雪鈴様
第5話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「こんばんは、ファラさん。探しましたのよ。」
- ファラ
- 「私を?」
- エルナディータ
- 「ええ、あなたに聞いておきたい事がありますの。
コホン。単刀直入にいきますわ。
ファラさん、ディラン様との仲はどーなってますの?」 - ファラ
- 「仲って・・・。」
- エルナディータ
- 「わたくし、まだ皇帝夫人の道を諦めてませんのよ。
ですから、そこんとこハッキリさせて欲しいんですわ!」 - ファラ
- 「エルナディータさん、私とディランはそんな仲じゃないよ。」
- エルナディータ
- 「本当ですわね?」
- ファラ
- 「うん、本当だよ。ただ、小さなころからずっと一緒にいて、
お互いの事をよく知っていて、すごく仲がいいってだけなんだから。」 - エルナディータ
- 「小さなころからずっと一緒で、お互いの事をよく知ってて、
すごく仲がいいですって・・・。」 - ファラ
- 「そう、それだけなんだから。」
- エルナディータ
- 「ムキーーー!それだけあれば十分ですわ!
ファラさん、わたくし負けませんから!
絶対に絶対に絶対に、負けませんから!!!」 - ファラ
- 「エルナディータさん、どーしちゃったのかな?」
- エルナディータ
- 「あなたには、負けませんわよ!」
第6話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「ファラさん・・・、あの何て言うか・・・その・・・。」
- ファラ
- 「どうしたの?」
- エルナディータ
- 「えーい、こうなったらハッキリ言いますわ!
感謝・・・してますわよ。」 - ファラ
- 「えっ?」
- エルナディータ
- 「王都に、わたくし達を助けにきてくれた事ですわ。」
- ファラ
- 「何だ、その事だったんだ。」
- エルナディータ
- 「あのままでしたら、反逆者として帝都に送られるところでしたわ。
本当に・・・感謝してますわ。
で~~~も~~~!!! だからって、ディラン様は渡しませんわよ!」 - ファラ
- 「渡すって・・・、何を言ってるの?」
- エルナディータ
- 「今日の恩は、明日の戦いでキッチリとお返しします!
わたくし、大活躍しますから、それでおあいこって事でいいですわね!」 - ファラ
- 「相変わらず元気ね、エルナディータさん。フフ、すごく頼もしいな。」
- エルナディータ
- 「借りっぱなしじゃ、済ましませんわ。」
第7話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「こんばんは、ファラ王女様。ステキな星空ですわね。
でもそれも、ファラ王女様の美しさの前ではかすんでしまいますわ。
おーっほっほっほっほ。」 - ファラ
- 「ど、どうしちゃったんですか? 急にそんなお世辞を言い出すなんて。」
- エルナディータ
- 「仕方ありませんわ。これも将来の外交のためですもの。」
- ファラ
- 「え?」
- エルナディータ
- 「ファラさんも、こうやってセレスティアの女王様になるわけですし、
友好な関係を築いておかなければって思いましたの。
これも、未来の皇帝夫人としての努めですわよ。」 - ファラ
- 「せっかくだけど、私女王にはならないと思う。だって、自信ないもの。」
- エルナディータ
- 「ファラさん、何をおっしゃってますの?
自信というものはですね、努力してつけていくものですわよ。
わたくしも、最初にディラン様の許婚だと知らされた時は、
不安で不安で、たまりませんでしたわ。
でも、花嫁修業としてお茶やお花やナイフ投げをがんばっているうちに、
だんだんと、自信がついてきたのですわ。」 - ファラ
- 「そうだったんだ。」
- エルナディータ
- 「それでは、ファラ王女様、おやすみなさいませ。
おーっほっほっほっほ。」 - ファラ
- 「自信は、努力してつけていくもの・・・か。
ありがとう、エルナディータさん。」 - エルナディータ
- 「ファラさん、ファイトですわよ。」
第8話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「ファラさん。本当に、ごめんなさい。」
- ファラ
- 「えっ?どうしたの、いきなり謝るなんて。」
- エルナディータ
- 「帝国が、ファラさんのお兄様を洗脳していたなんて・・・。
わたくし、ちっとも知りませんでした。
本当に、申し訳なく思いますわ。」 - ファラ
- 「そんな、エルナディータさんが悪いんじゃないよ。
だから、謝らなくても・・・。」 - エルナディータ
- 「そうはいきませんわ!
