秘めたる刃

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~そば処・あかなべ~
シオン
「やあ、こんにちは トリスさん」
トリス
「こんにちは、大将 いつ、ファナンから戻ったの?」
シオン
「祭りが終わってすぐに引き上げたんですよ もともと、そのために移動したんですし
なにやら、西のほうで戦争が始まるという噂も聞きましたからね」
トリス
「領主からの発表とは違うんですか?」
シオン
「ええ、噂そのものは祭りが始まる前からぽつぽつと・・・
やはり、噂を裏づけるようなことが実際に起きているんですか?」
(選択)ここは・・・ 事実を教える
シオン
「「聖王国の楯」がすでにデグレアに陥落させられたとは・・・」
トリス
「近いうちに正式な発表があるとは思うけど
それまでは、今のことは秘密にしておいてくれない?」
シオン
「それは勿論ですよ しかし・・・驚きましたね・・・」
トリス
「なにが?」
シオン
「いえね、私が聞いた噂というのが、貴女のおっしゃった事実と
ほぼ、完全に符合するものなんですよ」
トリス
「ええっ!?」
シオン
「偶然なのか、あるいは事実を知る者が流したせいなのか・・・
いずれにしろ、民衆に余計な動揺が起きないことを願いますね」
秘めたる刃
~One Blade,One Soul~
~テラス~
アメル
「シオンの大将さんがそんなことを・・・」
トリス
「いったい、どうしてそんな噂が広まっているのかはちょっとわからないけど
なんか、イヤよね?」
アメル
「そうですよね・・・
このところの事件といい、あたしたちの知らないところで
得体の知れないなにかが動いている そんな気がして
不安で・・・ あ・・・やだっ」
トリス
「あはははっ 不安でお腹が空いたってとこかしら?」
アメル
「もぉ・・・トリスさんのいじわる・・・っ」
トリス
「冗談はともかく最近、アメルご飯をあんまり食べてないでしょ?」
アメル
「あ・・・やっぱりバレちゃってましたか
あたしが悪いんです なんか、いろいろと考えすぎて・・・
ついつい、食べ物が喉を通らなくて」
トリス
「ダメよぉ?こうやって、身体はちゃんと食べ物を欲しがってるもの
食べないと、そのうち倒れちゃうわよ?」
アメル
「はい・・・ごめんなさい・・・」
トリス
「・・・そうだ!これから、大将の店にソバを食べにいこ?」
アメル
「これからですか?」
トリス
「ええ、食欲がでてるうちに、食べたほうがいいに決まってるもの
それに・・・あたしも、ちょっとお腹空いたし?」
アメル
「ふふっ」
トリス
「ね、行きましょ?アメル」
アメル
「・・・うんっ!」
シオン
「こんな遅い時間にいらっしゃったのは初めてですよねえ
しかし、女性だけで夜道を歩くのは危なくありませんか?
お二人とも、とても魅力的ですし」
アメル
「え、そんな・・・っ」
トリス
「またまた、大将ったらお世辞うまいよねぇ?」
シオン
「いえいえ、お世辞など言ってませんよ 私は、正直者ですから」
トリス
「ふぅん?
だったらさ・・・あたしとアメルどっちが、大将の好みか教えてほしいな?」
シオン
「は?」
アメル
「あ、それってあたしも聞きたいかも」
シオン
「・・・・・・ ・・・コホン
さて、なにを差しあげましょうか?」
トリス
「(ごまかされてる!?)」
トリス
「それじゃ、大将ごちそうさま?」
アメル
「山菜のおソバ、すごくおいしかったです」
シオン
「気をつけて帰ってくださいね
本当に、最近はいろいろと物騒ですし」
トリス
「ええ、ありがとう それじゃ・・・」
トリス
「うう、ちょっと食べ過ぎたかな?」
アメル
「ふふふっ 大盛りだなんて欲張るからですよ?」
トリス
「うーん・・・だって、おいしいからついつい、ね?」
アメル
「トリスさんのおソバに載っていたの生の卵でしたよね?」
トリス
「うん、そうよ 「月見ソバ」って言うんだって
生卵を月に見立ててそういう名前をつけたみたい」
アメル
「シルターンの言葉ってなんだか、面白い表現のものが多いですよね」
トリス
「うん、そうね カザミネさんと話すとすっごく実感する」
アメル
「とんでもない勘違いもありますしね?」
トリス
「そうそう!」
アメル
「・・・!!」
トリス
「どうしたのよ アメル?
