藍空れぃん。様
- ≪レイドの部屋≫
- トリス
- 「あれ、レイドさん どうしたの? むつかしい顔して
やっぱり、許可が出なかったんですか?」 - レイド
- 「いや、許可を求めるどころの問題じゃなくなってしまった
デグレアのものらしき軍勢が、猛烈な速度でこちらに向かってきているらしい・・・」 - トリス
- 「なんですって!?」
- レイド
- 「偵察兵の報告によると 指揮官らしき人物は 黒いカブトの騎士だというんだが・・・
心当たりはあるか?」 - トリス
- 「ルヴァイドだわ!」
- アヤ
- 「黒騎士・・・ ルヴァイド・・・」
- トリス
- 「あいつら、アメルを追ってこんなところまで来たんだ・・・
そこまでして・・・ 召喚兵器なんかが欲しいってワケ!?」 - アヤ
- 「トリスさん・・」
- レイド
- 「私はすぐに戻って キムランたちと迎撃に出なくてはならない」
- トリス
- 「あたしたちも行くわ! 行って、戦う!!」
- レイド
- 「しかし・・・」
- アヤ
- 「お願いできますか? トリスさん」
- レイド
- 「アヤ・・・」
- アヤ
- 「私たちも戦います この街の住人として
あの事件から一年 街のみんながお互いに助けあって・・・
やっとここまで サイジェントは復興したんですもの
この街はみんなの街 だから、守るのだって みんなで力をあわせるのが当然です!
違いますか? レイドさん」 - レイド
- 「わかったよ・・・ アヤそして トリス
君たちの力を、我々に貸してくれ」 - アヤ
- 「ありがとうございます レイドさん」
- トリス
- 「ゴメンねアヤ あたしたちのせいで」
- アヤ
- 「気にしないで トリスさん それよりも、今は
私たちみんなで力をあわせて、デグレアを追い払いましょう!」 - トリス
- 「ええ!」
- ≪街道≫
- イムラン
- 「きぃーっ! 憎いっ、憎いっ! あぁ、憎らしいっ!!
よりにもよって 騎士団不在のこの時に敵が攻めてくるとは
私の政治家生命を台無しにする気か!? ぐぎぎぎ・・・っ」 - キムラン
- 「なあ、兄貴 あんまカッカすんなよ
ほれ、副団長殿が 助っ人を連れてきてくれたぜ?」 - アヤ
- 「イムラン政務官 ご苦労さまです」
- イムラン
- 「げ・・・ アヤ!?」
- エドス
- 「おいおい、いい加減ワシらを見て引きつるのはよしてくれ」
- アカネ
- 「そうそう、失礼だよ? オ・ジ・サ・ン」
- シオン
- 「失礼なのは、貴女も同じですよ アカネさん?」
- アカネ
- 「あ、はいっ!? 気をつけますですっ! お師匠・・・」
- レイド
- 「場合が場合でしたので 私の権限で支援を要請させてもらいました」
- イムラン
- 「まあ、よかろう・・・ この際、平民の手でも借りたいところだ
しかし、レイドよ また見覚えのない顔が増えているようだが
こいつらは、本当に役に立つのか?」 - ミニス
- 「失礼ですわよっ! イムラン叔父様っ!?」
- イムラン
- 「ミ・・・ミニスっ!? なんでっ、お前がっ こんな所にっ???」
- キムラン
- 「おいおい、兄貴 ちゃんと言っただろ?