反逆者になったとはいえ、わたくしは帝国の人間です。
それに、将来は帝国の皇帝夫人になる予定ですのよ。
この恥ずべき行為を黙ってるなんてできませんわ。
ファラさん、お兄さんを取り戻しますわよ。
洗脳なんてパパパッて解いて、元のノイン王子に戻ってもらえばいいですわ。
そのためのお手伝いなら、わたくし、いくらでもいたしますわ!」 - ファラ
- 「ありがとう、エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「必ずお兄様を取り戻してみせますわ。」
第9話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「うふふふふふ。」
- ファラ
- 「どうしたの?幸せそうな顔しちゃって。」
- エルナディータ
- 「だって、ものすごく寝心地がいいんですもの。
ムームーさんが寝返りしてちょっと目が覚めちゃいましたけど・・・。
ハインラインさんのフカフカの毛は高級毛布にも負けませんわ。」 - ファラ
- 「良かったですね。」
- エルナディータ
- 「だけどどうしてファラさんは起きてらっしゃるの?
はっ、もしかしてこのフカフカでもまだ物足りないと・・・。
女王である自分はこんなフカフカじゃ満足できないと・・・。」 - ファラ
- 「ううん、そんな事ないって。ただ、星空を見てただけで。」
- エルナディータ
- 「ムキーーー!!!わたくしだって負けませんわ!
いつかきっと、こんなフカフカでは満足しない女になってみせますわ!」 - ファラ
- 「ちょっと、エルナディータさん・・・。
何だか、おかしな勘違いをされちゃったみたいだな。
ハインライン様の毛並み、フカフカで私は大好きなのにね。」 - エルナディータ
- 「わたくし、絶対に負けませんわよ!」
第10話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「また、ファラさんにおいしいとこを持ってかれてしまいましたわ。」
- ファラ
- 「えっ?」
- エルナディータ
- 「宝珠を使って、みんなの危機を救うなんて・・・。」
- ファラ
- 「違うよ、あれは勝手に宝珠が光って、あくり~んちゃんが。」
- エルナディータ
- 「言いわけは結構ですわ!わたくしだって、宝珠さえ持ってたら!」
- ファラ
- 「だったら、エルナディータさんが持ってみる?」
- エルナディータ
- 「えっ?」
- ファラ
- 「だから、宝珠をエルナディータさんが持ってみない?」
- エルナディータ
- 「まあ、ファラさん。わたくし、あなたの事を誤解してましたわ。
とっても、ステキな方でしたのね。
ええ、ええ、持たせていただきますとも。
今度、ディラン様が危ない目にあった時は、
このわたくしが宝珠を使ってお救いするのですわ。
あ、でもそうなるとあくり~んさんみたいなのが出てくるって事ですわね。
わたくしが、おねーたま おねーたまってべったりされて・・・。」 - ファラ
- 「どうかしたんですか?エルナディータさん」
- エルナディータ
- 「あ、やっぱり宝珠はファラさんにお任せしますわ。
わたくし、まだ子育てには自身がありませんもの~!」 - ファラ
- 「子育て?」
- エルナディータ
- 「子育てなんて、まだ無理ですわ!」
第11話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「ファラ・・・さん。」
- ファラ
- 「もしかして、泣いてるんですか?」
- エルナディータ
- 「な、泣いてなんかいませんわ!
そんな簡単に涙を流すようでは、皇帝婦人にはなれませんもの!」 - ファラ
- 「でも・・・。」
- エルナディータ
- 「泣いてないって言ったら泣いてませんのおおおお!
えぐっ、うぐっ。」 - ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「だ、だって仕方ないじゃありませんか!
帝国が、ファングさんにあんなヒドイ事をしてたって聞いてしまったんですもの!
わたくしの国が、そんなヒドイ国だって知ってしまったんですもの!
なのに、わたくしときたらそんな帝国をずっと誇りにしてきたなんて。
情けなくて悔しくて、泣けてしまいますのー!えぐっ、うぐっ。」 - ファラ
- 「だったら、誇りに思えるような国にすればいいんだよ。帝国を。」
- エルナディータ
- 「えっ?」
- ファラ
- 「この戦いに勝って帝国を変えましょう。
もう誰もランカスタの民を嫌わない、そんな国に。」 - エルナディータ
- 「でも、そんな事できるはずが。」
- ファラ
- 「ううん、きっとできるよ。だって、私たちには仲間がいるんだもん。
一緒に、がんばりましょ。」 - エルナディータ
- 「そーですわね。そんな帝国 わたくしがちゃっちゃと変えてしまえばいいのですわ!
そうと決まったら、夜ふかししてる場合じゃありませんわ。
ありがとう、ファラさん。」 - エルナディータ
- 「わたくしとファラさんは、無敵のコンビですわ!」
第12話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「ファラさん、まずは、おめでとうと言わせていただきますわ。
無事に、お兄様が戻ってらしたんですもの。」 - ファラ
- 「ありがとう、エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「それと、もうひとつ。お疲れ・・・様でしたわ。」
- ファラ
- 「えっ?」
- エルナディータ
- 「お兄様が戻ってらしたから、国王を代わるおつもりなのでしょう?
