藍空れぃん。様
第16話 相談イベント
第18話 はばたき、空へと突き抜けて
- ミルリーフ
- 「おかえりっ、ママ♪」
- フェア
- 「ミルリーフ・・・もしかして、わたし起こしちゃった?」
- ミルリーフ
- 「そうじゃないよ たくさん寝たから目が覚めちゃった
退屈だったから窓の外を見てたの そしたら・・・」 - フェア
- 「わたしが出かけるのを見つけたってワケね」
- ミルリーフ
- 「えへへっ♪
ねえねえ、ママ ミルリーフとお話しようよ?
・・・ダメ?」 - フェア
- 「いいよ、つきあったげる
無理にベッドに入って眠れずにいるよりも気がまぎれるしね」 - ミルリーフ
- 「やったぁ♪」
- フェア
- 「はい、どうぞ」
- ミルリーフ
- 「いいにおい・・・これ、チョコだよね?」
- フェア
- 「うん、特製のホットチョコ
なんだかんだいってまだ、あなた疲れてるんじゃないの?
甘いもので栄養補給しておかなきゃね」 - ミルリーフ
- 「とってもおいしいよ♪ あ、でも・・・」
- フェア
- 「ん?」
- ミルリーフ
- 「うう、太っちゃったらどうしよう・・・」
- フェア
- 「ぷ・・・っ、くくっ ぷくくく・・・っ!」
- ミルリーフ
- 「あーっ、ひどいよぉ! 笑うなんて!?」
- フェア
- 「え~、だって甘いものが大好きだったあなたが
いきなりそんなこと言い出したから」 - ミルリーフ
- 「ミルリーフはもう、立派な大人になったんだもん!
自己管理しなくちゃ後で困るのは自分なんですからね
ママだって他人ごとじゃないんだよ?」 - フェア
- 「うぐ・・・っ わ、笑えないかも
まあ、せっかく作ったんだからさ飲みなさい」 - ミルリーフ
- 「ママがそう言うなら飲むけど・・・
・・・おいしーっ♪」 - フェア
- 「まったく・・・
でも・・・思えば、いろいろとあったよね
流れ星になって落ちてきたあなたを拾った時から、まだ
ふた月くらいしか経っていないのに」 - ミルリーフ
- 「そっか・・・まだ、それだけしか経ってないんだね
もう何年も、ママと暮らしているような気がしてるのにね」 - フェア
- 「密度の濃い毎日だったから・・・」
- ミルリーフ
- 「ねえ、おぼえてる? みんなで、湖までお出かけしたこと」
- フェア
- 「うん、おぼえてる
アルバのための魚をとりに、ルトマ湖に行ったのよね」 - ミルリーフ
- 「戦ってる時以外でみんなで出かけたの初めてだったから
うれしかったなあ」 - フェア
- 「まあ、結局のところ戦っちゃったんだけど」
- 第7話の夜会話でミルリーフを選択した場合?
- ミルリーフ
- 「うん・・・
だけど、あの時約束したよね?
戦いが終わったらもう一度、みんなでお出かけしようって」 - フェア
- 「うん、そういえば約束してたよね」
- 第7話の夜会話でミルリーフを選択していない場合?
- ミルリーフ
- 「戦いが終わったら また、みんなでお出かけしたいなって」
- ミルリーフ
- 「ミルリーフ ずっと、楽しみにしてたけど・・・
守護竜になるんだもの 多分、もうお出かけはできないね・・・」
- 第7話の夜会話でミルリーフを選択した場合?
- フェア
- 「あ・・・」
- 第7話の夜会話でミルリーフを選択していない場合?
- フェア
- 「・・・・・・」
- ミルリーフ
- 「いいの、それでも
代わりに、楽しい思い出をたくさんもらったもの」 - フェア
- 「ミルリーフ・・・」
- ミルリーフ
- 「ありがとう・・・フェア
ママたちと一緒に暮らしたこと、絶対忘れないからね
甘えんぼだったミルリーフが至竜になれたのも
ママたちが、いつも優しく見守っていてくれたからだよ
ママのおかげでミルリーフは大人になれたの」 - フェア
- 「違うよ・・・それはお互いさま」
- ミルリーフ
- 「え?」
- フェア
- 「あなたと出会えたからわたしも強くなれた
気づかなかったことに気づいたり、知らないことを知ったりして
昔のわたしよりは少しはマシなわたしになれたって思ってる
ありがとう・・・」 - ミルリーフ
- 「フェア・・・」
- フェア
- 「困って泣きそうになったら、いつでもわたしを呼びなさい
どこにいようと必ずすっ飛んでいって駆けつけるんだから」 - ミルリーフ
- 「でも・・・っ」
- フェア
- 「遠慮しちゃダメよ? あなたは、わたしの娘なんだから
いつだって、ママはミルリーフの味方なんだから」 - ミルリーフ
- 「うん・・・っ」
- (ミルリーフ)
ありがとう・・・フェア
世界中で一番・・・大好きだよ・・・
エンディング
- ルシアン
- 「ありがとうございます また、お越しください」
- フェア
- 「ギネマ鳥のオムレツにソレルクの甘辛煮込みあがったよ!」
- リシェル
- 「はいはい、了解! お次は海賊風焼き飯ふたつ、よろしく!」
- ミルリーフ
- 「果物畑のパンケーキ 盛り付けできたよ」
- フェア
- 「上出来、上出来 仕上げもできる?」
- ミルリーフ
- 「クリームとチョコを半分ずつに、ナッツを散らすんだったよね
まかせてっ♪」 - フェア&リシェル
- 「つ・・・っ つかれたあぁ・・・っ」
- ルシアン
- 「二人とも、ほんとにおつかれさま」
- フェア
- 「うん、ルシアンもおつかれさま
ミルリーフもね?」 - ミルリーフ
- 「えへへっ♪」
- リシェル
- 「にしても、最近のお昼時って、戦場そのものよねえ
ちょっと前まではお客が列を作るなんてありえなかったもん」 - ルシアン
- 「それはそうだよ! なんたって、今のフェアさんは
「ミュランスの星」が認めた、帝国最年少の有名料理人だもの
噂を聞いて、遠くから食べに来る人たちもいるくらいなんだよ」 - リシェル
- 「有名料理人ねぇ・・・」
- フェア
- 「そんなのは、他人が勝手に騒いでるだけよ
わたしはただ、ずっとこの町でおいしい料理を作り続けて
もっと、みんなに喜んでもらいたいだけ それだけでいいの」 - ミルリーフ
- 「それじゃ、ぐるめのオジサンとの約束はどうするの?
