃいけないの」
トリス
「派閥の仲間から教わることはできないの?」
ミニス
「そんなの無理よ
だって、召喚術は家々ごとの秘伝だもの
うっかり秘密をもらしたら、
他の家の召喚師に出し抜かれるってみんな思っているのよ」
トリス
「(うーん、この考え方があたしの派閥と決定的に違うところなんだ)」
ミニス
「お母さまが言うには
立派な召喚師になるために必要なことって召喚術そのものじゃなくって、
幅広い知識や物の見方なんですって
まだまだ、いっぱい勉強しないと・・・」
トリス
「偉いわね、ミニスは
そんなにがんばって」
ミニス
「偉い召喚師になるのは私の夢だから
それに・・・約束したんだもの もう逃げない、って」
トリス
「約束?」
ミニス
「あ、なんでもないよっ こっちのことっ!」
トリス
「???」
ミニスが言ってた約束って、なんのことなんだろう?

第5話 はかなき平穏

ミニス
「私、今日のことでミモザさんを見直しちゃったなあ・・・
あんなに大勢の兵士を連れた黒騎士を相手に一歩も引かないで
きっぱり言い負かしちゃうなんて、男の人でも難しいことなんじゃない?」
トリス
「ええ、そうね」
ミニス
「金の派閥であんなことできそうな人ってお母さまをのぞけば思いつかないもの
蒼の派閥の召喚師ってすごいのねぇ・・・」
トリス
「こらこら、それは買いかぶりすぎだって
メイトルパの召喚術は時として、本能の強い獣も扱ったりするから
他の系統にもまして、術者に威厳が必要になるって聞いたことがあるの
だから、ミモザ先輩はあんな状況でも相手にのまれずにいられたんじゃないかな?」
ミニス
「威厳、か・・・
私にも、そういうことできるのかなぁ?」
トリス
「あたしじゃなくて直接、先輩と話してみたらどう?
同じ属性の術者同士きっと、色々と勉強になると思うわよ」
ミニス
「うん、でも・・・
私は金の派閥の子だし」
トリス
「大丈夫だよ
あの人はそういうこと気にしないんだから
あたしから、先輩に頼んであげてもいいし」
ミニス
「ほんとにっ?」
トリス
「よし、それじゃ今から一緒にお願いに行こうか?」
ミニス
「うんっ!」
こういうやる気はあたしも見習わないとダメかもね

第6話 彼女の決意

ミニス
「ファナンか・・・」
トリス
「ミニスは、ファナンに行ったことがあるの?」
ミニス
「うん、何度かは
だって、あそこは金の派閥の本部がある街だもの」
トリス
「へえ・・・」
ミニス
「もともとは小さな漁村だったのを、
金の派閥が貿易によって、今の都市に発展させたの
そして、今もその運営を取り仕切っているのが私のお母さま・・・」
トリス
「じゃあ、ファナンにはミニスのお母さんがいるの?」
ミニス
「うん・・・
だけど、今はちょっと会いたくないな
ペンダントをなくしたこと、話してないから」
トリス
「いっそ、思い切って話したほうがいいんじゃないの?」
ミニス
「それはダメぇっ!?」
トリス
「あらあら、なにもそんな大声で反対しなくたって・・・」
ミニス
「とにかくっ! それだけは絶対にダメ
お母さまにだけは知られたくないの!
ねえ、トリス お願いだから・・・」
トリス
「わ、わかったわよ
もう言わないから落ち着いてって・・・」
怒られるのがこわいんだろうけど ちょっと異常よね、あれって

第7話 波乱の港

ミニス
「ううう・・・」
トリス
「なにもそこまで深刻に悩むことないじゃない?
まだペンダントをなくしたことがバレたわけじゃないんだし」
ミニス
「そんなの、わからないじゃないのっ!?
知っていて知らんぷりするのって、お母さまの得意技なのよっ?」
トリス
「(と、得意技って・・・)」
ミニス
「ああ、どうしようっ?
きっといつもみたいにお仕置きされちゃうに決まってるよぉ!?」
トリス
「考えすぎよぉ? 大丈夫だって・・・」
ミニス
「ううう・・・」
しかし、そんなにこわい人には見えなかったけどなあ???

