【夜会話】ミント(フェアVer.)

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不断様/凪愛クロウ様

第3話 ドキドキ、はじめての御使い

ミント
「リビエルちゃんの話が本当だとすると
私たちが敵に回してる相手は、相当の力をもっているみたいね
竜を倒すなんてこと 普通に考えたらできっこないもの」
フェア
「だよね・・・
実際、あそこで「教授」が調子を崩さなかったら
危なかったなって思う」
ミント
「戦うために召喚術を使うのは、あんまり好きじゃないけど
私もできる限りがんばってみるよ」
フェア
「ごめんね、迷惑かけて」
ミント
「いいんだよ 私だって、みんなを守りたいもの
だから戦うの、貴方たちが正しいと思うことを貫くように
私もそうするだけ だから、気にしないで」
フェア
「うん・・・」
ありがとね・・・ ミントお姉ちゃん

第4話 素敵な若さま、大暴走!

ミント
「はあ・・・」
フェア
「珍しいね ミントお姉ちゃんがため息つくなんて」
ミント
「もぉ、私だってそういう気分の時があるんです!」
フェア
「あはは、ごめんごめん
でも、どうしてそんな気分なの?」
ミント
「あの子の言ってたことが引っかかってるの
私、召喚師だから余計にね・・・」
フェア
「あ・・・」
ミント
「召喚術の行使の際に交わされる誓約には拒否権なんてない
召喚に逆らうことができても喚ばれてしまったら
術者の言うことに従うしかないのよ
たしかに、呼ばれる相手の都合や気持ち 考えてないよね」
フェア
「うーん・・・ でも、お姉ちゃんに限っては
そんなに深刻に考える必要なんてないと思うけどな」
ミント
「どうして?」
フェア
「だって、ほら・・・」
オヤカタ
「ムキュウゥゥ・・・」
ミント
「オヤカタ・・・ あなた・・・」
フェア
「オヤカタはちゃんとお姉ちゃんのこと心配してくれてる
イヤイヤだったらこんなことしないよ」
オヤカタ
「ムイッ! ムイッ!」
ミント
「うん・・・ そうだね・・・」
召喚獣の気持ちだっていろいろあるんだよ きっと・・・

第5話 今はもう、戻れない場所

ミント
「あの時、獣皇の怒りを鎮めた笛の音色って
どこから聴こえてきたのかしらね」
フェア
「近くに隠れていた仲間の仕業じゃないのかな?」
ミント
「だとしたら、戦いに加わっていないのは不自然じゃない?
私たちが駆けつける前に、目的だって果せただろうし」
フェア
「たしかに・・・」
ミント
「もっと遠くのほうから ううん、距離とかじゃなくって・・・
こことは違う世界からあの笛は聴こえてきた そんな気がしてるの
なにも確証はないんだけどね」
フェア
「こことは違う世界、か
たしかに、あの笛はそう思えるぐらいにキレイな音色だった
(それに、どことなく悲しげで・・・)」
ミント
「あれを奏でていた人も私たちの敵の一人だというなら・・・
なんだか、せつないね」
フェア
「うん・・・」
でも、そうだとしても 向きあえば、戦うしかないんだよね・・・

第6話 疑惑と不審の、黒いヤツ

フェア
「あの人たちが出発する時、色々と話をしてたみたいだけど
もしかして知り合いだったの?」
ミント
「ううん、私も会ったのは初めてだよ
ただ、先輩からあの二人については聞いていたから」
フェア
「ああ、前に遊びにきてた、超辛党のお姉さんのこと?」
ミント
「そう、ミモザ先輩
「傀儡戦争」の時に先輩とあの二人は戦ったことがあるの」
フェア
「ええっ!?」
ミント
「悪魔にだまされていた彼らは、戦争の発端を作ってしまったけど
真実に気づいてからは必死で戦いを終わらせようとしたんだって」
フェア
「レンドラーが言ってたのは、その戦争のことだったんだ・・・」
ミント
「そして今は、ああして「自由騎士」となって
とり戻した平和を守っていこうとしてる
つぐないの気持ちもあるんだろうけど
そういうつらい過去と正面から向き合って生きていくのは
きっと、すごく勇気のいることだろうなって そう思ったよ」
フェア
「うん、そうだね・・・」
あの二人の強さってそういう勇気も含めたものなのかもね・・・