だから言ってるんですわ。お疲れ様でしたわって。
ファラさん、ちゃんと女王をやってましたわよ。
もし、ファラさんが女王でなかったら、どうなっていた事か・・・。
悔しいですけど、ファラさんは立派で、りりしかったですわ。」 - ファラ
- 「ありがとう、そう言ってもらえるなんてすごくうれしいな。」
- エルナディータ
- 「でもでもでもでも!だからってわたくしの負けって事じゃありませんから!
ファラさんよりも、もっと立派でりりしいレディーになりますのよ!楽しみにしててくださいませ。」 - ファラ
- 「フフフ、うん。私、楽しみにしてるね。エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「わたくし、あなたには負けませんから。」
第13話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「ファラさん、あなたにはガッカリしましたわ。
勝手に逃げ出して、こんな所にいるんですもの。
さ、お城に戻りますわよ。」 - ファラ
- 「・・・私、もうがんばれないよ。
だから、お城には戻らない。」 - エルナディータ
- 「何を、おっしゃってるんですの!?
あなたは今、王国の女王なのですわよ!
ノイン王子から、この国の未来を託されているんですのよ!」 - ファラ
- 「・・・・・・・・・。」
- エルナディータ
- 「ファラさん、ノイン王子のためにも、立ち上がって!
このわたくしでよければ、いくらでも力をお貸ししますわ!」 - ファラ
- 「あり・・・がとう。
そう・・・よね。こんなんじゃ、お兄様にしかられちゃうわね。
私、お城に戻るわ。」 - エルナディータ
- 「そうこなくっちゃですわ。」
- エルナディータ
- 「それでこそ、わたくしのライバルですわ。」
第14話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「ふぅ・・・。」
- ファラ
- 「どうしたの?ため息なんかついちゃって。」
- エルナディータ
- 「わたくし、とってもとってもショックを受けてますの。」
- ファラ
- 「ショック?」
- エルナディータ
- 「ご存知のとおり、わたくしはラディウスに一度斬られそうになりましたわ。
それからずっと、わたくしの中であの男は、
いけすかない男ナンバー1だったのですわ。」 - ファラ
- 「はあ。」
- エルナディータ
- 「それが、いけてる男ナンバー1のディラン様と同じ顔をしてたなんて・・・。
こんなにもショックな出来事って、ありませんわ!」 - ファラ
- 「そんなに、気にしなくてもいいと思うな。
いくら顔は同じでも、ふたりは全然違うんだから。
それに、確かによく似てるけど、見分けはつくでしょ?」 - エルナディータ
- 「えっ!?」
- ファラ
- 「だって、雰囲気が全然違うもの。」
- エルナディータ
- 「そんな・・・あってはならぬ事ですわ・・・。
ファラさんに見分けがついて 未来の花嫁であるわたくしができないなんて。」 - ファラ
- 「そんな大した事じゃないよ。ただ、ディランとは昔から一緒だから何となく・・・。」
- エルナディータ
- 「ムキーーー! ムキキー! わたくし、負けませんから!
絶対に、見分けがつくようにしてみせますから!!!」 - ファラ
- 「ディランの顔にしるしでもつけるつもりなのかな?」
- エルナディータ
- 「ムキー、絶対に負けませんわ!」
第15話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「とうとう、明日は帝国との決戦ですわね。
正直、わたくしは不安ですわ。
だって、帝国の強大さをわたくしは知ってますもの。
わたくしの、国なのですから。」 - ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「でも、わたくし負けるなんて思ってませんわ。
そう、ファラさんあなたと一緒なら。」 - ファラ
- 「えっ!?」
- エルナディータ
- 「これまで、照れくさくてなかなか言えなかったのですけど・・・。
わたくし、あなたの事、ホンットにすごいと思ってますのよ!
最強のライバルであり、最高の親友だと、思ってますわ。」 - ファラ
- 「ありがとう。私も、あなたの事、親友だって思ってる。」
- エルナディータ
- 「・・・ファラさんにそう言っていただけるなんて、うれしいですわ。
こうなったら、もう怖いものはありませんわよ!
超キュートなわたくし達ふたりの魅力で、帝国なんてポポイのポイですわ!」 - ファラ
- 「何だかよく分からないけど、すごく心強いよ。」
- エルナディータ
- 「ラディウスを倒して、王国と帝国が仲良くできる世界にしますわよ!」
- ファラ
- 「うん、エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「わたくし達ふたりで、帝国をポポイのポイですわ!」
第16話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「らん♪ らん♪ らん♪ らん♪ らん♪ ららん♪」
- ファラ
- 「うれしそうね、エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「うれしいに決まってますわ!
