【夜会話】アルディラ(アティVer.)

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スターライト様/夕焼け空様

第3話 はぐれ者たちの島(???)

アティ
「・・・はい?」
スカーレル
「センセ、お客さんよ」
アティ
「お客さん、ですか?」
スカーレル
「うふふっ 会えばわかるわよ」
アルディラ
「・・・・・・」
アティ
「アルディラさん!?」
アルディラ
「あげるわ・・・」
アティ
「え?」
「幸運の指輪」を手に入れた!
アルディラ
「さっきのお礼よ 借りは、借りだから」
アティ
「あっ・・・ ありがとう、ございます・・・」
アルディラ
「すくなくとも、貴方はあの兵士たちとは違う
そけだけは、認めてあげるわ・・・」
わざわざ、このために訪ねてきてくれたんだ あの人・・・

第4話 海から来た暴れん坊

アティ
「いろいろありましたけど これでようやく仲良くなれそうですね」
アルディラ
「そう簡単にいくとは思えないけど
島のみんなが、貴方たちへの警戒を解きつつあるのは確かみたいね」
アティ
「それだけでも充分です
会って、話をすることができるんですもの」
アルディラ
「貴方みたいな人は人間の中でも、本当に珍しいタイプね
あきれるぐらいに物事をまっすぐに見る
懐疑をもとうとしない」
アティ
「よく叱られてました
お前は、お人好し過ぎだぞ、って
いつか、だまされて痛い目を見るぞ!なんて言われたりもしましたっけ・・・」
アルディラ
「その意見には、私も大いに賛同するわ
だけど・・・ そういうのってキライじゃないわよ?
論理的な思考をする融機人には総じて生じにくい、感情の発露だものね」
アティ
「は、はあ・・・」
好意をもってくれているってことだけは間違いないですよね きっと・・・

第5話 自分の居場所

アルディラ
「帝国軍の、アズリアだったかしら?
本格的に、あいつらは敵に回ったわね・・・」
アティ
「はい・・・ 私が、剣を持っていることもバレちゃいましたし・・・」
アルディラ
「結果論よ 気にしないで
貴方がいなくても以前の私たちだったら迷わず、戦っていた
むしろ、貴方がいてくれたから、ここまで戦端を開かずにすんだ
すくなくとも、私はそう思っているわ」
アティ
「アルディラさん・・・」
アルディラ
「だけど、貴方は平気なの?
彼女は、貴方の知り合いでしょう?」
アティ
「まだ、必ず戦うって決まったわけじゃないですから
なんとか話をして戦わずにすませられるようにしてみます」
アルディラ
「いかにも、貴方らしい考え方だわね・・・」
彼女だったらきっとわかってくれる きっと・・・!

第6話 招かざる来訪者

機霊ルート

アティ
「前から、気になっていたことが、ようやくわかって安心しました」
アルディラ
「?」
アティ
「アルディラさんが、普段何を食べてるかってことですよ」
アルディラ
「・・・・・・」
アティ
「だって、融機人って生き物と機械の中間の生命体ですから・・・」
アルディラ
「もしかして、私が他の同朋たちのように、電気やオイルを動力にしてると思ってた?」
アティ
「はい」
アルディラ
「・・・っ!」
(バシッ)
アティ
「あうっ!?」
アルディラ
「融機人について、ちゃんと理解してるの? 機械と融合した人って意味なのよ?
まったく・・・
それは、確かにそういうものだけでも、機能を維持することはできるけど・・・」
アティ
「ねえ、アルディラさん さっきの、遺跡での話なんですけど・・・」
アルディラ
「ごめんなさい そのことについては今は、触れないで」
アティ
「え?」
アルディラ
「ファルゼンに知られてしまった以上は、多分 なんらかの処罰が私にくだされるでしょうね
そうなった時、貴方に累が及んでしまったら それこそ、私のしたことは無駄になるわ」
アティ
「アルディラさん・・・」
アルディラ
「身勝手でごめんなさい」
アティ
「いいんですよ! それより私にできることがあったら遠慮しないで言って下さい
私のせいで、貴方が罰を受けるのなんておかしいですから」
アルディラ
「優しいのね・・・
その気持ちだけ 受け取っておくわ」
アルディラさん・・・

第7話 すれ違う想い

アルディラ
「もし、正面から戦っていたなら
勝ったのはおそらく帝国軍だったでしょうね・・・
アズリアという女が構築していた布陣はそれほど完璧だった
貴方は最初からそのことを予想していたんじゃなくって?」
アティ
「そんな・・・ 買いかぶりですよ
私はただ、無意味な戦いを避けたかっただけ・・・
彼女の思惑が外れたのは、偶然の結果です」
アルディラ
「そう・・・ それじゃ、そういうことなんでしょうね
でも、そのおかげで犠牲を出さずにすんだこと、私は忘れないわ
貴方の、身勝手がみんなの命を救っていたことをね・・・」
まいったな・・・