第8話 屍人の砦

ミニス
「私ね、いつも不思議に思っていたの
どうして、普通の人は召喚師を最初から嫌うんだろうって」
トリス
「うん、普通の人たちは召喚師をこわがるか目の仇にするかのどちらかだもんね」
ミニス
「でも、アイツを見てわかったような気がしたの
死んじゃった人たちをモノみたいに扱うなんて・・・
あんなのってひどすぎるよっ!
あんな、召喚術があるなんて!?」
トリス
「ミニス・・・」
ミニス
「あんなことしたら誰だって召喚師のこと嫌うに決まってるじゃないの・・・っ」
トリス
「だからこそ、あたしたちがしっかりしなくちゃいけないんじゃないかしら?」
ミニス
「えっ?」
トリス
「ラウル師範っていうあたしの師匠にあたる人が言ってたの
召喚師の犯した罪は召喚師の手によってあがなわなければならない・・・
そうでないと、いつか召喚師が人々に認めてもらえなくなるって
あたしたちが召喚師として人々の役に立つことをたくさんすれば
いつかきっと、みんなわかってくれるわ
召喚師の全てが、悪人なんじゃないって」
ミニス
「・・・そうだね
きっと、みんなわかってくれるよね?」
トリス
「ええ、そうね きっと・・・」
それが多分 「成り上がり」のあたしのやるべきことのはずなのよ

第9話 まだ見ぬ故郷

ミニス
「私、今までちっとも気がついてなかった・・・
自分のことばかり先に考えて、すぐ泣いたり甘えてばかりいて
アメルがどんな気持ちでいたかなんて、考えもしなかった・・・
ひどいよね?
ずっと笑顔で、私に優しくしてくれていたアメルのほうが
私なんかより不安で、つらい思いをしていたのに・・・っ」
トリス
「ミニス・・・」
ミニス
「くやしいよぉっ!!トリス
わたしっ、なんにもしてあげてないっ!!
助けてもらうばかりで
そればかりで・・・くやしいよぉ・・・っ」
トリス
「・・・・・・・
顔をあげて、ミニス?
それに気づいただけあなたは、偉いのよ
だいじょうぶ!今からだって、きっと間に合うわ
ミニスがアメルを助けてあげることはできるはずだもの」
ミニス
「ほんと・・・?」
トリス
「ええ、だから泣くのはやめて一緒に考えましょう
どうすれば、アメルを元気にしてあげられるのかを」
ミニス
「・・・うんっ」
その気持ちは、きっと通じるはずよ・・・ミニス?

第10話 封印の森にて

ミニス
「うう、まだ頭がくらくらしてるよぉ
トリスはもう、平気なの?」
トリス
「森にいた時は、かなりきつかったけど 今はすっかり平気よ」
ミニス
「うらやましい・・・」
トリス
「そう、ふてないでよ
共鳴の頭痛がひどいってことは、つまり
それだけ魔力に関して鋭敏な感覚を備えてるってことなのよ?
召喚師の素質が高いってことじゃない」
ミニス
「そ、そっか! ということは・・・
私の素質ってトリスよりすごいってことねっ!」
トリス
「あ、いや・・・」
ミニス
「うーん、やっぱり才能のある者には常に苦しみがつきまとう運命なのね・・・」
トリス
「・・・・・・」
この様子だと・・・ 訓練次第で耐性がつくってことは言わないほうがいいみたい

第11話 処刑台の騎士

ミニス
「あのビーニャって召喚師、いったいなに考えてるのよっ!
自分で呼んだ召喚獣をいたぶるなんて・・・」
トリス
「ええ、あたしもあれはひどいと思った
たしかにあたしたちは誓約によって、召喚獣に服従を強制させてるけど・・・
だからって、一方的に無理な要求をするのは間違ってると思う」
ミニス
「そうだよね・・・
よーしっ、今度アイツが同じことしたら、私、絶対に許さないんだから!
トリスもその時は、アイツをやっつける手伝いをしてよねっ!?」
トリス
「ええ、わかったわ 約束よ・・・」
ビーニャのやり方を認めるわけにはいかないもんね!