第7話 お魚たずねて、秘密基地

フェア
「魚が手に入ったからわたしは別に構わないんだけど・・・
凍った湖、溶けるまでほっといてもいいの?
「蒼の派閥」とかに報告したら、なんとかなるんじゃないかな」
ミント
「うん、たしかにそうかもしれないね
でも、報告はしないほうがいいかもって私は思っているの」
フェア
「どうして?」
ミント
「あそこの機械設備はどれをとっても貴重なものだわ
特に、人工的な方法でサモナイト石を精製するなんてことは
今まで、誰一人として成功していないもの」
フェア
「だったら、なおさら報告して研究するべきなんじゃ・・・」
ミント
「そしたら、きっと大騒ぎになるよ?」
フェア
「!」
ミント
「コーラルちゃんと同じで、あの設備も価値がありすぎるの
秘密を手に入れた者が世界のありようさえも変えてしまうくらい
素晴らしいけれど とても、恐ろしい力」
フェア
「・・・・・・」
ミント
「だから、このことは私だけの胸の内にしまっておきたいの
今ならまだ、湖の件は異常気象のせいとかにしてしまえるし」
フェア
「そっか・・・」
ミント
「世界の真理を探求する「蒼の派閥」としてはダメダメだけどね?」
フェア
「そんなことないよ!」
それに、そのほうがお姉ちゃんらしいってわたしは思うな・・・

第8話 流れ三味線、はぐれ弾き

ミント
「本当に、みんなが無事でよかったよ」
フェア
「一歩間違ってたら、とんでもないことになってたよね・・・
お姉ちゃんたちは最初から、こうなるかもしれないこと
わかってたんでしょ?
わたしたちが竜の子をかばい続けていけばいつかは、きっと
敵が、ああいう卑怯な攻め方をしてくるってことを・・・」
ミント
「気づいてなかったっていったら、ウソになっちゃうけどね
でも、それでも私は貴方たちの気持ちを大切にしたかったの」
フェア
「どうして?」
ミント
「まっすぐだったから
大人の理屈でそれを曲げたくなかったの
すくなくとも貴方たちがきちんと納得できるまでは
助けて、見守ってあげたかったんだ」
フェア
「お姉ちゃん・・・」
ミント
「どうする?
ここで納得して、大人に任せることに決めちゃったって
誰も、貴方たちのこと責めないと思うよ?」
フェア
「・・・・・・
ごめんなさい・・・ 迷惑かけっちゃてるのわかってるけど
でも・・・」
ミント
「もう、そんなすまなさそうな顔なんてしないの!
私たちは、最初に決めているんだもの
貴方たちが納得するまで、お手伝いをしながら見守っていくってね
だから、胸をはってがんばればいいんだよ」
フェア
「うん・・・」
ありがとう・・・ミントお姉ちゃん・・・

第10話 想い、途切れることはなく

フェア
「ポムニットさんにあんな秘密があったなんて・・・」
ミント
「フェアちゃんはやっぱり、驚いた?」
フェア
「そりゃ驚いたよ いきなりだったし
ミントお姉ちゃんは驚かなかったの?」
ミント
「驚いたけど・・・ でも、気にすることじゃないかなって
そう思ってるよ」
フェア
「そうなんだ・・・」
ミント
「誰にだって、他人に言えない秘密はあるよ
大切な人だったら全てを打ち明けられる それも本当だけどね
逆に、大切な人だから絶対に知られたくない事だってあるの
秘密を明かしたせいで 大切な人を失うなんて つらいもの・・・」
フェア
「うーん、わたしにはよくわかんないなぁ」
ミント
「貴方は、自分の気持ちを素直に口にするほうだものね」
フェア
「それって、つまり わたしが単純だってこと???」
ミント
「ううん、違うよ とても勇気があるっていうことなんだよ
ちょっとだけ うらやましいな」
フェア
「ミントお姉ちゃんにも言えない秘密ってあったりするの?」
ミント
「うーん、それも秘密のひとつだから教えてあげない♪」
フェア
「むむ・・・」
ミント
「それはともかく
ポムニットさんも それに御使いの人たちの隠し事も
そういう気持ちから秘密にしてきたことだって私は思うの
だから・・・」
フェア
「わかってるよ 薄情だなんて怒らないから」
ミント
「うんうん♪」
悪気があったんじゃないんだしね・・・