第8話 卑怯者

アルディラ
「スキャンの結果は特に問題はなしよ
倒れた原因は疲労 しばらくは安静が必要だって」
アティ
「ありがとうございます わざわざ、お見舞いにきてくれて」
アルディラ
「見舞い・・・ねえ?
どちらかといえば、ひっぱたいて思いっきり説教してやりたい気分なんだけど」
アティ
「う・・・っ」
アルディラ
「まったく、どうして貴方は、もっと自分を大事にしないの!?
一歩間違ったら殺されていたのよ?」
アティ
「ごめんなさい・・・」
アルディラ
「謝るくらいなら自重してちょうだい
今日のところは帰るけど・・・
次の診察の時に、クノンと二人で徹底的にしぼってあげるから覚悟しときなさい」
アティ
「あう・・・っ!?」
なんか、別の意味で治療を受けに行きたくないかも・・・

第9話 先生の休日

鬼獣ルート

アティ
「それにしても、昼間のアルディラには驚きました」
アルディラ
「え?」
アティ
「まさか、水遊びに加わってくるなんて思わなかったですよ」
アルディラ
「たまには、私だってハメを外したい時もあるわよ・・・
貴方が知らないだけで、私にだって色々と悩みはあるんだから」
アティ
「そっか・・・
それじゃ、今日はアルディラにとってもいい息抜きでしたか?」
アルディラ
「まあね?」
アティ
「また、みんなでああして遊びにでかけられるといいですね
楽しい思い出、いっぱい作るために」
アルディラ
「うん、そうね・・・」
(アルディラ)でも・・・それでもね・・・消すことができないものはあるのよ・・・

機霊ルート

アルディラ
「昼間のこと?」
アティ
「うん、なんだか余計なことを話させちゃった気がして
きちんと謝っておきたかったんです」
アルディラ
「・・・あのね
わざわざ、そうやって蒸し返したら、逆効果になるって考えには至らなかったの?」
アティ
「あ・・・
そ、そそっ、そういうつもりじゃないんです ごめんなさいっ!」
アルディラ
「わかってるわ 一応、釘刺しただけ 別に気にしないわ
まったく・・・
あの場所には、前からずっと行きたいと思っていたのよ
だけど、一人ではね やっぱりこわかったの
あんなふうに感傷的になっちゃうことがわかっていたから」
アティ
「それで、私たちと・・・」
アルディラ
「ええ、おかげでマスターが好きだった景色を見られたわ
そのうえに、私なりの思い出を刻むこともできた・・・
貴方たちと一緒にね?」
アティ
「そっか・・・」
アルディラ
「今日のこと、きっと私は忘れないわ しっかり記憶に焼きつけておくから」
アティ
「今日だけじゃなくて 思い出は、これからも増やしていきましょうよ
あふれ出すくらいいっぱいに、ね?」
アルディラ
「そうね・・・ そうだと・・・ いいわよね・・・」
(アルディラ)でも・・・ それでもね・・・ 消すことのできないものはあるのよ・・・

第10話 もつれあう真実

機霊ルート

アティ
「気持ちの整理をつけるまで、会うことはできない、か・・・
(無理もないですね 私だって、何度もためらって、ここまで来たんだから・・・
せめて、今夜ぐらいはそっとしておいてあげましょう・・・)」

第11話 昔日の残照

鬼獣ルート

アルディラ
「遺跡の復活、か・・・
私たちの知らないところで あの二人が、そんな対立をしていたなんてね」
アティ
「黙ってて、ごめんなさい」
アルディラ
「謝る必要はないわ 貴方はむしろ、巻き込まれた側の人間なんだもの
でも・・・
正直、複雑な心境ね 同じ護人を名乗っていながら
私達は本当の意味での信頼関係を、築けてなかったのかもしれない・・・」
アティ
「アルディラ・・・」
アルディラ
「全ては、彼らの口からきちんと話を聞いてからだわ
そのうえで、改めてお互いのあり方を変えていく必要がありそうね
貴方達のように、なんでも相談する事ができる関係になれるようにね」
アティ
「ええ
きっと、そうなれますよ!」
だって、もう、それを邪魔してた過去の壁は取り払われたんだから!