第12話 絶望の先へと

ミニス
「トライドラがあんなことになっちゃって 聖王国は、これからどうなるの?
だって、トライドラは「聖王国の楯」だったんでしょ!?」
トリス
「ええ、たしかにトライドラが陥落したのは大変だけど・・・
でも、大丈夫よ 戦いになれば聖王国の軍隊はトライドラだけじゃないんだから
聖王都の騎士団は精鋭揃いだし、西から援軍だってやって来る
蒼の派閥だって、敵が召喚術を使ってる以上黙っちゃいないわよ
それは、金の派閥だって同じでしょう?」
ミニス
「・・・!」
トリス
「ファミィさんは派閥の違うあたしたちから見てもしっかりした指導者だと思うわ
あの人がいる限り ファナンはそう簡単に負けないって、あたし思うよ」
ミニス
「うん・・・ そうだよね・・・
お母さまはきっと デグレアの好きにはさせないはずだわ
おじさまたちだって いざとなったら駆けつけてくれる
それに・・・ みんなだって・・・」
トリス
「ちょっとは、安心できた?」
ミニス
「な、なによ・・・っ 今のはねっ、たまたま弱気になっただけなんだからっ!?
本当はっ、ちっとも不安だなんて思ってないんだからねっ!?」
トリス
「わかってるわよ」
ミニス
「うーっ、だったらどうしてニヤニヤ笑ってるのよぉ!?」
なんだかんだいって こういうところはまだまだ子供だよね?

第13話 祭りの夜

トリス
「ねえ、ミニス まだぁ?」
ミニス
「ちょっと待ってよ? もう・・・」
トリス
「そのお言葉、これで11回目よ・・・?」
ミニス
「・・・・・・ お待たせっ!」
トリス
「なによ? 別にいつもと同じ格好じゃない・・・」
ミニス
「そんなことないわよ ちゃんと、髪だってとかし直したもの」
トリス
「はあ・・・」
ミニス
「女の子は、身だしなみが大切なのよ?
さあ、お祭りに行きましょ!」
トリス
「うわあ、さすがにすごい人混みよねぇ
大丈夫、ミニス?」
ミニス
「だ、だいじょぶ・・・ まだ・・・」
トリス
「あっ、パレードが始まるわよ!」
ミニス
「えっ、どこどこっ?
ううっ、これじゃちっとも見えないよぉ」
トリス
「うーん、ミニスじゃ背伸びしたって無理っぽいな・・・
(そうだ・・・!)」
ミニス
「きゃっ!?」
トリス
「ほら、こうすればよく見えるわよ?」
ミニス
「な、なにすんのよっ! トリスっ!?」
トリス
「なにって、肩車しただけじゃ・・・」
ミニス
「み、みっともないよ! おろしてったらっ!?」
トリス
「でも、それじゃ せっかくのパレードを見逃しちゃうわよ」
ミニス
「バカバカバカぁっ! いいから、早く下ろしてってばぁ!!」
トリス
「ねえ、ミニス そろそろ機嫌を治してよ・・・?」
ミニス
「・・・・・・」
トリス
「(まいったわね・・・ あれから、すっかり口も聞いてくれなくなっちまったよ・・・
なにが、まずかったのかしら・・・)」
ミニス
「わあ・・・!?」
トリス
「花火か・・・ てことは、祭りもそろそろ終わりね」
ミニス
「あ・・・」
トリス
「悪かったわ あたしのせいで、せっかくの祭り見物を台無しにしちゃって・・・」
ミニス
「ううん・・・
私が悪かったの あんなことで怒ったりなんかして・・・
ごめんなさい トリス」
トリス
「ミニス・・・」
ミニス
「肩車が、イヤだったわけじゃないよっ?
私のためを思ってしてくれたんだもの うれしかった
けど、いきなりだもん 驚いちゃうよ」
トリス
「ごめんね・・・」

第14話 確かな想い

ミニス
「アメルは、本当の両親のこと、どう思ってるんだろう・・・
恨んだりしていないのかな?」
トリス
「多分、なんとも思ってないだろうね
覚えてない相手を恨むことほど、難しいことはないから」
ミニス
「やけにはっきりと言いきるじゃないの?」
トリス
「まあ、他人事じゃないからね
あたしも派閥に拾われるまでは、一人で生きていたわけだし」
ミニス
「!?」
トリス
「言ってなかった?」
ミニス
「バカっ、初耳よ!
知ってたら、こんなひどいこと聞いたりしなかったのに・・・」
トリス
「中途半端に覚えてたら 恨んでたかもしれないだろうけどね
最初からいないって思ってたら、かえってなんの感情もわいてこないものよ」
ミニス
「それで・・・ さびしくなかったの?」
トリス
「今となっては、もうわからないわね・・・
派閥で師範やネスたちと暮らし始めてからは
一人だった頃の記憶はあんまり思い出せなくなってきてるもの」
ミニス
「それって、やっぱりさびしかったってことじゃないのかな
さびしかったから 忘れようとしてるのよ きっと・・・」
トリス
「そうね・・・ そうかも知れない」
派閥に連れて来られたことが、あたしの中の空白を埋めることになったのかも知れない