急に立ち止まったりなんかして・・・」
アメル
「あぶないっ!?」
(スパパパパ)
トリス
「!! (ナイフ・・・?いや、違う!これは・・・!)」
暗殺者
「・・・・・・」
トリス
「こいつは・・・っ 鬼の暗殺者!?」
アメル
「そこにいる人だけじゃありません トリスさん!?」
トリス
「(屋根や物陰から・・・こんなにたくさん!?)」
暗殺者
「我が主君・・・キュラー様のご命令は「聖女」の誘拐・・・
邪魔者は消すッ!!」
アメル
「トリスさん!?」
トリス
「!!」
(スパッ)
暗殺者
「ぐウっ!!」
トリス
「・・・え?」
シオン
「なるほど・・・なかなかうまい尾行をすると思いましたが
悪鬼へと成り果てたシノビでしたか」
アメル
「シオンさん・・・」
シオン
「大事なお得意さまにこのようなロウゼキを働かれては・・・
私としても、見過ごすわけにはいきません」
暗殺者
「ぐヌぬぬぬ・・・っ 死ねエェッ!!」
トリス
「大将っ!?」
シオン
「・・・甘い!」
暗殺者
「なにッ!?」
シオン
「心を磨くことを捨てて外道に堕ちた時点で貴方たちの振るう刃も堕ちたのです・・・
それでは、本物のシノビを倒すことなどできませんよ?」
トリス
「シオンの大将・・・その格好は・・・?」
シオン
「説明は後で・・・今は、この者たちを倒すのが先決です
助太刀いたします!!」
(戦闘)
~応接室~
トリス
「シオンの大将がシルターンから来たシノビですって!?」
シオン
「はい、そうです」
フォルテ
「驚きだぜ・・・」
パッフェル
「ひゃあ・・・私も、ちっとも気づきませんでしたよ・・・」
ケイナ
「だって、変装にしちゃおソバ屋さんになりきってて・・・」
カザミネ
「シオン殿の趣味はソバ打ちなのでござるよ
拙者やカイナ殿も何度か馳走になったことがあるのでござる」
カイナ
「ええ」
シオン
「いやはや、道楽が役に立って、なによりというものです」
モーリン
「カザミネも、カイナも知ってたのかい!?」
カザミネ
「シオン殿もまた我々と共に戦った仲間でござるからな」
ミニス
「知ってて・・・黙ってたんだ?」
カイナ
「あ、えーと・・・それは、その・・・」
シオン
「お二人には、私から黙っていてもらうよう頼んでいたのですよ
本来の私の役目はこちらの情報をサイジェントへと伝えること・・・
トリスさん 貴女たちを助けたのは特別に頼まれてしたことなんですよ」
トリス
「頼まれた?」
アメル
「いったい、どなたがそんなことを・・・」
ギブソン
「私たちが頼んだのさ」
ネスティ
「ギブソン先輩!?」
ミモザ
「貴女たちが、私たちに黙って、ここから出て行こうとして・・・
黒の旅団に囲まれた時、不思議な霧のおかげで命拾いしたでしょ?」
ギブソン
「あれは、シオンさんが忍法という、シノビの技で、作りだしたんだ」
ネスティ
「それじゃ、あの時からずっと・・・!?」
シオン
「そういうことです
もっとも、私が力を使ったのは、最初だけでしたがね・・・
貴女たちは、自分の力だけで、今日までの困難を乗り越えられてきたのです
ご立派でしたよ?」
トリス
「そっか・・・
(大将は、あたしたちのことを信じて、わざと黙って、見守っててくれたんだね・・・)」
ミモザ
「ごめんね、シオンさん 無茶なお願いをして」
シオン
「気になさらないでください、お二人とも
むしろ、私のほうが謝らねばいけません
あくまで、影から見守り、手助けするという約束を、破ってしまって・・・」
ギブソン
「それこそ、気にされる必要はないですよ」
ミモザ
「そうそう、おかげでこの子たちが無事でいられたんだしね?」
シオン
「いえ、どんな形であれ任務を果たせなかったのは、同じです
ですから、その帳尻をあわせるために・・・
これからは隠れてではなく、正式な助っ人として協力させてもらえませんか?」
トリス
「大将・・・それじゃあ!?」
シオン
「はい、貴女たちさえよろしければ・・・
これから、よろしくお願いいたしますね?みなさん」
トリス
「うんっ!こちらこそ、よろしく」

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