第13話 思い願うこと、貫くこと

フェア
「グランバルドが自爆しようとしたと時に
先生、わたしたちに逃げろって言ってくれたよね」
ミント
「うん・・・」
フェア
「あの時、はっきりわかったんだ
口では復讐のことばかり言ってるけどセクター先生は
それだけに心が囚われてるんじゃないってことが
だって、本当に復讐を第一に考えているんだったら
わたしたちを気づかうより、自分が安全に脱出する方法を
真っ先に考えてたはずだもん」
ミント
「うん、そうだね わたしもそう思うよ」
フェア
「不意をつくためにわたしたちを囮にしたっていうのもさ
たしかに、それ自体 目的のひとつだったかもしれないけど
もしかしたら、敵の動向を知らせようとしたのかも・・・
そんな気がしてるの
甘い考えなのかも知れないけど」
ミント
「・・・・・・」
フェア
「でも、だとしたらなんで、ああまでしてムキになるのかな
果たさなくてもいい復讐なら、やめちゃうことだって・・・」
ミント
「多分、やめることができないんだよ」
フェア
「え?」
ミント
「あの人は、復讐を遂げることそのものが目的なんじゃなくて
それを果たそうとする行為自体にすがって生きようとしている
そんなふうに私には感じられるの」
フェア
「なによ、それ? よくわかんないよ?」
ミント
「セクターさん さっき言ってたよね
じきに、自分の機能は停止する──死んでしまうんだ、って
私だったら、多分 それを知っただけで耐えられないよ
こわくてたまらなくておかしくなっちゃうかもしれない
だって、回避不能な死の宣告なんだよ?」
フェア
「・・・・・・」
ミント
「すがりつくものが必要だったのかもしれない・・・
あの人は、それを復讐に求めたんだと私は思うの
激しい憎しみを燃やすことで、からっぽになりかけた心を
奮いたたせてかろうじて、立っているんだと思う」
フェア
「けど、それじゃあ復讐を果たした後はどうなっちゃうの?
燃やしつくして憎しみまでからっぽになっちゃったら
先生は、いったいどうなるのよ!?」
ミント
「・・・っ」
フェア
「冗談じゃないよ!? そんなこと、絶対にさせるもんですか!」
ミント
「じゃあ、私たちになにがしてあげられるっていうの!?
あの人のためにできることが残っているというの!?」
フェア
「お姉ちゃん・・・」
ミント
「残ってないよ・・・っ なんにも・・・っ
どうがんばったって 死に、逆らうことはできない・・・
死んだら、なんにも残らないよ・・・っ」
フェア
「そんなことないっ!!
死んでしまっても残るものはあるよ
大切な人と一緒に過ごした思い出は残りつづける・・・
わたしは、ちゃんとそのことを知っているんだもん!!」
ミント
「フェアちゃん・・・」
フェア
「死に逆らうことは無理なのかもしれない だけど・・・
それでも、わたしは最後まであきらめたりしたくないよ!
だって、あきらめたらホントに、どうにもならなくなっちゃう
みっともなくても格好悪いって、他人に笑われても・・・
最後の最後まであきらめないよ!
できることは、まだあるって信じてる! だから・・・
あきらめないで ミントお姉ちゃん!
わたしはあきらめない だって・・・
先生を助けてあげられるのは、わたしたちだけなんだもの!」
ミント
「!」
フェア
「からっぽになんかさせない・・・ 憎しみなんかに
すがらなくても生きていたいって思える気持ちを
わたしたちで、先生に与えてあげようよ!」
ミント
「フェアちゃん、あなたは・・・」
フェア
「あきらめないでよ お姉ちゃんがわたしを信じてくれるなら
それを支えにしてわたしも、最後までがんばれるから!
お願いだから・・・」
ミント
「フェアちゃん・・・
わかった・・・約束するよ・・・」
きっと、まだ方法はあるはずだよ! きっと・・・