最終決戦に見事に勝利して、、戦争が終わったんですもの!
それに、わたくしはこうやって戻ってくることができました。
わたくしの故郷である、この帝都へと。
これもみんな、ファラさんのおかげですわ!
感謝感激!雨あられですわ!」 - ファラ
- 「エルナディータさんやみんなの助けがあったからだよ。」
- エルナディータ
- 「でも、たったひとつだけうれしくない事がありますの。」
- ファラ
- 「え、何?」
- エルナディータ
- 「大切な親友と、別れなくちゃならないって事ですわ。
ファラさん、あなたと。」 - ファラ
- 「大丈夫だよ。これから帝国と王国は仲良くなるんだから。
いつでも好きな時に、私達は会えるんだから。」 - エルナディータ
- 「そーですわね!わたくし、王国にお泊りに行きますわ!
たくさんたくさん行きますわよ!」 - ファラ
- 「楽しみに待ってるよ。エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「あなたとお別れするのが、こんなに寂しいなんて。」
第17話
- ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「女神クラヴィスと対決。何だか、すごい事になりましたわね。
でも、わたくし、そんなに怖がってませんのよ。
だって、ファラさんがいますもの。
いざとなったら、女神ファーライトが助けてくれますわ。」 - ファラ
- 「そう・・・ね。」
- エルナディータ
- 「どーしたんですの?何だか元気がないですわよ。」
- ファラ
- 「うん、ちょっと不安になっちゃってて。
もし、女神ファーライトの魂が目覚めたら、私はどうなるのかな?
私、ファラの心は消えちゃうのかなってそう思って。」 - エルナディータ
- 「!!!」
- ファラ
- 「でも、ルーンハイムの危機だもんね。そんな事を気にしてても仕方ないわ。」
- エルナディータ
- 「だ、大問題ですわ!!!
ルーンハイムが救われても、ファラさんの心が消えてしまったら・・・。
そんなのは、負け戦ですわ!!!」 - ファラ
- 「エルナディータさん。」
- エルナディータ
- 「分かりました。わたくし、反省いたします。
女神クラヴィスは、わたくし達の力だけで倒しますわ!
女神ファーライトなんて出る幕ありませんわよ!
ですから、ですからファラさん。いなくなってはダメですわよ。
絶対絶対絶対一緒にルーンハイムに戻ってくるのですわ!」 - ファラ
- 「分かったわ、エルナディータさん。
一緒に戻ってきましょう、ルーンハイムに。」 - エルナディータ
- 「いなくなったりしたら、許しませんわよ。」
エンディング
- エルナディータ
- 「ファラさん!何をしてますの?
もう議会が始まる時間ですわよ!早く、議会室へ!」 - ファラ
- 「あれ、でもエルナディータさん。議会は明日だったんじゃ。」
- エルナディータ
- 「あ・・・あーーー!!!そーでしたわ!わたくしの勘違いでしたわ!
ファラさんのお手伝いをしようと、こうやって帝国に残ってますのに・・・。
こんなに失敗ばかりでは、意味ないですわね。」 - ファラ
- 「そんな事ないよ、エルナディータさん。
近くに、あなたがいてくれて私ものすごく心強いんだよ。」 - エルナディータ
- 「まあ、ホントですの?」
- ファラ
- 「うん、できる事ならずっと王国にいて欲しいもの。
でも、さすがにそれはムリだよね。
だって、エルナディータさんはいずれ、皇帝夫人になっちゃうんだから。」 - エルナディータ
- 「確かにそうですけど、でもまだまだ先の話ですわよ。
それまでは、ずっとファラさんと一緒にいますわ。
それに、もしファラさんもディラン様のことをお好きでしたら・・・。
わたくし、身を引こうと思ってますの。
だって、ファラさんにはかないませんもの。」 - ファラ
- 「そんな事ないよ、私こそエルナディータさんにはかなわないよ。」
- エルナディータ
- 「いいえ、わたくしがかないませんのよ!!!」
- ファラ
- 「ううん、私がかなわいんだよ!!!」
- エルナディータ
- 「うふふふ。」
- ファラ
- 「ふふふ。」
- エルナディータ
- 「どっちがかなわないのか、この問題はいずれ決着をつけましょう。
わたくし、負けませんわよ。」 - ファラ
- 「私だって、負けないんだからね。」
- エルナディータ
- 「ファラさんはわたくしの最高のライバルで、最高の親友ですわ。」
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