第16話 縛鎖を断つもの

ミニス
「蒼の派閥が、あんなことを秘密にしていたなんて、知らなかった」
トリス
「ファミィさんには内緒にしてね?」
ミニス
「わかってるわよ そんなことぐらい
でも、お母さまってどこからともなく聞きつけるからさあ」
トリス
「う・・・ たしかに・・・」
ミニス
「もしバレても、私のせいじゃないからね 言っておくけど!」
いったい、あの人はどうやって、情報を集めるんだろう???

第17話 影は歌う

ミニス
「お母さまには事情を説明しておいたよ」
トリス
「せっかく情報をもらったのに、結局止められなかったわね」
ミニス
「仕方ないじゃない あんなこと、誰だって予想もしなかったもの
ごめんなさいってお母さま、言ってたわ 自分の監督不行届だって・・・」
トリス
「しかし、ここまでカンペキにだまされていたなんてねぇ・・・」
ミニス
「あの人、どう見たって「善人」って雰囲気だったものね
つくづく、人間は顔じゃないって思ったよ」
トリス
「キレイな人が、心までそうとは限らないってことかしら?」
ミニス
「うん、それに・・・
見た目が頼りなさげでだらしなくても、心がキレイな人もいるしね」
トリス
「え・・・? あはははっ それ、言えてるかも?」
そういう雰囲気でさえ あの人は、きっと武器にしてたのね・・・

第18話 誰がための剣

ミニス
「まさか、ケルマに助けられるなんて考えもしなかったよ」
トリス
「ええ、正直 私も驚いたわ だけど、考えてみれば当然なのよね
ケルマだって金の派閥の人間なんだもの
本部のある街が危機にさらされてるのを黙って見てるはずがないものね?」
ミニス
「うん・・・ 私ね・・・ 金の派閥って、本当は好きじゃなかったの
いつもいつもお互いの足を引っ張ったり お金儲けのことばかり考えたりしてて
大きくなったら、私もそうなるのかなって ちょっと、不安だった」
トリス
「ミニス・・・」
ミニス
「でも、違ったんだね? 金の派閥にだってちゃんとした仲間同士のきずながあった
これからは、私 金の派閥にいることを恥ずかしいなんて思ったりしない!
本当に恥ずかしいのはきっと、偏った見方しかできなかった自分だって思うから」
トリス
「うん・・・ そうなのかもね・・・」
偏見をもたないようにするってことは あたしも見習わなくちゃね

第19話 デグレアの闇

ミニス
「ねえ、トリス 素直でいることって本当にいいことなの?」
トリス
「どうしたのよ? いきなり、そんなこと聞くなんて」
ミニス
「みんなに会うより前の私は、他人に心を開けない子だった・・・
自分の気持ちがうまく伝えられず、ワガママばかり言ってたの
だけど、ある人たちと出会ったことで、私は変わることができた」
トリス
「ファミィさんから聞いてるよ。家出していた頃の話よね?」
ミニス
「うん・・・
その人たちから私、信じるってことの大切さを教わったわ
でもね・・・ デグレアのやり方を見ているうちにね
こわくなってきたのよ 素直に人を信じるのがいいことなのか・・・」
トリス
「ミニス・・・?」
ミニス
「だってそうでしょ!?
平気で嘘をついたり 約束を破ったり
あいつら、そうやって素直に信じた人たちをおとしいれて、笑っているのよっ!?
ねえ、トリス どこから、どこまで信じたらいいの?」
トリス
「・・・・・・」
ミニス
「私、こわいよ・・・ 信じてた人に裏切られるのが、こわい!」
トリス
「ねえ、ミニス・・・
人の気持ちにまつわることには、絶対の答えなんてないのよ?
人の数だけその答えはあって、どれひとつとして同じものなんてないもの・・・」
ミニス
「!!」
トリス
「だまされたくないから誰も信じないっていうのも、答えのひとつ
でもあたしはそれでも人を信じることには素直でいたいの
たとえ、その気持ちが幾度となく裏切られたとしても・・・
信じ続けたいと思うの」
ミニス
「トリス・・・」
トリス
「自分の気持ちを もう一度、よく考えてみなさい
ゆっくりでもいいから でも、これはミニスが自分で見つけなくちゃいけない答えなのよ
・・・わかるよね?」
ミニス
「うん・・・ 私、考えてみる・・・
ちゃんと考えて 自分の答えを、自分で見つけてみるっ!」
あたしはあんなふうにしか言えなかったけど わかってくれたよね? ミニス・・・