第14話 来訪者たち、彼方より

ミント
「「響界種」というのは召喚師たちが、便宜上つけた呼び方なの
正直、あんまりいい意味では使われていない言葉だね」
フェア
「うん、いかにも記号みたいでイヤな響きだもん
でも、どうしてそういう扱いをされちゃうの?」
ミント
「こういう話はあんまりしたくないんだけどね
召喚師たちの大半は召喚獣を、便利な道具みたいに思ってるの
同じ命をもつ生き物だってことを、忘れてしまっているのよ」
フェア
「アロエリたちもたしか、そんなこと言ってたっけ・・・」
ミント
「使役する側の人間は使役される側の召喚獣よりも偉い
そう考える人たちには召喚獣と人間が、愛を育むことが・・・」
フェア
「許せない、ってワケね」
ミント
「それと、もうひとつ
異なる世界の両親から命を授かった彼らには 不思議な力があるの
親の力をそのまま受け継いだり、それ以上のものを得たり
あまりに力が強すぎて制御ができなくなってしまうことも・・・」
フェア
「それって、無茶苦茶大変じゃない!?」
ミント
「ええ、そのせいで「響界種」はみんなに恐れられてしまうの
こわいから遠ざけるし近付いてきたら、すぐ追い払おうとする
能力ちからが暴走するなんて簡単には起きないことなのにね・・・」
フェア
「ポムニットさんが半魔だっていうことを必死に隠してたのも
そういう理由のせいだったんだ・・・」
ひどい話だよね・・・ わざとそうしてるワケじゃないのに・・・

第16話 相談イベント

第16話 相談イベントに掲載

第18話 はばたき、空へと突き抜けて

ミント
「はい、お待たせ ごめんね、着替えで待たせちゃって」
フェア
「こっちこそごめんなさい
こんな時間にいきなりおしかけちゃって」
ミント
「うーん・・・まあ、場合が場合だし仕方ないかな」
フェア
「うん、ありがとう」
ミント
「でも、ちょっとだけ意外だったなあ
フェアちゃんが不安で眠れなくなっていたなんて・・・」
フェア
「恥ずかしくて他のみんなには言えなくて
それで・・・」
ミント
「私のところに薬草茶をもらいにきたんだね」
フェア
「お姉ちゃんから、前に話を聞いてたから」
ミント
「うん、よく効くわよぉ 短い時間でも疲れが吹き飛んじゃうもの
今、入れてあげるから座って待っていてね」
フェア
「うん・・・」
フェア
「あのね・・・ずっと気になってたんだけど・・・」
ミント
「なぁに?」
フェア
「先生とはあれからどうなったの???」
ミント
「うわぁ!!」
(ドンガラガッシャーン)
フェア
「だ、だいじょうぶ!?」
ミント
「へ、へーき、へーきっ ちょっと鼻をぶつけただけだから・・・っ」
フェア
「(ぶつけた、って・・・いったい、向こうでなにが???)」
ミント
「はい、どうぞ」
フェア
「ありがとう」
ミント
「うーん、やっぱりこのお茶の香りは安らぐよねえ」
フェア
「・・・・・・」
ミント
「もぉ・・・どうして、そんなに聞きたがるかなあ」
フェア
「だって、二人ともそれらしいそぶりを見せないんだもん」
ミント
「それはね・・・
つまり、そういう関係にはなってない そういうことだよ」
フェア
「ウソッ!? だって先生も、お姉ちゃんのことが好きで・・・
あ・・・っ」
ミント
「うん・・・知ってるよ・・・
おぼろげな記憶だけど あの時の話、ちゃんと聞こえていたから」
フェア
「そうだったんだ・・・
ゴメンね、興味本位で聞いちゃって・・・」
ミント
「ううん、気にしないで 誰かに聞いてほしい気持ちもあったから
フェアちゃんに話せて、ちょっとだけ胸がすっきりしたよ」
フェア
「なら、いいけど・・・」
ミント
「だけど、こういう話ができるのって、すこしうれしい気もするな」
フェア
「え?」
ミント
「仲のいい姉妹って感じがするもの♪」
フェア
「うん、そうかも♪」
ミント
「私にはね、故郷に弟や妹がいたの
年頃も、ちょうど君やリシェルちゃんたちと同じくらいの」
フェア
「へえ・・・」
ミント
「任務でこっちに来てからは、もうずっと里帰りしてないから
今では、すっかり大きくなっちゃっているんだろうけど
私の思い出の中では弟も妹も、別れた時のままの姿なの・・・
だからかな、私は時々貴方たちに、弟たちの面影を重ねちゃうの
お姉ちゃんって呼んでくれるのがすごくうれしいの」
フェア
「あはは・・・」
ミント
「身代わりなんかじゃなくて、あなたたちは本当の家族と同じ
だから、安心してね あなたたちの事は
お姉ちゃんが、絶対に守ってあげるからね?」
フェア
「うん、わたしもお姉ちゃんのこと守ってみせるから!」
ミント
「ありがとう」
フェア
「ふぁ、あ・・・っ」
ミント
「お茶の効き目がでてきたみたいね
無理せず、このまま泊まっていきなさい
朝になったらちゃんと起こしてあげるから」
フェア
「うん、そうするよ
おやすみなさい ミントお姉ちゃん」
ミント
「おやすみなさい フェアちゃん」