こいつらが、ミニスと一緒に旅をしてる 蒼の派閥の連中だよ」 - イムラン
- 「あ、あの連中か!?」
- ミニス
- 「一緒にいた、私が保証してさしあげますわ この方たちは、すごく強いんですからっ!」
- イムラン
- 「そうなのか・・・?」
- トリス
- 「まあ、それなりには 一応・・・」
- パートナー:ソル
- ソル
- 「どのみち、彼女たちは俺たちと一緒に行動するんだ
そっちの邪魔にはならないさ」
- パートナー:キール
- キール
- 「彼女達には、僕たちと一緒に行動してもらうことになります
ご迷惑はかけませんよ」
- パートナー:カシス
- カシス
- 「いいじゃない? どうせ、いつもみたく あたしたちは別行動なんだからさ
キミたちには、迷惑かけないようにうまくやるから・・・ね?」
- シャムロック
- 「それよりも、現在の状況を教えてください」
- レイド
- 「時間は、あまり無いのでしょう?」
- イムラン
- 「う、うむ・・・」
- ガゼル
- 「げっ!?なんだよ あの黒いのが全部兵隊だってのかよ!?」
- パッフェル
- 「ひゃあ・・・ずいぶん奮発したもんですねー 黒騎士さんも」
- ルウ
- 「ローウェン砦の時より多いかも・・・」
- ジンガ
- 「へへっ、望むところさ 俺っちとしちゃ・・・」
- モーリン
- 「いいこと言うねえ? ・・・あたいもさっ!」
- エルジン
- 「どう、エスガルド?」
- エスガルド
- 「索敵完了・・・ 指揮官ラシキ人物ハ 陣ノホボ中央ニ
側近ラシキ機械兵士ガ ツイテイルヨウダ」 - ネスティ
- 「ゼルフィルドか・・・ なら、間違いないな」
- フォルテ
- 「けどよ、黒騎士の旦那をとっ捕まえて、降伏させるのはいいが
どーやって、そこまで行くってんだ?」 - ケイナ
- 「そうよね・・・」
- カイナ
- 「心配ありませんよ ねえさま 見ていてくださいな」
- モナティ
- 「マスターたちに お任せですのっ!」
- パートナー:ソル
- アヤ
- 「いきますよ・・・ソル」
- ソル
- 「まかせろ!」
- パートナー:キール
- アヤ
- 「いきますよ・・・キール」
- キール
- 「わかった!」
- パートナー:カシス
- アヤ
- 「いきますよ・・・カシス」
- カシス
- 「おまかせっ!」
- アヤ
- 「至源の時より生じて 悠久へと響き渡る この声を聞け!」
- パートナー:ソル
- ソル
- 「護界の意味を知り その命を果たす者へと大いなる力を!
セルボルトの名の下に ソルが命じる・・・」 - -ソルが召喚-
- パートナー:キール
- キール
- 「護界の意味を知り その命を果たす者へと大いなる力を!
セルボルトの名の下に キールが命じる・・・」 - -キールが召喚-
- パートナー:カシス
- カシス
- 「護界の意味を知り その命を果たす者へと大いなる力を!
セルボルトの名の下に カシスが命じる・・・」 - -カシスが召喚-
- アヤ
- 「誓約者たるアヤが汝の力を望む・・・」
- -アヤが召喚-
- アヤ
- 「力を貸してね・・・」
- パートナー:ソル
- ソル
- 「来いっ!」
- -ソルの召喚術-
- パートナー:キール
- キール
- 「いでよっ!」
- -キールの召喚術-
- パートナー:カシス
- カシス
- 「おいでっ!」
- -カシスの召喚術-
- アヤ
- 「いでよっ!」
- -アヤの召喚術-
- アメル
- 「すごい・・・っ!」
- ネスティ
- 「あれが・・・ 誓約者の力なのか!?」
- トリス
- 「デグレアの軍隊が 一瞬で、散り散りになっちゃった・・・」
- ガゼル
- 「今だっ! 突っこむぞっ!!」
- ジンガ
- 「よっしゃああぁっ!!」
- カザミネ
- 「拙者たちも遅れてはならんぞ! トリス殿」
- トリス
- 「ええ・・・ みんな、行くわよ!!」
- ゼルフィルド
- 「貴様タチノ仕業カ コレハ・・・」
- トリス
- 「観念なさいルヴァイド? サイジェントの街にはこれ以上、一歩だって近づけさせないから!」
- ルヴァイド
- 「・・・・・・」
- リューグ
- 「びびって、声も出ねえのかよ・・・ ルヴァイド!?」
- ロッカ
- 「待て、リューグ! 様子がおかしいぞ!?」
- ルヴァイド
- 「コロ・・・コロ・・・コロス、ロス・・・ッ
ヌガアァァァァッ!!」 - カイナ
- 「これは・・・!?」
- ルウ
- 「間違いないわ この人、悪魔にとりつかれてる!?」
- トリス
- 「なんですって!?」
- ルヴァイド
- 「コロスウゥゥ・・・ッ めるる、ぎとすサマノタメニ・・・ッ
あるみねハ・・・ コロスウゥゥゥッ!!」 - <バトル VS黒の旅団>
- ルヴァイド
- 「ガアァァァァ・・・ッ」
- リューグ
- 「なんだよ・・・? こんなのって・・・ ありかよ・・・
俺が倒したかったのは そんな無様なテメェじゃねぇぞっ!?