本格的に料理の修行にきなさいって、手紙で誘われてるでしょ?」 - フェア
- 「うん、悪いけどもうしばらく、待ってもらうつもり
あの騒ぎで壊れた町を元どおりにするために働いてる人たちに
おいしいゴハン食べてもっと、がんばってもらいたいからね」 - ミルリーフ
- 「そっか・・・」
- フェア
- 「まあ、とにかく今はひと休みにしましょ
夜になったら、また大忙しなんだから」 - リシェル&ルシアン
- 「はーい・・・」
- ミルリーフ
- 「風が気持ちいいね、ママ」
- フェア
- 「ええ、こうやって草のニオイのする風に吹かれてるだけで
たまっていた疲れも吹っ飛ぶ気がするよ
ホントなら、日がな一日こうしていたいくらいだけどね」 - ミルリーフ
- 「だったら、お店をお休みにすればいいのに
ママ、ちょっとがんばりすぎだよ?」 - フェア
- 「まあ、たしかにそうなんだけどね
わたしの料理のために遠くからやって来るお客さんたちを
がっかりさせたくないじゃない
だから、当分の間はなるだけ休みなしでがんばりたいの」 - ミルリーフ
- 「つまんない・・・お仕事ばっかり・・・」
- フェア
- 「そう言わないで ちゃんと、わたしも考えてるんだから」
- ミルリーフ
- 「え?」
- フェア
- 「お客さんの入りがもう少し落ち着いてきたらね
がんばったぶん長めに休みをとるつもりでいるの」 - ミルリーフ
- 「ホントに!?」
- フェア
- 「たまには、こっちから「隠れ里」をたずねていってもみたいし
帝都にも足を伸ばして料理の本とか道具とか見て回りたいの
ミュランスさんにも新作料理、食べてもらわないとね?」 - ミルリーフ
- 「つれてって・・・くれるんだよね?」
- フェア
- 「もちろんよ!」
- ミルリーフ
- 「やったぁーっ♪」
- フェア
- 「そのためにもしっかり稼いでおかなくちゃね
お手伝いのほう よろしく頼むわよ?」 - ミルリーフ
- 「うんっ♪」
- テイラー
- 「おい、本当に最後まで顔も見せずに行くつもりなのか?」
- ケンタロウ
- 「ああ、親がなくとも子は育つ、ってな
アイツも、想像以上にいっちょまえに育ってやがったからなあ
オレ様がいなくたってなにも問題はねーさ」 - テイラー
- 「だが、いくらなんでも薄情すぎやしないか?
次はいつ、戻ってこられるかも知れんというのに・・・」 - ケンタロウ
- 「約束がよ、いまだに守れてねーんだよなあ
エリカの病気を治して 家族みんな、揃って一緒に暮らしていく
その方法を見つけるまでは、オレ様は帰れねえんだわ」 - テイラー
- 「だが・・・」
- ケンタロウ
- 「バカとかクソとかロクデナシってのは慣れちまったけどよ
ウソつき、って呼ばれるのだけはカンベンだからな」 - テイラー
- 「そうか・・・」
- ケンタロウ
- 「つーわけだからよ 悪いが、もうすこし世話を頼むわな」
- テイラー
- 「ふん、言われずともわかっておるわ
あの人の居場所は二度と、誰にも荒らさせはせんよ
だから、とっとと約束を果たして戻ってこい!!」 - ケンタロウ
- 「おうよッ!」
- フェア
- 「ふわあぁぁ・・・っ
あんまり気持ちいいから、眠くなってきちゃった・・・」 - ミルリーフ
- 「お昼寝したら? ちゃんと、起こしてあげるから」
- フェア
- 「じゃ、悪いけどお願いね・・・」
- ミルリーフ
- 「・・・・・・」
- でもね・・・時々、考えるの・・・
あの時、この場所でママと出会わなかったら
わたしは、いったいどうなってたのかな、って
なにもできずに、捕まって泣いていたのかな?
それとも、涼しげな顔して守護竜になってたのかな?
でも、どっちになってもきっと、今みたいに
毎日、楽しい笑顔じゃいられなかったと思う
それだけは、わかるの
ただの偶然だってママは、言うけどね
わたしは、そのおかげで笑っていられるんだよ?
すごく、幸せなんだよ?
ありがとう・・・わたしを、育ててくれて
ありがとう・・・わたしに、生命をくれて
大事に、大事に・・・生きていくからね・・・ - -鐘の音-
- フェア&ミルリーフ
- 「・・・っ!?」
- フェア
- 「もしかして・・・寝過ごし、た???」
- ミルリーフ
- 「う、うん・・・」
- フェア
- 「あわわわわわわっ!? ま、マズいかも・・・
全速力で戻るわよ! ミルリーフっ!!」 - ミルリーフ
- 「うん!」
- 世界で1番、ママが好きっ♪
だからお願い、もうしばらくだけ、甘えんぼのわたしでいさせてね?
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