エンディング

ルシアン
「ありがとうございます また、お越しください」
フェア
「ギネマ鳥のオムレツにソレルクの甘辛煮込み あがったよ!」
リシェル
「はいはい、了解! お次は海賊風焼き飯ふたつ、よろしく!」
フェア&リシェル
「つ・・・っ つかれたあぁ・・・っ」
ルシアン
「二人とも、ほんとにおつかれさま」
フェア
「うん、ルシアンもおつかれさま」
リシェル
「にしても、最近のお昼時って、戦場そのものよねえ
ちょっと前まではお客が列を作るなんてありえなかったもん」
ルシアン
「それはそうだよ! なんたって、今のフェアさんは
「ミュランスの星」が認めた、帝国最年少の有名料理人だもの
噂を聞いて、遠くから食べに来る人たちもいるくらいなんだよ」
リシェル
「有名料理人ねぇ・・・」
フェア
「そんなのは、他人が勝手に騒いでるだけよ
わたしはただ、ずっとこの町でおいしい料理を作り続けて
もっと、みんなに喜んでもらいたいだけ それだけでいいの
まあ、とにかく今はひと休みにしましょ
夜になったら、また大忙しなんだから」
リシェル&ルシアン
「はーい・・・」
(コンコン!)
ミント
「はぁーい、どうぞ?」
(ガチャッ!)
フェア
「ミントお姉ちゃん ちょっといいかな」
ミント
「あれれ、どうしたの?フェアちゃん」
フェア
「それがね 思ったよりも客足がよかったせいで
野菜が足りなくなっちゃって・・・都合、つくかな?」
ミント
「うーん、ご希望どおり用意できるかどうかは畑と相談しないとね
とりあえず、一緒に見て回ってくれる?」
フェア
「うん、わかった」
オヤカタ
「ムイムイっ♪」
フェア
「あはは、オヤカタ 今日も畑の見回りご苦労さま」
ミント
「オヤカタ、悪いけど土の中のお野菜の具合 見てきてくれる?」
オヤカタ
「ムイッ!」
ミント
「だけど、お店のほう 本当にすごい評判みたいだねえ
昔と比べたら倍近く仕入れてもらってるのに、これだもの」
フェア
「本当なら、余った野菜を安く売ってもらう約束なのに
今じゃ、すっかり専属の野菜畑みたくなっちゃったもんね
・・・ゴメンね?」
ミント
「気にしなくていいよ これはこれで、結構楽しいしね
私の畑でとれる野菜を食べて、喜んでる人がたくさんいてくれる
そう思うとね、研究のほうにも、ぐっとやる気がでてくるの」
フェア
「そっか・・・」
オヤカタ
「・・・ムイムイッ!」
ミント
「ふむふむ、どうやらなんとかなりそうね」
フェア
「よかったあ・・・」
ミント
「収穫が終わったら薬草茶で、ひと息入れていきなさいね
目の下、クマができかけてるよ?」
フェア
「えぇ~っ!? ウソぉ・・・っ!?」
ミント
「女の子なんだからそういうことにも気を配らないと
手入れの仕方 教えてあげる」
フェア
「うう・・・っ お願いします」
テイラー
「おい、本当に最後まで顔も見せずに行くつもりなのか?」
ケンタロウ
「ああ、親がなくとも子は育つ、ってな