ちくしょおぉ・・・っ」 - ロッカ
- 「リューグ・・・」
- ネスティ
- 「君が幕を引いてやれ リューグ・・・
もう、彼を元に戻す方法はない」 - イオス
- 「殺させるものかぁっ!」
- アメル
- 「イオスさんっ!?」
- イオス
- 「ルヴァイド様は 貴様たちなんかに殺させやしないぞ!!
この人を殺す権利は僕だけにあるんだっ! 僕だけが・・・
この人を殺してもいいんだ・・・っ!!」 - ゼルフィルド
- 「いおす・・・」
- モナティ
- 「マスターっ! なんとかできないんですのぉ!?」
- アヤ
- 「悪魔を払うことは 可能かもしれません ですが・・・
この傷では、多分もう助かりません・・・」 - アメル
- 「だいじょうぶです!」
- トリス
- 「アメル・・・ まさか・・・!?」
- アメル
- 「ルヴァイドさんは 必ず、あたしの力で助けてみせます
だから・・・アヤさん お願いします!」 - イオス
- 「おまえ・・・」
- ゼルフィルド
- 「・・・・・・」
- アヤ
- 「わかりました・・・ やってみます!」
- イオス
- 「すまない・・・ 本当に・・・っ すまない・・・!」
- ≪広間≫
- イオス
- 「ルヴァイド様がおかしくなられたのは 本国の使者と出会ってからだった
黒の旅団の別動隊 召喚師部隊を率いる人物と・・・」 - カザミネ
- 「ガレアノやキュラーの元締めでござるか」
- レナード
- 「あいつらのボスなら 悪魔ぐらい人間にとりつかせたっておかしかねえぜ」
- イオス
- 「僕は無力だった・・・ あの御方の変貌を止めることもできず
ただ、遠くから見ていることしかできなかった・・・」 - ルウ
- 「しかたないわよ 悪魔に関して、君は素人だったんだし」
- フォルテ
- 「なあ、ポンコツよ? あんたは気づいてなかったのか?」
- ゼルフィルド
- 「我ハ、将ノ命令ニ従ウノミダ
ソレガ、破滅ニ続クモノデアロウト」 - ネスティ
- 「機械兵士らしい思考法だな」
- エスガルド
- 「・・・・・・」
- エドス
- 「つまり、だ そいつが今回の攻撃を仕組んだってワケか」
- ガゼル
- 「しかしよぉ・・・ なんで、味方同士で んなことするんだよ?」
- ルヴァイド
- 「味方では・・・っ ない・・・っ!」
- イオス
- 「ルヴァイドさまっ!?」
- ゼルフィルド
- 「気ガツカレタカ 我ガ将ヨ・・・」
- リプレ
- 「ちょっと、まだ歩いたらダメだって!」
- ルヴァイド
- 「ぐぅ・・・っ!」
- アメル
- 「ルヴァイドさんっ!」
- ルヴァイド
- 「アレは・・・っ あの男は・・・違うんだ・・・っ
レイム・メルギトスは人間ではない・・・
奴は悪魔だ・・・っ 本物の・・・ 悪魔だったんだ!!」 - トリス
- 「なんですって!?」
- トリス
- 「信じられない・・・ レイムさんが黒の旅団の一員だったなんて」
- イオス
- 「僕たちも、あの男が君たちと面識をもっていたとは知らなかった」
- アメル
- 「しかも、悪魔だなんて そんな・・・」
- ルヴァイド
- 「奴が話したのだ・・・得意げにな・・・
自分の本当の名は かん計と虚言を司る大悪魔メルギトスだと
禁忌の森に封じられた機械遺跡の力で・・・ 本来の力を取り戻し
再び、リィンバウムを我が物にするのだと!」 - アヤ
- 「・・・!!」
- イオス
- 「そんな・・・! では、ルヴァイド様 我が黒の旅団は・・・デグレアは!?」
- ルヴァイド
- 「利用されたのだ・・・イオス・・・
あの悪魔の都合のいいようにな!?」 - エドス
- 「あんたたちも、被害者だったんだな・・・」
- トリス
- 「許せない・・・
こんなのって、絶対許せないよっ!」 - モナティ
- 「あの時と同じですのぉ マスター・・・
バノッサさんたちとおんなじですのぉ!?」 - アヤ
- 「・・・・・・」
- パートナー:ソル
- ソル
- 「アヤ」
- アヤ
- 「わかっています ソル