機霊ルート

アティ
「さっきはありがとう
貴方が力を貸してくれなかったら私は多分、助からなかった」
アルディラ
「お礼なんて・・・ そもそも私は、貴方を犠牲にしようとしたのよ?
なのに・・・」
アティ
「それでも 助けてもらったことに変わりはないですよね?」
アルディラ
「アティ・・・」
アティ
「過去のことは忘れようなんて、口では簡単に言えちゃうけど
忘れられないことは誰だってありますし、起きた出来事までは消しようがないもの
だから、誰もがこだわりをもって生きているんだって私は思ってるんです」
アルディラ
「・・・・・・」
アティ
「こだわってきた自分まで否定しなくてもいいじゃありませんか?
貴方が必死だったのは 周りにいた私たちだってちゃんとわかっています
過去に引きずられて今を見失うのはよくないことですけど
ちゃんと前を見て進んでいけるのなら、こだわったって構わないと思うんです」
アルディラ
「そうね・・・
いきなり、全てを作り替えるなんてことできないものね」
アティ
「抱えているものを捨てろなんて、無理は言いません
ただ、これからは私たちも一緒になって支えてあげられると思うから・・・
手伝わせて、ね?」
アルディラ
「ありがとう アティ
その言葉だけで すごく気持ちが楽になった気がするわ
本当に・・・」
約束ですよ・・・ アルディラ・・・

第12話 黄昏、来たりて

アルディラ
「あの時に見た光景と同じだったわ
過去の戦いで見てきた光景と同じだった なにもかもが真っ赤に染まって・・・
苦しむ者の声と、それを嘲笑う者の声が、幾重にも反響して忘れられない・・・」
アティ
「あれは・・・ ひどすぎました・・・」
アルディラ
「あんな日々を、再び繰り返させるわけにはいかないわ
じゃないと あの人のやってきたことの全てが無駄にされてしまう!
そけだけは、絶対に許せないから・・・
戦うわ・・・ 護人として、彼らを野放しにはできない」
アティ
「アルディラ・・・」
アルディラ
「憎しみ理由に戦うなんて 貴方にすれば、許し難いことなのかもしれないけど
今度ばかりは、本気でいかせてもらうから
止めても、無駄よ」
止めたいけど・・・ そんな権利、私にはないんですよね・・・

第13話 断罪の剣

機霊ルート

アルディラ
「今にしてみれば 全てが、必然だったと理解できるわ
遺跡の封印が失敗したのも結界が消滅したのも、全てあの男の仕業
遺跡が沈没したのもイスラという新たな鍵を手にすることができたから・・・
うかつだった・・・」
アティ
「仕方がないですよ 私だって、予想もつきませんでしたし・・・
悔やむより、これからどうするかを考えましょう」
アルディラ
「そうね・・・
剣の激突は封印の解放につながる、か あり得ない話じゃないわ
実際、貴方が剣を使うことによって、過去の亡霊たちが次々と復活したんだもの
それは、彼らの魂を縛りつけている、島の力の復活も意味しているのだから
あの地震も、きっとその兆候のひとつね
彼と貴方が戦えば その進行は、加速度的に増していくわ・・・」
アティ
「だけど、戦わないわけにはいきませんよね・・・
イスラは剣の力を使うことに、なんのためらいもないんです
際限なく力を引き出して きっと封印を壊してしまう
それを止めることは 多分、同じ力の剣をもつ私の役目のはずだから・・・」
アルディラ
「アティ・・・」
アティ
「心配しないでください 要は、私が使う力をできるだけ抑えればいいんですから」
アルディラ
「手加減して勝てる相手じゃないわ!」
アティ
「でも、そうしないと島のみんなを守れなくなっちゃいますから」
アルディラ
「・・・!」
アティ
「だったら、やってみせます 絶対に・・・」
アルディラ
「どうして・・・ どうして、貴方はそこまでして私たちを・・・」
アティ
「好きだから、かな・・・
この島の暮らしも、みんなのことも、私、大好きなんです 大切なんです・・・
だから、守りたいの」
アルディラ
「アティ・・・」
だいじょうぶ きっと、なんとかしてみせるから

第15話 ひとつの答え(好感度・通常)