第20話 知の略奪者

ミニス
「そんな大変なことがあったんだ・・・」
トリス
「まあ、こうして無事に戻ってこれたからいいんだけどね」
ミニス
「でも、これでようやくわかった気がするわ
ビーニャが、召喚した魔獣を、平気で足蹴にできた理由が
アイツにすれば、人間も魔獣も、遊び道具に過ぎなかったのね
許せないわ・・・」
トリス
「ミニス?」
ミニス
「召喚獣っていうのは そんなふうに扱っていいものじゃないわ!
住む世界や言葉は違うけど、あのコたちはみんな、生きている
私たちとおんなじよ 友達にだってなれる仲間なんだもん!」
トリス
「ミニス・・・」
ミニス
「悪魔だかなんだか知らないけど、私が絶対にこらしめてやる
そうじゃなきゃ アイツに呼ばれる魔獣たちが可哀想よ・・・
そうでしょう? トリス」
トリス
「ええ、ミニスの言ってること、あたしにはよくわかるわ
一緒に、がんばろう? あいつらのやっていることを、止めるのよ!」
ミニス
「うんっ!」
いつの間にか ミニスは召喚師としての自分をちゃんと見つけ出だしていたのね・・・

第21話 メルギトスの嘲笑

ミニス
「お母さまがね・・・ 言ってたよ・・・
レイムがケルマのこと人質にして、お母さまを殺そうとした時
黒騎士たち、それを止めようとしてくれたんだって・・・」
トリス
「そうなんだ・・・」
ミニス
「私、黒騎士のこと ずっとひどい人だって思ってたけど
色々なことを知って 今は、なんだかすごくかわいそうに思うの
これって・・・ 自分勝手な考えかな?」
トリス
「そんなことわいわよ ミニス
あたしだって、同じ あいつのこと、今はもう憎めないし・・・」
ミニス
「もっと違った形で出会っていたら 私たちとあの人たち
戦わなくてよかったのかもしれないね・・・」
トリス
「うん・・・」
ミニス
「悲しいね・・・ ほんのちょっとだけ気持ちが通じなかっただけなのに・・・」
だからこそ・・・ もうこんな悲しいこと終わらせなくちゃいけないのよ・・・

第22話 真なる罪人(好感度・通常)

ミニス
「メルギトス、とうとう本気で攻めてくるつもりだね・・・」
トリス
「こわい、ミニス?」
ミニス
「うん・・・こわいよ・・・
でもね、私は逃げたりなんかしない
どんなにつらくたってこわくたって・・・
立ち向かわなくちゃ欲しいものは、絶対に手に入らないもの!
それにね・・・信じてるから・・・
トリス 貴女のこと、私信じてるから・・・」
トリス
「ミニス・・・?」
ミニス
「あんな悪魔なんかに貴女が負けるはずがないもの
もし負けちゃっても私、恨んだりしないよ 自分で信じて、決めたことだもの?」
トリス
「だったら・・・
あたしは、ミニスのその言葉を信じて戦うわ・・・
あたしを信じてくれたミニスをかならず、あたしの手で、守ってみせるわね!」
ミニス
「トリス・・・」

第22話 真なる罪人(好感度・大)