あんな悲しい出来事は もう繰り返してはいけないんです!」
- パートナー:キール
- キール
- 「アヤ」
- アヤ
- 「わかっています キール
あんな悲しい出来事は もう繰り返してはいけないんです!」
- パートナー:カシス
- カシス
- 「アヤ」
- アヤ
- 「わかっています カシス
あんな悲しい出来事は もう繰り返してはいけないんです!」
- トリス
- 「約束するわ・・・ ルヴァイド
デグレアの暴走は あたしたちが絶対に止めるから
だから、安心して身体を治しなさい」 - ルヴァイド
- 「・・・・・・」
- シャムロック
- 「デグレアが、悪魔に操られていたと証明できるのは貴方だけだ
全てが終わった時 きっと、その事実が必要となる・・・」 - シオン
- 「それが、貴方にできる唯一の罪滅ぼしではありませんか?」
- ルヴァイド
- 「・・・すまん」
- リプレ
- 「さあ、後はみんなに任せて、貴方はベッドで休まなくちゃ・・・」
- アヤ
- 「リプレさん・・・」
- リプレ
- 「わかってるよ? 留守のことなら心配しないで」
- フィズ
- 「あたしたちだって いつまでも子供じゃないんですからね」
- アルバ
- 「オイラたちに任せてくれよ!」
- ラミ
- 「トリスおねえちゃんたちをたすけてあげて・・・ ・・・ね?」
- ガゼル
- 「おまえら・・・」
- ガウム
- 「きゅーっ!」
- モナティ
- 「ガウムも、任せて! って言ってますの」
- リプレ
- 「そういうこと だから・・・
思いっきりやっちゃいなさいっ!」 - ≪玄関ホール≫
- ギブソン
- 「来てくれたか・・・アヤ」
- ミモザ
- 「本当だったら、歓迎パーティーのひとつもしたいとこだけど
街の様子は・・・ 見てくれたわよね?」 - エドス
- 「かなりの騒ぎになっているようだな」
- アカネ
- 「まさに、ハチの巣を突っついたって感じ?」
- ギブソン
- 「ここに至って、ついに聖王から正式な開戦の布告が出されたんだ」
- フォルテ
- 「遅いっつーの・・・ あのクソおやじ・・・」
- シャムロック
- 「フォルテさまっ!」
- レイド
- 「戦況は良くないのか?」
- ギブソン
- 「ああ、ファナンまでが陥落してしまった」
- モーリン
- 「なんだって!?」
- ミニス
- 「そ、それじゃ・・・ お母さまはっ!?」
- ミモザ
- 「心配ないわよ ファナンの人たちは徹底抗戦より、確実に逃げる道を選んだの
聖王都の軍と合流して 反撃に出るためにね」 - ミニス
- 「よかったあ・・・」
- キムラン
- 「安心しな、ミニス あの人が本気になりゃ 俺たちが束になっても勝てねぇんだからよ」
- モーリン
- 「でも、気にくわないよ あたいたちの街がデグレアに乗っ取られちまったなんて!」
- イムラン
- 「そのとうりだッ!!
金の派閥の総本部に 辺境の野蛮人ごときが薄汚れた足のままで踏みこむとは・・・
憎いッ!憎いッ!! あ~っ、憎らしいッ!」 - ギブソン
- 「イムラン・マーン? 貴方まで、どうしてここに・・・!?」
- イムラン
- 「どうもこうもあるか これは外交問題だッ!
我が街がこうむった損害を、デグレアに弁償させるまで・・・
断固抗議だッ! 抗議あるのみだッ!!」 - アヤ
- 「と、いう理由なんです はい・・・」
- ルウ
- 「それより、ねえ ルヴァイドが言ってたことなんだけど」
- ミモザ
- 「レイム・メルギトスのことね・・・」
- ギブソン
- 「君たちが機械遺跡から書き写してきた碑文に メルギトスという名はたしかにあった
彼の言葉は、信ずるに値すると私は思う」 - ネスティ
- 「やはり・・・」
- アメル
- 「だとすれば あたしたちのやるべきことはひとつです」
- トリス
- 「機械遺跡を破壊し メルギトスの野望を打ち砕く・・・
二度と、こんなことを起こさせないように!」
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