アルディラ
「なにはともあれ、無色の侵攻を止めることができて、めでたしね」
アティ
「それはいいんですけど アルディラ・・・」
アルディラ
「ん、なに?」
アティ
「無茶するなって、さんざん人に説教しといて どうしてあんな無茶したんですか?」
アルディラ
「あ、えっと・・・ あれは、その・・・ ね、ねぇ?」
アティ
「笑って、ごまかそうなんて思っているんだったら本気で怒りますよ」
アルディラ
「う・・・っ
ごめんなさい・・・」
アティ
「私のために戦おうとしてくれたことは うれしかったけど
あんなふうに、お互いに心配をかけるようなことは、もうやめにしましょうね?
守るのも、守られるのも すぐ側にいなくちゃ 満足にできなくなるから・・・
あとは、イスラから紅の暴君を取り戻せば この戦いも、終わりですね」
アルディラ
「そうね・・・ だけど、そう簡単にはいくとは正直思えないわ
生まれ変わった貴方の剣は、島の意志を目覚めさせるものではなくなったけれど
イスラの剣はそうじゃない 追いつめられた彼が 際限なく紅の暴君の力を使えば
封印が砕け散ってしまうかもしれない・・・」
アティ
「だいじょうぶですよ そんなこと、絶対にさせませんから・・・
力づくで否定して、打ち負かすために 私は戦うんじゃない
わかりあうために戦うの わかってもらえるまで、何度でも・・・
そのために、私はもう一度あの剣を手にしたんだもの!」
アルディラ
「そうだったわね・・・
信じるわ・・・ 貴方のことをね・・・」

第15話 ひとつの答え(好感度・大)

アルディラ
「なにはともあれ、無色の侵攻を止めることができて、めでたしね」
アティ
「それはいいんですけど アルディラ・・・」
アルディラ
「ん、なに?」
アティ
「無茶するなって、さんざん人に説教しておいて、どうしてあんな無茶したんですか?」
アルディラ
「あ、えっと・・・ あれは、その・・・ ね、ねぇ?」
アティ
「笑って、ごまかそうなんて思っているんだったら本気で怒りますよ?」
アルディラ
「う・・・っ ごめんなさい・・・」
アティ
「私のために戦おうとしてくれたことは、うれしかったけど
あんなふうに、お互いに心配をかけるようなことは、もうやめにしましょうね?
守るのも、守られるのも すぐ側にいなくちゃ、満足にできなくなるから・・・
あとは、イスラから紅の暴君を取り戻せば この戦いも、終わりですね」
アルディラ
「そうね・・・ だけど、そう簡単にはいくとは正直、思えないわ
生まれ変わった貴方の剣は 島の意志を目覚めさせるものではなくなったけれど
イスラの剣はそうじゃない 追いつめられた彼が、際限なく紅の暴君の力を使えば
封印が砕け散ってしまうかもしれない・・・」
アティ
「だいじょうぶですよ そんなこと、絶対にさせませんから・・・
力づくで否定して、打ち負かすために、私は戦うんじゃない
わかりあうために戦うの わかってもらえるまで 何度でも・・・
そのために、私はもう一度あの剣を手にしたんだもの!」
アルディラ
「そうだったわね・・・ 信じるわ・・・ 貴方のことをね・・・」
アティ
「アルディラ・・・」
アルディラ
「でも、こうやって貴方と話をするのも、これが最後かもしれないわね・・・」
アティ
「え?」
アルディラ
「もともと、貴方たちは 剣を巡る事件に巻き込まれてことにとどまっていただけ
帰るべき場所もあれば そこでやらなくちゃいけないことだって、残っている
そうでしょう?」
アティ
「ええ・・・」
アルディラ
「貴方たちがこの島に来て ずいぶん、私たちも変わったわ・・・
最低限の交流しか好まなかった集落の住人たちが、ひんぱんに交流するようになった
以前なら、気味悪がられていたこのラトリクスにさえ、病気の治療にやって来る者もいる
おかげで、私やクノンもずいぶんとまるくなったわ」
アティ
「アルディラ・・・」
アルディラ
「だから、心配しなくていいのよ 私たちはもう、貴方なしでもちゃんと、やっていける
だから・・・」
アティ
「だからって、私が邪魔になるわけじゃないでしょう?」
アルディラ
「え・・・」
アティ
「私が望むのなら、この島にずっといても、構わないですよね?」
アルディラ
「アティ・・・ あなた・・・」
アティ
「そうしたいんです、私は
ベルフラウのことや故郷のみんなのこと それが全部、片づいたなら
もう一度、この島に戻ってきたいんです・・・
だって、ここはもう私にとって、自分の家みたいな場所なんだもの」
アルディラ
「アティ・・・」
アティ
「そういうわけだから アルディラ、ちょっとの間留守番、お願いね
ちゃんと、戻ってくるから」
アルディラ
「わかったわ・・・
貴方が帰ってくるまでに もっと、この島を居心地のいい場所にしてといてあげる」
アティ
「うん、楽しみにしてるからね」

エンディング(好感度・通常)