ミニス
「メルギトス、とうとう本気で攻めてくるつもりだね・・・」
トリス
「こわい、ミニス?」
ミニス
「うん・・・こわいよ・・・
でもね、私は逃げたりなんかしない
どんなにつらくたって こわくたって・・・
立ち向かわなくちゃ 欲しいものは、絶対に手に入らないもの!
それにね・・・ 信じてるから・・・
トリス 貴女のこと、私 信じてるから・・・」
トリス
「ミニス・・・?」
ミニス
「あんな悪魔なんかに貴女が負けるはずないもの
もし負けちゃっても私、恨んだりしないよ 自分で信じて、決めたことだもの?」
トリス
「だったら・・・
あたしは、ミニスのその言葉を信じて戦うわ・・・
あたしを信じてくれたミニスをかならず、あたしの手で、守ってみせるわね!」
ミニス
「トリス・・・
私も、守るよ・・・
トリスのこと、絶対に守ってみせるんだから!」
トリス
「がんばろう、ミニス?」
ミニス
「うんっ!」

エンディング(好感度・通常/大 共通)

戦いは終わった・・・
源罪の嵐によって、リィンバウムに混乱と破壊をもたらそうとしたメルギトスの最後の企みは
彼の命がけの行動によって完全に潰えたのだ・・・
禁忌の森に隠されていた忌まわしき召喚兵器たちは永遠に抹消されて
そこには、今・・・一本の巨木がそびえている
聖なる大樹
人々が、その樹のことをそう呼ぶようになってから
二度めの季節が・・・巡ろうとしていた・・・
~聖地の森~
ミニス
「・・・トリス?
んもぉー・・・っ さっきからなに話しても上の空なんだもん!
せっかくゼラムから遊びに来たのに そんなんじゃ、私帰っちゃうよっ!」
トリス
「ごめん、ごめん もうしないから、機嫌直してよ、ね?」
ミニス
「ふーんだっ! 信用できないもんっ!」
トリス
「(あちゃあ・・・・っ ・・・そうだ!)
ねえ、ミニス ちょっと、あたしと一緒に外へ出ない?」
ミニス
「外へ?」
トリス
「ええ、そうよ ミニスに、見せたいものがあるの」
ミニス
「うわあっ♪ バスラムの花が樹のまわり一面に咲いてるわ!
ねえ、トリス これって、もしかしてあの時の・・・」
トリス
「ええ、そうよ ミニスが蒔いた種がこの真っ赤な花畑をつくったの
ネスがさびしくないようにって、蒔いてくれたのよね」
ミニス
「うん、ネスティが喜んでくれるといいなって思ったから・・・
そっか・・・ こんな花畑ができちゃうくらいに
あれから、時間が経っちゃったんだね」
トリス
「ええ、もうすぐ季節もふた巡りするものね」
ミニス
「でも・・・ あなたやアメルにとっては
まだ、なんにも終わってないんだよね きっと・・・
だから、こうやってネスティがみんなを守るために変わった
この聖なる大樹を護っているんでしょ」
トリス
「ミニス・・・」
ミニス
「本当は、さっきだってわかってたんだよ
トリスがネスティのこと考えてたんだって
でもね・・・ いつまでも、昔のことばかり、考えるのはよくないよっ
私、心配なの・・・ あなたたちのことが・・・」
トリス
「ありがとう、ミニス
うん、わかってるわ 本当はこんなこといつまでもしてちゃいけないって・・・」
ミニス
「うん・・・」
ネス、聞こえる?
あなたのおかげで、あたしたちはこうして生きているわ・・・
ネスが言っていたとおり 人間は、やっぱり嘘つきで自分勝手だけど・・・
でも、昨日とは違う よりよい明日をめざして生きようとしている
だから、あたしも信じていいよね
いつかきっと・・・誰も悲しまずにすむ未来が この世界におとずれるって
だから・・・ずっと、ずっと この場所から、あたしたちを見守っていてくれるよね?
トリス
「そろそろ戻ろっか? 風がまた、強くなってきたし・・・」
ミニス
「うん、そうだね」
トリス
「アメルも、そろそろ食事にしようって言ってたし」
ミニス
「うん、私もお母さまと焼いたプリンを持ってきてるから
デザートに、一緒に食べようね」
トリス
「あら、それは楽しみねえ」
ミニス
「さ、行こっか」
トリス
「ミニス」
ミニス
「ん、なあに?」
トリス
「この花畑、あたし大切にするからね」
ミニス
「うんっ♪」
ずっとずっと、こうやって二人で、バスラムの花を見れるようにね
ミニス “約束のリボン”

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