アイツも、想像以上にいっちょまえに育ってやがったからなあ
オレ様がいなくたってなにも問題はねーさ」
テイラー
「だが、いくらなんでも薄情すぎやしないか?
次はいつ、戻ってこられるかも知れんというのに・・・」
ケンタロウ
「約束がよ、いまだに守れてねーんだよなあ
エリカの病気を治して家族みんな、揃って一緒に暮らしていく
その方法を見つけるまでは、オレ様は帰れねえんだわ」
テイラー
「だが・・・」
ケンタロウ
「バカとかクソとかロクデナシってのは慣れちまったけどよ
ウソつき、って呼ばれるのだけはカンベンだからな」
テイラー
「そうか・・・」
ケンタロウ
「つーわけだからよ 悪いが、もうすこし世話を頼むわな」
テイラー
「ふん、言われずともわかっておるわ
あの人の居場所は二度と、誰にも荒らさせはせんよ
だから、とっとと約束を果たして戻ってこい!!」
ケンタロウ
「おうよッ!」
ミント
「そうそう、この前テイラーさんが家にやってきたんだよ」
フェア
「オーナーが!?」
ミント
「子供たちの面倒をいつも見てもらってるお礼にって
この借家を、正式な私の持ち家にしてくれるんだって」
フェア
「よかったじゃない!」
ミント
「もっと畑を大きくすることが、条件のひとつだけどね」
フェア
「あはは・・・」
ミント
「どうしようかなって思ってるんだよね
ほら、一応は私 派閥から派遣されてきてる立場だから
ここに家を持つってことは、定住するってことになるだろうし
それなりの覚悟がいるって思うんだよね」
フェア
「そうだよね・・・」
ミント
「フェアちゃんはどう思う?」
フェア
「わたしとしてはお姉ちゃんががいないと困るし・・・
できれば、ずっとこの町にいてほしいけどさ・・・」
ミント
「・・・うんっ! それじゃ、やっぱりそうしちゃおう♪」
フェア
「ホントにいいの!? わたしの意見なんかで決めちゃって・・・」
ミント
「ほんとはね、もともと気持ちはそのつもりで傾いていたんだよ
ただ、ちょっぴり誰かに後押しをしてほしかったの」
フェア
「そっか・・・」
ミント
「フェアちゃんがそう言ってくれるならすごく心強いもの
だから、もし・・・なにか困ったことが起こっちゃった時は
真っ先に、貴方のこと頼ってもいいよね?」
フェア
「そんなの当然だよ ミントお姉ちゃんはわたしにとって
ホントのお姉ちゃんのようなものだもん
妹として、いつでも相談に乗っちゃうよ?」
ミント
「うふふっ、ありがとう フェアちゃん
さて、と・・・ そうと決まったらがんばらなくちゃね
早速、畑の拡張工事にとりかかるとしますか」
フェア
「じゃあ、次の休日にはには リシェルたちと一緒に手伝いにくるよ」
ミント
「うん、頼りにしてるよ」
ずっと、ずっとこの町で、大好きな貴方達と、いつも笑顔で暮らすことができたら幸せだよね

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