アルディラ
「それで、家庭教師の仕事は結局、どうなったの?」
アティ
「はい、おかげさまでアリーゼは無事に合格できました」
アルディラ
「よかったわね・・・」
アティ
「保護者として、入学式にも参列してきたんですけど
あの子、新入生の総代として挨拶することを私に内緒にしてて、驚いちゃって」
アルディラ
「へえ・・・ すごいじゃない」
アティ
「立派に挨拶を読みあげるあの子の姿を見ていたら
なんだか、昔の自分の姿を思い出して ちょっとだけ泣けちゃいました・・・」
アルディラ
「私も、見たかったわね その時の様子・・・」
アティ
「長期休暇になったら、こっちに遊びに来るからよろしくですって」
アルディラ
「楽しみね・・・ クノンも、きっと喜ぶわ」
アティ
「その頃には、カイルさんたちもまた、島に顔を出すって言っていたから・・・
よかったら、アルディラも工船都市まで、一緒に迎えにいこうよ?」
アルディラ
「え、でも・・・」
アティ
「剣の持ち主である、私が一緒なら 島の外に出ても不自由はないんでしょう?
見てほしいの
私たちが暮らしてきた、海の向こうに広がっている色んな場所を・・・」
アルディラ
「アティ・・・」
アティ
「きっと、楽しい旅になるはずだから・・・ね?」
アルディラ
「そうね・・・
ちょっと不安だけど・・・ でも、貴方が一緒だったら悪くないかもね・・・」
変わることを恐れてはいけない 私にそう教えてくれたのは貴女だもの、ね

エンディング(好感度・大)

アルディラ
「それで、家庭教師の仕事は結局、どうなったの?」
アティ
「はい、おかげさまでベルフラウは無事に合格できました」
アルディラ
「よかったわね・・・」
アティ
「保護者として、入学式にも参列してきたんですけど
あの子、新入生の総代として挨拶することを、私に内緒にしてて、驚いちゃって」
アルディラ
「へえ・・・ すごいじゃない」
アティ
「立派に挨拶を読みあげるあの子の姿を見ていたら
なんだか、昔の自分の姿を思い出して、ちょっとだけ泣けちゃいました・・・」
アルディラ
「私も、見たかったわね その時の様子・・・」
アティ
「長期休暇になったらこっちに遊びに来るからよろしくですって」
アルディラ
「楽しみね・・・ クノンも、きっと喜ぶわ」
アティ
「その頃には、カイルさんたちもまた、島に顔を出すって言っていたから・・・
よかったら、アルディラも工船都市まで、一緒に迎えにいこうよ?」
アルディラ
「え、でも・・・」
アティ
「剣の持ち主である、私が一緒なら、島の外に出ても不自由はないんでしょう?
見てほしいの 私たちが暮らしてきた海の向こうに広がっている色んな場所を・・・」
アルディラ
「アティ・・・」
アティ
「きっと、楽しい旅になるはずだから・・・ね?」
アルディラ
「そうね・・・
ちょっと不安だけど・・・ でも、貴方が一緒だったら悪くないかもね・・・」
アティ
「だけど、こうして星空を見あげていると、すごく実感しますよ・・・
本当に、私・・・ 帰ってきたんだなあ、って」
アルディラ
「それは、私たちだって同じことよ
貴方が帰ってくるのをみんな、本当に楽しみに待っていたんだから」
アティ
「歓迎会のはしゃぎっぷりを見れば、わかりますよ
放っておいたら、みんな朝まで、騒いでそうな勢いでしたもんね」
アルディラ
「酔い潰れた男連中の世話でクノンも、てんてこまいだったものねえ」
アティ
「あとで、様子を見にいってあげようか?」
アルディラ
「そうね・・・
それにしても・・・ 仕方がないこととはいえ 随分と待たされたわ
そのぶんの埋め合わせはこれから、きちんとしてもらわなくちゃね?」
アティ
「うん、そのつもりです
学校も、早く再会したいし ジャキーニさんに任された畑の世話だってしなくちゃ」
アルディラ
「がんばりすぎて、また倒れちゃうのはダメよ
ずっと、ここで暮らすのなら慌てる必要なんてないわ そうでしょう?」
アティ
「でもでも、ずっと楽しみにしてたから、つい、はりきりたくなっちゃうんですよ
うーん・・・ 早く、明日にならないかなあ」
アルディラ
「ふふふっ、やっぱり貴方はちっとも変わっていないわね」
アティ
「なんだか、改めて言うのも照れくさいけど・・・
これからもよろしくね?」
アルディラ
「ええ、もちろんよ」
一緒にがんばりましょう あの人や貴方が望む楽園を いつか現実のものにしてみせるために ね?
「楽園はすぐ側に」

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